ボルゾイの散歩について。必要な時間と距離、注意すべきこと

ボルゾイの散歩について。必要な時間と距離、注意すべきこと

ボルゾイの散歩にはどのくらいの時間をかければよいのでしょうか。ボルゾイはロシア原産の狩猟犬として知られています。もともと走り回るのが仕事だったボルゾイにとって日々の運動は欠かせません。その運動として毎日の散歩はとても大切なことです。ここではボルゾイの散歩について、注意すべきことも併せてみていきたいと思います。ボルゾイの散歩について理解を深めていただければと思います。

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ボルゾイの散歩の時間と距離

歩くボルゾイ

  • 散歩時間:1時間~1時間半
  • 距離:約3~5㎞
  • 早歩きや小走りなどを入れて約10㎞

ボルゾイの散歩は基本的に朝と夕方の1日2回行ないます。ボルゾイの散歩は1度に最低でも1時間~1時間半の時間をかけることが望ましいとされています。できればその時間の中で、早歩きや小走りのような動作も取り入れられると理想的です。

また、犬の散歩の距離というのは、犬の大きさが大きくなるのに比例してより多く必要になると言われています。

ボルゾイのような大型犬の場合は、1度に3~5㎞の散歩が必要だと言われています。しかし、ボルゾイはもともと狩猟犬で走り回ることが仕事ですので、それよりもさらに多くの距離の散歩が必要となります。

つまり、ボルゾイの散歩は1度に1時間半、小走りなどを入れながら10㎞近くの散歩することが必要になるというわけです。人の歩く速さは時速でおよそ4㎞ですから、ボルゾイを散歩させる人は相当な運動をすることになります。

ボルゾイの散歩で注意すべきこと

草原で走るボルゾイ

ボルゾイを散歩させる際には以下の点に注意します。

  • 食前、食後すぐに散歩させない
  • しつけがきちんとできた状態で散歩する
  • 脚の怪我に注意する
  • 夏の暑い時には熱中症に注意する
  • 散歩中のボルゾイの行動に注意する

食前・食後すぐに散歩させない

ボルゾイは、大型犬がよく起こす胃捻転という病気を起こしやすい犬種です。胃捻転は胃が捻じれガスがたまることで様々な障害が起き、最悪の場合死に至る病気です。

食前・食後すぐの運動や散歩は、ボルゾイが胃捻転を起こす原因になることがあります。

しつけがきちんとできた状態で散歩する

ボルゾイは立ち上がれば2mを超すとも言われる大型犬です。噛む力は強く、走ると時速50㎞とも言われています。

そのような大きな犬が吠えたり、人や人のペットに跳びかかっていけば大変なことになります。危害を与えるようなことがあっては取り返しのつかないことにもなり得ます。

周りの人たちを驚かせたり迷惑をかけたりしないようにしつけをすることは、散歩をするうえで絶対に必要なことです。

また、ボルゾイは小動物のような動くものに反応して興奮してしまうことがあります。それが思わぬ事故につながることもあるのです。

人間社会の音や物にボルゾイを慣れさせてから散歩に出るようにしてください。

脚の怪我に注意する

ボルゾイは大きな体に対して脚が細く、蹴る力が強いです。そのため脚を怪我することがよくあります。足場の悪い場所は、散歩コースに入れない方が無難です。

そのような場所を歩かなければいけない場合は、飼い主がボルゾイを注意してみてあげながら散歩するようにします。

夏の暑い時には熱中症に注意する

  • ボルゾイは暑さに弱い犬種
  • 水分補給をこまめにする
  • 暑い時間帯の散歩を避ける

ボルゾイは体高70~80㎝を超す大型犬ですが、散歩のときは人より低い位置をボルゾイは歩いています。夏の暑い日はアスファルトの照り返しなどで、とても暑い状態で散歩しなければなりません。

ボルゾイはロシア原産の長毛をまとった暑さに弱い犬種です。ボルゾイは多くの運動量を必要とする犬種ですが、暑い時に何時間も運動すると熱中症になる危険性があります。

暑い日の散歩ではボルゾイの様子をよく見て、フラフラと歩く、息遣いが荒いなどの熱中症の症状がないか注意し、水分補給にも心掛けます。

場合によっては散歩を1時間程度で切り上げたり、暑い時間帯の散歩を避けたりするなど、熱中症の予防に努めます。

散歩中のボルゾイの耳に異物が入らないよう注意する

ボルゾイは外耳炎を起こしやすい犬種です。耳掃除が行き届いていないことが原因となることはよく知られていますが、耳に異物が入った場合でも外耳炎の原因となります。

ボルゾイは耳が垂れているので異物が入ると出ていきにくいのです。草むらなどに頭を突っ込んだりした時は、植物の種などの異物が耳に入ったりしていないか注意が必要です。

ボルゾイの散歩の役割

紅葉の中のボルゾイ

繰り返し言っているように、ボルゾイにとって運動は欠かせない大切なもので、散歩は運動としての重要な役割を果たします。しかし、ボルゾイにとって散歩は運動以外にも重要な役割があります。

まず1つ目に、ボルゾイにとって良い刺激になるということです。外に出て様々なものを見たり聞いたりすることは、とても良い刺激になります。

人間同様、ボルゾイにも適度な刺激が必要です。いくつかの散歩コースを用意し、日によって散歩コースを変えることは、ボルゾイが散歩で良い刺激を得ることに役立ちます。

2つ目の役割は、飼い主とのコミュニケーションの場です。散歩の際はボルゾイに話しかけ、家の中とは違ったコミュニケーションをとってみましょう。

ボルゾイの散歩不足の弊害

ボルゾイと女性

  • 肥満による心臓や呼吸器系の病気
  • ストレスが溜まる事による異常行動
  • 噛み癖や無駄吠え

ボルゾイにとって散歩が重要なものであることは分かりましたが、ボルゾイに散歩させなかったり、散歩が不足したりするとどのような弊害が起こるのでしょうか。

まず挙げられるのは、散歩不足による運動不足で肥満になる可能性が出てくることです。肥満はボルゾイの細い脚への負担をかけることになり、心臓や呼吸器系の病気の発症を高めることにも繋がります。

次に挙げられるのは、散歩などで適度な刺激が得られないと、ボルゾイにストレスが溜まることです。

ストレスはボルゾイの性格を歪ませる原因になったり、ときには人を噛んだり、無駄吠えするような異常行動を起こさせることがあります。

しっかりと運動しているボルゾイは普段意味なく吠えたりすることはありません。噛み癖や無駄吠えがある場合はしつけの前に、運動不足になっていないか普段の生活を見直してみてください。

ボルゾイには散歩だけではなく、週に1~3回程度、広い場所でダッシュさせるなど思いっきり運動させることも必要です。

ボルゾイの散歩についてのまとめ

走るボルゾイ

ボルゾイの散歩に必要な運動量に驚かされた方もいるのではないでしょうか。

毎日一緒にボルゾイを散歩して、たくさん歩いたり走ったりする飼い主の方は大変かもしれませんが、ボルゾイとその周囲の安全に配慮しながら、ボルゾイとの散歩の時間を楽しんでいただけたらと思います。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    ウチでは、朝は30分程のお散歩です、夕方は 近くのランで走らせます。

    週末は、少し遠くのランに行ってボルゾイ同士で遊ばせてあげます

    ボルゾイは、お散歩だけでは運動に成らないので広い所で思い切り走らせています。

    足場の悪い場所や地面が硬いと脚に負担が掛かるので芝のランが良いです。

    楽しそうに走っている顔を見ると連れて行ってあげたくなります。
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