犬にくるみを食べさせても大丈夫?栄養素と効果、量の目安や中毒について

犬にくるみを食べさせても大丈夫?栄養素と効果、量の目安や中毒について

お気に入りに追加

犬って人間が食べているものを何でも欲しがりますよね。人間が食べて大丈夫なものでも、犬にとっては良くないものがあります。犬がくるみなどのナッツ類を食べて良いのでしょうか?犬がくるみをどれくらいの量を食べたら害になるのでしょうか?そして、くるみの他にも犬に「与えて大丈夫?」と迷う食べ物や、犬にとって危険な食べ物についても調べてみました。

13823view

犬にくるみを食べさせても大丈夫?

くるみ

犬にくるみを食べさせても大丈夫?答えは「ほんの少量であれば問題ない」です。

くるみには犬の健康にとって必要な、オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸が含まれています。これらは、犬の体内で作ることができないため、くるみなどの食べ物から接種するのが理想的な栄養素でもあります。

しかし、犬がくるみを大量に食べることで消化不良による体調不良や、中毒症状などを引き起こすなど、危険な状態に陥る可能性もありますので、与える量には十分に注意しなければなりません。

犬がクルミから摂取できる栄養素

くるみを持った人の手

不飽和脂肪酸

くるみには不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)の一種であるオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸が含まれています。これらは、体内で作ることができない必須脂肪酸でもありますが、特にオメガ3脂肪酸にはEPA、DHA、α-リノレン酸などの有効成分が含まれており、オメガ6脂肪酸に比べて不足しがちな栄養素でもあります。

オメガ3脂肪酸の成分の犬に対する効果は人に対する効果と同じであるということから、近年では犬用のオメガ3脂肪酸サプリメントなども販売されており、犬の健康にも様々な効果が期待されています。皮膚炎やがん予防、免疫力向上、認知症予防など、その効果は多岐にわたって期待されています。

脂質

くるみは非常に脂質が豊富な食材でもあります。脂質は、タンパク質、糖質と並んで3大栄養素とも呼ばれており、エネルギー源ともなる重要な栄養素です。脂質は摂りすぎることで肥満などの原因になることもありますが、不足すると皮膚の乾燥、被毛の艶がなくなるなどの症状が現れます。

ミネラル

くるみはミネラルも豊富に含んでいます。特にカリウム、リンなどが豊富に含まれており、これらは歯や骨の構成や腎臓の機能を高める効果が期待できるとされています。

犬にくるみを与えるときの量の目安

舌なめずりをするダックスフンド

犬にくるみを与えるときは、その量に注意しなければなりません。明確な目安量というものはないものの、1粒以上与えることは避けた方が無難です。

というのも、犬がくるみを摂取しすぎると炎症を促進したり、免疫反応が過剰になりすぎたりするなどの問題が引き起こされる可能性があります。また、くるみには油脂が多く含まれているので、少量食べただけでも犬にとってカロリーの取り過ぎになってしまうのです。例えば、2㎏の犬が一日に摂取する望ましいエネルギー量は、186kcalです。

煎ったくるみ一粒が10gで67kcalほどですから、チワワなどの小型犬はくるみを3粒食べただけで、一日の食事量を軽くオーバーしてしまうことになります。

くるみは人にとって美容やダイエットに良いと注目され、毎日食べる人も多い食品でもありますが、人間の場合でも下痢やアレルギーの悪化などを引き起こさないためには、一日の摂取量は7粒40gほどで良いとされています。

人間の1日の摂取カロリーの平均は1,800~2,200kcalですから、犬が摂取しても良いくるみの量は、ほんの少量だということがわかります。また、くるみに限らずいろいろな食品にもいえることですが、犬がくるみにアレルギーを持っていることもあります。食物アレルギーは幼犬に多いので、くるみなどを子犬に与えるときは特に注意しましょう。

犬にくるみを食べさせるときの与え方

砕いたくるみ

犬にくるみを食べさせるときに大切なのは「味付けされていないものを選ぶ」「細かく砕く」の2つです。人間用に味付けされているくるみは、塩分などが多く含まれているため、犬には与えないでください。

