ボルゾイの寿命について

【獣医師監修】ボルゾイの寿命について

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ボルゾイを飼っている人が、ボルゾイを絶賛し、家族として大切に思う気持ちをよく耳にします。そんな大切な家族であるボルゾイだからこそ、一日でも長く一緒にいたいと思うのは飼い主として当たり前の気持ちなのではないでしょうか。ボルゾイの寿命はいったいどのくらいで、ボルゾイの寿命は犬の中では長いのか短いのか気になるところです。ボルゾイの寿命を延ばすために飼い主ができることも併せて紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

ボルゾイの平均的な寿命

2頭のボルゾイの横顔

ボルゾイの平均寿命
  • 10年~12年

犬には、それぞれの犬種でおおよその寿命というものが示されています。もちろんボルゾイの寿命も例外ではありません。ではボルゾイの寿命はどのくらいなのでしょうか。ボルゾイの寿命は諸説ありますが、10年~12年と言われています。このボルゾイ寿命は、人間の年齢でいうと75~89歳ぐらいになります。

ボルゾイの寿命は他の犬種と比較すると短い

散歩中のボルゾイ

ボルゾイの寿命は、犬全体から見るとどうなのでしょうか。一般的に犬の寿命は12~15歳と言われています。2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した犬全体の平均寿命は14.85歳でした。つまり、ボルゾイの寿命は犬全体から見れば短いのです。

しかし、同調査によると、犬の平均寿命は年々延びているとのことです。犬の寿命が延びている要因は、ドッグフードの質の向上や室内飼いの犬が増えたことなどが挙げられています。

更に犬の寿命を、犬の大きさ別に見ていくと、小型犬の寿命は12~15歳、中型犬の寿命は10~14歳、大型犬になるとその寿命は7~10歳と言われており、一般的に犬は大きくなるにつれて寿命が短くなることがわかります。

大きな犬ほど寿命が短くなる原因は、体が大きいことで常に酸素が体内の隅々にまで行き渡らず、細胞の老化が早まることにあるそうです。老化が早く進むということは病気にかかるリスクも高くなり寿命を縮めているのです。つまりボルゾイは大型犬なので、ボルゾイの寿命は犬全体の寿命から見れば短く、病気にかかるリスクも高いということになります。

ボルゾイの寿命を延ばす食事について

ソファでくつろいでいるボルゾイ

犬でも人間でも健康な体を作るのに食事は大切なものです。ではボルゾイの寿命を延ばす食事とはどのようなものでしょうか。あるたくさんの犬を見てきた人が、長生きする犬にはある程度の共通点が見られると言っていました。

その共通点に挙げられるものの中には、太ってもなく痩せてもいない犬であること、人の食べ物を食べさせたことがない犬であること、というのがありました。適切な体重維持のために、ボルゾイに合った栄養をバランスよく摂ることができる食べ物といえば、やはりドッグフードが一番良いでしょう。

近年のドッグフードは、そのバランスが考えられており大変優秀です。人の食べ物を与えられた犬は肥満になりやすいという話もあります。市販されているドッグフードのパッケージにある給仕方法と量を、正しく与えることでボルゾイの体重管理を簡単にすることができます。

栄養のバランスを考える以前に、犬に食べさせるとそれだけで病気になり、最悪の場合死に至らせるような食べ物もあります。いろいろありますが、ネギ類、カカオ類、ブドウ類などがよく知られています。ネギ類はネギに含まれる成分が犬の赤血球を破壊し、最悪死に至らせることがあります。

カカオ類は犬の中枢神経を刺激し、呼吸困難などを引き起こすことがあります。ブドウ類は肝臓や腎臓の機能を低下させると考えられています。ドッグフード以外の食事を与えることは危険が伴う場合があるのです。

危険なものを食べさせてボルゾイを病気にしてしまうことは、ボルゾイの寿命を縮めることにもなりかねません。それどころか食べたことが原因で死んでしまうこともあるのです。ボルゾイにあった食事を与えることは、ボルゾイの寿命を延ばすことにつながるのです。

ボルゾイの寿命に影響する病気や怪我

走っているボルゾイ

  • 胃捻転
  • 皮膚疾患
  • 外耳炎
  • 熱中症
  • 脚や足の指の骨折

ボルゾイの寿命を延ばすためにできること、次は病気や怪我の予防です。まず病気ですが、それぞれ犬種によって気を付けるべき病気というのがあります。犬種によってかかりやすい病気があるのです。

遺伝的な病気や原因そのものが分かっていない病気の場合、その病気を未然に防ぐことは難しいですが、飼い主の日頃の注意で未然に防ぐことができる病気もあります。ボルゾイの場合に気を付けたいのが、胃捻転、皮膚疾患、外耳炎、熱中症などです。

まず特に気を付けたいのが胃捻転です。これはボルゾイのような大型犬に多い病気で、大型犬の死因2位とも言われています。胃が捻じれ、中で発生したガスで膨れた胃に周辺の臓器などが圧迫され最悪の場合死に至ります。食後すぐの運動を控えて、一度に多くの食べ物を食べすぎないことなどで予防することができます。

次に皮膚疾患ですが、皮膚疾患には様々なものがありその原因もまた様々です。予防ができないものもありますが、紫外線の浴びすぎによる皮膚の刺激に注意したり、ブラッシングやシャンプーで被毛と皮膚を清潔にしたりすることで防げるものもあります。

外耳炎は耳掃除で耳を清潔に保ってあげることが予防になります。しかし耳掃除のやりすぎは逆効果になるので注意が必要です。

最後に熱中症についてです。ボルゾイはロシア原産の暑さに弱い犬種です。暑い日に長時間運動や散歩させるときには注意が必要です。水分補給や運動する時間に気を付けることなどで対策をします。このように病気はそれだけで死に至る場合もあれば、発症することで寿命を縮めることになることもあります。未然に防げるものには予防策を講じることがボルゾイの寿命を延ばすことにつながります。

そして怪我にも注意が必要です。ボルゾイは脚が細くて長いので脚の怪我をしやすいようです。脚や足の指の骨折、足の爪が剝がれてしまうという怪我がよくあります。骨折や怪我で運動ができなくなると、ボルゾイが運動不足でストレスを抱えることが肥満の原因になり、結果ボルゾイの寿命を縮めることになります。散歩や運動させるときには注意しましょう。

ボルゾイの寿命に関するまとめ

顎を撫でられているボルゾイ

ボルゾイの寿命は犬の中では短いかもしれません。しかし平均寿命を超え、元気に生活しているボルゾイたちもたくさんいます。飼い主が、ボルゾイを家族として大切にしていれば、おのずと病気や怪我に注意し、ボルゾイの寿命を延ばすことができるかもしれません。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 女性 てとまる

    いつも大きくてきれいな毛のボルゾイを飼ってみたいと考えているわたしにとってとても参考になりました!寿命年数は10年〜12年とのことでしたが、大型犬の中では長生きしている犬種のように感じました。どのボルゾイもきれいな毛をしているのも皮膚病予防に飼い主さんが毛のケアをしっかりしているからなんですね。ご飯の話が出ていましたがボルゾイに限らず、人間でも1番病気になりにくい身体は痩せてもない、太ってもいない身体ですよね。その為にも栄養に偏りのないペットフードは有効だと思いました。我が家にはシェットランドシープドッグが居ますが、この記事に書かれているのは他の犬にも共通する点もありそうなので参考にして実践しようと思いました。
  • 投稿者

    20代 女性 あめたま

    ボルゾイの平均寿命が10年から12年ということで、現在飼育している小型犬よりも短い年数でしか生きられないのだなぁと感じました。

    しかし、10年から12年生きるという事は人間の寿命に換算すると長生きな方なのだなと考えられました。

    大きな身体であるため、弱点があまり見当たらないイメージがありますが、出身国がロシアなので、暑さが弱点だという事を初めて知りました。

    主観的に見て体の大きい犬は小型犬と比べると丈夫な印象が強かったのですが、犬種それぞれに弱点やデメリットが存在します。

    飼い主は自分が飼育しているワンちゃんの特徴をよく理解して、よりよくケアをしていかなければならないと考えられました。
  • 投稿者

    20代 女性 ゆず

    平均寿命が短いとされる犬種だからこそ、何とかしてできるだけ長く生きて欲しいと思うのは自然なことですよね。ボルゾイがなりやすい病気の説明がとても参考になりました。先天性の病気と向き合っていくのは大変なことかもしれませんが、飼い主さんがちゃんとケアをして愛情を注いであげて欲しいなと思いました。
    ある友人は以前ボルゾイを飼っていましたが、15歳まで生きました。健康にとても気を使っていた飼い主だったので、食事や運動はもちろん定期的に動物病院で健康診断を行なっていました。以前、長生きさせるコツは何か友人に尋ねたところ、ボルゾイは飼い主に忠実で甘えん坊な一面があるので、たっぷり愛情を注ぐこと。運動能力が高く散歩が大好きだが、物静かで穏やかな一面もあるので家の中ではのんびり過ごせるように環境を整えてあげること。という返答でした。そのようにして、ボルゾイの性格に配慮してストレスが溜まらないようにも気をつけたそうです。友人の育て方が良かったのか、その子は本当に優しく穏やかで滅多に吠えることのないお利口なワンちゃんでした。
    ボルゾイは日本ではあまり見かけませんが、散歩だけしっかりすれば家の中ではまったりするタイプのワンちゃんです。自宅に広いスペースがなくても十分飼うことが可能です。しつけもしやすいので、これから人気に火がつきそうですね!私も、一度は家族に迎え入れたいなと思っています。
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    2歳のボルゾイと暮らしています。大型犬ですが女性にも飼いやすいくお利口さんです。
    食にはムラがあり中々食べてくれません、お腹も弱いので直ぐにお腹を壊すことが多く食事やオヤツには、何時も気を付けています。
    沢山食べて大きくなって欲しいのですが、神経質で些細な事でもお腹の調子が悪くなります。
    家では寝ていますが、ランでは、凄いスピードで走り回るので怪我が心配です。
    健康で長生きして欲しいと願っています。
  • 投稿者