また、犬は食べ物を丸呑みする習性を持つため、くるみを一粒そのまま与えるのは避けましょう。くるみには食物繊維も豊富に含まれており、腸内で大きく膨らむ習性を持つため、消化不良を引き起こす可能性もあります。

犬にくるみを食べさせたいときは、生くるみや無添加の素焼きされたくるみなどを、細かく砕いて与えるのが安全ですね。食が細い小型犬の場合、くるみを食べることによって満腹感から主食を食べなくなる場合もあります。くるみには多くの栄養素が含まれているものの、主食には影響しないよう注意しましょう。

犬にくるみを与える際の注意点

注意の看板を持ったパグ

  • 犬の肥満を引き起こす可能性がある
  • 嘔吐や下痢、膵炎になる可能性がある
  • 塩分や糖分のとり過ぎになる
  • 消化不良で胃腸障害になる可能性がある
  • 腸などに詰まってしまうことがある

食べ過ぎ

前述した通り、犬にくるみを与えるときはその量に注意しましょう。

「ごくたまに、ごく少量」であれば問題ありませんが、日常的に過剰摂取すると様々な健康被害を引き起こす可能性もあります。

特にくるみはカロリーが高い食材ですので、肥満の原因になります。

アレルギー

人間同様、犬も食べ物によってアレルギーを発症することがあります。くるみがアレルゲンとなる可能性もありますので、アレルギー体質の犬には無理に食べさせる必要はありません。

また、犬に初めてくるみを食べさせるときは、ごく少量ずつ与え、体調に異変がないかをしっかり観察してください。

くるみの殻

くるみの殻は非常に固く、消化不良はもちろん腸閉塞などの原因にもなりかねないため、絶対に与えてはいけません。殻付きのくるみを購入した場合は、必ず丁寧に取り除いてから与えましょう。

加工品

私たち人間が食べるくるみパンやケーキ、くるみサラダなどの加工品を犬に与えるのは避けてください。実際に、愛犬にくるみパンを盗み食いされてしまった!と病院に駆け込んだ飼い主さんもいたようですので、盗み食いには十分に注意してくださいね。

犬がくるみ中毒になった場合の対処法

横になって獣医師の診察を受ける犬

くるみは犬にとって中毒性のある食材ではありません。そのため、生命に関わるような中毒症状を引き起こすことは考えにくいですが、不衛生に保管されたくるみや、消費期限を過ぎてカビなどが生えたくるみを食べることによって、神経症状を引き起こす可能性があるようです。

また、中毒症状ではないものの、犬がくるみを大量に摂取することで嘔吐や下痢などの症状が現れることもあります。そのため、犬がくるみを大量に盗み食いしてしまった場合などは、早急にかかりつけの獣医師に相談しましょう。

くるみ以外のナッツ類を犬に与えても大丈夫?

まな板の上のミックスナッツ

犬がくるみ以外のナッツ類を与えても大丈夫?

答えは「種類によって異なる」です。

一般的に販売されているナッツ類を確認していきましょう。

マカダミアナッツ

犬にマカダミアナッツを与えてはいけません。犬がマカダミアナッツを食べた際に、激しい嘔吐や下痢、元気消沈、後ろ足の麻痺症状などの中毒症状が報告されています。

マカダミアナッツそのものや、マカダミアナッツチョコレートはもちろん、マカダミアナッツが含まれたアイスクリームやお菓子類、マカダミアナッツオイルなどにも注意が必要です。

ピーナッツ

犬がピーナッツを食べることによって、中毒症状を引き起こすという報告はなく、無塩、無添加のピーナッツを少量与える程度であれば、特に問題はないようです。

ただ、ピーナッツはアレルゲンとなることも多いため、初めて与える際は慎重に少量ずつ与えてください。ピーナッツバターや人間用に加工されたピーナッツは、塩分や糖分が多すぎるため犬には与えないよう注意しましょう。

その他のナッツ類

カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、ピスタチオなどのナッツ類も、くるみ同様に中毒症状はないものの、大量に与えないことやアレルギーには十分に注意しましょう。

まとめ

食事中のノーフォークテリア

くるみには油脂分が多く、そのため犬にくるみを与えると嘔吐や下痢、胃腸障害などがおきる可能性があるようです。また、くるみ以外にも犬がたくさん食べない方が良い食べ物や、犬にとって有害な食べ物があります。

しかし、犬にとってくるみは犬の体内で作ることのできない栄養素を接種することができ、少量であれば与えても問題ありません。与える際はくるみの量に気をつけてあげましょう。

愛犬が欲しそうにしていると、ついついあげたくなってしまいますが、飼い主が食べ物に対しての正しい知識を持って、大切な飼い犬に適切な食べ物を適量与えるようにしたいものです。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 のの 

    動物性の油は原則わんこにはあまり与えない方がいいようですが、植物性の油なら大丈夫なんですねオメガ3の油は最近よく耳にする油で不飽和脂肪酸(オメガ3、オメガ6、オメガ9)は青魚に代表されるDHA、EPA、えごまや豆類、くるみなどに含まれるαリノレン酸、などはオメガ3に分類される脂肪酸でこの脂肪酸は細胞が正しく機能するためには不可欠なものだと言われています。いわゆる細胞を若返らせる効果が期待されている脂肪酸ですねこれは脳の活性化も手助けしてくれるので記憶力の低下を抑えたりいつまでも活発に動ける原動力になると思います。ただしくるみには余計な脂分が多いので食べさせすぎると下痢の原因になりますので十分注意が必要ですね。少しずつ慣れさせて毎日少量ずつ与えるのがいいようです。
  • 投稿者

    30代 女性 チョコ

    なんとなくナッツ類は犬には絶対NGだと思っていました。
    記事によると、油脂分がNGの理由なのかなと。マカデミアンナッツは絶対NGなんですね。
    少量なら良い成分もあるのでOKとのことですが、やはりちょっとでも心配があるなら私は与えないかな。
    最近女性にナッツ類が流行しているような気がします。主に美容のためでしょうか。
    そのため我が家の冷蔵庫にも食塩不添加のアーモンドやくるみなどのナッツ類が常備されています。シリアルやサラダのトッピングとして食べていますが、ナッツ類の香ばしい匂いは犬も気になるようで鼻先をクンクンさせます。
    少量なら有益な栄養成分があるとのことですが、量が心配なので、誤って食べさせてしまわないようにしないとな、と思いました。
  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    一時TV等でくるみが取り上げられていてブームになって、売り切れで商品が消えてしまう事がありましたが、人間にとっても優れた効能があるんですよね。「悪玉コレステロールを減らす」「抗酸化作用があり血液がサラサラになる」「滋養強壮に良い」などなど・・・。
    犬にとっても良いようですが、多量に摂取するのは避けなければいけないですね。でも、健康の為に必要なオメガ3が含まれていて、サプリでも注目されているので是非取り入れたい食品だと思います。おつまみ用などの塩分など付いていないくるみを与えなければいけないですし、与えてみて愛犬の便の状態や変化をきちんとチェックして異常があればストップする方がよいですね。記事にあるように、ぶどうやキシリトールなど、普段犬に与えてはいけないとあまり知られていない食品も知っておかなければいけないと思いました。
  • 投稿者

    40代 女性 SUSU

    くるみやアーモンドなどのナッツ類は少量で良質な脂を取ることが出来る食品ですね。栄養価は非常に高いので、体力をつける必要があるワンコには最適な栄養補助食品と言えると思います。
    ただ、記事にもあるように、くるみは高カロリー食品であるため、ごくたまに少量食べるのには良いと思いますが、健康体のワンコであれば定期的に摂取する必要はない食品でもあります。