    20代 女性 梨花

    知り合いがボルゾイを飼っていてすごくやさしい子で大好きなんですが、体が弱いようで小さいな頃から何かと病気していて手術も経験しています。飼い主さんは「ボルゾイほどの大型犬になると10年生きれば後は余生よ~」なんて言っていますが、本当に短いですね(/o\)
  • 投稿者

    30代 女性 はる

    ボルゾイはいつか飼ってみたいと思っている犬種のひとつです。あの大きなすらっとした姿が魅力的ですよね。ボルゾイの寿命は12年ほどなんですね。やはり何となく短く感じます。ただ今は動物医療も発達してきていますし、もしかしたらボルゾイも寿命が伸びるかもしれないですよね。食事や運動なんかも気をつける必要はありますね。またストレスなんかも健康に大きく関わって来るようなので気をつけたいですね。
  • 投稿者

    50代以上 女性 パンプキン

    今年の誕生日で3歳になるボルゾイ♂と暮らしています。
    パピーの頃からお腹が弱くて下痢ばかりして何度も病院通いをしました。
    お腹に良いと言われた事は、全て試してみましたが余り効果は有りませんでした。
    最近は、便の状態も良いですが油断するとお腹を壊し安心出来ません。
    食事もムラが有り、食べたり食べなかったり、何とか食べさせようと色々トッピングするので美味しい物しか食べなくなったりします。
    余りガツガツ食べてくれません、残して捨てる事が多いですね。
    しっかり食べて大きくなって欲しいのに、食べ過ぎたりストレスでお腹を壊すの繰り返しで心配が絶えません。
    繊細で手がかかるボルゾイですが、大人しくお利口さんで人懐っこさで誰からも好かれています。
    走る犬種なので思い切り走らせてあげる所に出かけています。
    いつまでも、元気で長生きして欲しいです。
    パンプキンの投稿画像
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    ボルゾイ二頭と暮らしています。
    優しくて甘えん坊で初めての私にも飼いやすいです。
    上の子もアッと言う間に3歳になりました
    長く一緒に暮らしたいと願っています、食事や運動、気温には非常に気をつけています、食が細いので食べさせるのに大変、敏感でお腹も弱いです。5歳で膵炎で亡くなった知り合いの子も食が細かった様です。
    夏の暑さと湿度に弱いので室温に気をつけています。夏期のお出掛け、お散歩は注意しないと体に負担になります。
    オヤツも無添加の手作りをしています。
    その子の寿命も有りますが、本当に元気で長生きして欲しいと願っています
    匿名の投稿画像
  • 投稿者

    50代以上 女性 ラルコ

    ボルゾイってなかなか見かけませんが、以前散歩している所に遭遇したことがあります。何と言っても優雅の一言です。糸のような毛をなびかせて歩く様が本当に優雅です。そんなボルゾイの寿命を他犬種と比較するのは難しいと思いますが、以前飼っていたゴールデンレトリバーが享年12歳でした。大型犬の寿命が10~12年と言ったところなのでしょうかね。確かに大きな体に酸素が行き渡りにくくなる事が老化を早める原因であれば、寿命に大きく影響しますからね。そして体作りと言えば食事ですが、今は犬種別にフードも豊富にありますから、そのようなフードをメインに与えられるので助かりますね。長く一緒に過ごす為には、ボルゾイ特有の病気対策と、運動や散歩は怪我をしないように細心の注意を配る必要がありますね。いつまでも元気で優雅な外見を保ってもらうには、オーナーも日々努力が必須だと思いました。
  • 投稿者

    女性 まる

    12歳のボルゾイと暮らしています。
    老化による心肥大、肺に腫瘍、咽頭にも何かできているか麻痺しているかという状態です。高齢なので麻酔科の検査、手術等は希望しませんでした。呼吸は苦しい状態だと思いますが、本犬の表情は普段通りの穏やかな顔をしております。筋力も弱ったのと、立つと苦しいのでほとんど寝たきりですが、慌てることなく、鳴いて困らせることなく過ごしています。ほんとうに強い精神をもってるなと勉強させられます。なるべく明るく最後を迎えたいと介護しております!
    まるの投稿画像
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