    くるみに含まれているオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸はどちらもワンコの体内では作り出すことが出来ない必須脂肪酸ですが、他の食材でも摂取することが可能です。
    オメガ3脂肪酸を摂取するのに最も効果的な食材はいわし、あじなどの青魚ですが、難しい場合にはサーモンオイルが有効です。その他、亜麻仁油、荏胡麻油などもおすすめですが、ワンコの体質によっては、植物系の油は吸収出来ない場合があります。これは持って生まれた体質の違いのため、見分けることは難しいのですが、判断材料としては与えてみて毛並みに効果が現れないなど、改善が見られない場合には吸収出来ない体質ということになります。
    ちなみに猫は全ての子が吸収出来ない体質と言われています。

    もし吸収出来ない体質であったとしても、数日与えることに問題はありませんので試してみるしかないのかなと思います。
    その点、サーモンオイル、エミューオイルなどの動物性油脂は全てのワンコが吸収出来る油脂であるため、お勧めです。サーモンオイルは特に香りが強いため好き嫌いは分かれるところですが、ワンコが好きなようであればとても効果的なオイルです。
    加熱してしまうと効果が薄れてしまいますので、フードにトッピングするか手作りご飯の最後にかけてあげるといいと思います。5キロの小型犬で1日小匙1/2から始めると良いと思います。

    なお、オメガ6脂肪酸については、グレープシードオイル、胡麻油、ベニバナ油などが該当します。ただ、ドッグフードにもわりと配合されていますので、健康体のワンコであれば敢えて追加しなくても良いのかなと思います。

    ワンコに与えてはいけない食品については、記事にある通りだと思います。チョコレートや練り製品、ハムやベーコンなど人間用のお菓子や加工食品全般は犬に与えてはいけない物として分かりやすいのですが、野菜に関しては迷う時があります。
    基本的に「硫化アリル」という成分が含まれている野菜は与えない方が無難です。ニンニクなど一部少量であれば効果的な物もあります。
    迷った際は、高橋書店の「野菜の便利帳」という本はお勧めです。野菜の成分の他に、その野菜が持つ効果、保存方法なども記載されており、とても便利です。
  • 投稿者

    女性 コロ

    以前調べたことがありますが、くるみには毒素があるので食べさせない方が賢明だと読んだことがあります。ダメではないのかもしれませんが、くるみはカロリーが高いので、与え過ぎると肥満になります。
    与える量を間違えると、ガン抑制どころかガン発生に力を貸してしまうことにもなりかねないので注意が必要です。
    くるみ以外でも取れる栄養素なので、うちでは与えない方向です。
  • 投稿者

    女性 ゴン吉

    「膵炎になる可能性がある」という一文でくるみは食べさせないようにしようと思いました。今は亡き愛犬が急性を発症し、とても大変だったからです。
    膵炎は激痛を伴います。普段滅多に鳴かない愛犬が痛みで鳴く姿を見てしまったので、膵炎になる可能性があるものはやはり怖いです。
  • 投稿者

    女性 めれんげ

    体内では作られない栄養素のオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸はサプリメントなどでも取り入れる事は出来るようですが、普段の食事に取り入れて食べ物から摂取出来るのが一番だと思っています。

    我が家も愛犬には健康でい続けて欲しいので、与えるものには気を使っていますがくるみは与えたことがなかったので、気になっていました。
    与える際のメリットやデメリット。
    注意点などがとっても分かりやすく書かれているので、その点に気をつけながら、愛犬に与えたいと思いました。

    我が家のわんこは超小型犬なので、そのままあげてしまうと丸呑みしてしまう恐れもあるので、砕いて細かくしてふりかけのようにしてドライフードにトッピングしたり、手作りクッキーに混ぜ込んでオヤツにしてあげるのが良さそうです。

    わんちゃんが食べてはいけないと言われている食べ物では、玉ねぎやチョコレートは有名ですが、ぶどうなどは知らない人も結構多いんですよね。
    レーズンはよく食べるフルーツグラノーラやレーズンパンなどに入っているので、ポロっとこぼしてしまった物を愛犬が口にしてしまう可能性もあるので気をつけてあげたいなぁと思いました。

    与える食材に関してはどんな食材にも良し悪しや適切な量があります。なので、飼い主さんが正しい知識を持ち適切な量を与えるのは大切な事なんですね。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事をシェアする
LINExわんちゃんホンポ(友達に追加する)
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。