イチロー選手が飼っている2頭の愛犬の名前
イチロー選手は犬の名前を聞かれた時、メディアに公表する前に「彼の意見を聞かないとね」と話したそうです。家族の一員として愛犬のことを大切に思っているからこそ出た言葉なのでしょう。イチロー選手には弓子さんというパートナーがいますが、それと同じ位大切な存在が2匹の愛犬です。
イチロー選手の犬の名前は、一弓(イッキュウ)と宗朗(ムネロー)といいます。愛犬に付ける名前としてはどちらも古風で大変個性的な名前ですが、どうしてこの名前を付けたのか一匹ずつみていきたいと思います。
一弓(イッキュウ)
一弓の名前の由来はイチロー(一朗)の「一」と弓子さんの「弓」、それぞれ夫婦の名前から一文字ずつとって「一弓(イッキュウ)」と名付けられたそうです。イチロー選手自身、祖父「銀一」さんの「一」を受け継ぎ「一朗」になったという経緯があり、名前を付けるうえで参考にしたのかもしれません。イチロー選手には子供がいないので、夫婦にとって一弓はきっとわが子のような存在なのでしょう。名前一つとってみても、とても大事にされていることがわかります。
宗朗(ムネロー)
宗朗は一弓の子供で、5人兄弟の長男として誕生しています。宗朗の名前の由来は、シカゴ・カブスに所属しイチロー選手を兄と慕う川崎宗則さんの「宗」と、イチロー(一朗)の「朗」を合わせて付けられたそうです。以前川崎さんについてイチロー選手は「同じ日本人メジャー選手として大事な存在」と話しています。自分の愛犬に川崎さんの名前の一文字を付けたのは、イチロー選手からの友情の証なのかもしれません。
イチロー選手の愛犬の年齢について
イチロー選手の愛犬の一弓は、夫婦が結婚した頃から一緒に過ごしてきました。イチローがアメリカのシアトルに移住する際に、一弓と弓子さんも一緒に渡米しています。イチロー選手と犬・弓子さんの2人と1匹でアメリカでの新生活がスタートしました。
子犬の頃から一緒に夫婦と過ごしてきた日本生まれのシアトル育ち、今年17歳位になるオス犬です。柴犬の平均寿命が一般的に15歳前後といわれていますので、一弓はとても長生きです。柴犬は1歳半までに人間の20歳位の年齢になり、1歳半を過ぎると1年に4歳ずつ年をとると言われており、それに照らし合わせると一弓は高齢犬、人間でいうと80代と言う事になります。
宗朗はイチロー選手がニューヨーク・ヤンキースにいる頃に飼い始めた愛犬で、今年で4歳になります。その時に一緒に産まれた一弓の子供は全部で5匹、宗朗はその中の1匹で長男のオスになります。ちなみに、あとの4匹の兄弟はシアトル在住の日本人に引き取られて大切に育てられています。
イチロー選手がヤンキースに移籍した際ニューヨークのペット不可の集合住宅に住むことになるのですが、一時的に一弓と離れ離れになってしまった頃のことを当時のイチロー選手は「愛犬がそばにいないので本当に寂しい。今のところそれが一番辛いところです」と話しています。大切な存在だからこそいつも自分のそばにいて欲しいという気持ち、イチロー選手の犬への愛情の深さが感じられるエピソードです。2匹とも夫婦のあふれる愛情の中でいつまでも長生きして欲しいです。
イチロー選手の愛犬の種類について
イチロー選手の愛犬の種類は、一弓・宗朗どちらも柴犬です。柴犬は秋田犬などと共に国の天然記念物に指定されている日本犬で、日本人にとって大変親しみのある犬です。日本では古くから狩猟犬や番犬として飼われてきた歴史があります。
柴犬という名前にはいくつか由来がありますが、「柴の中を駆け巡りながら猟師を助ける」や「茶色の体毛が、柴(芝)草が枯れている色に似ている」などからきているといわれており、色が柴犬の特徴であり魅力の一つとなっています。では、イチロー選手の犬の色は何色なのでしょうか。柴犬といえば多くの方が赤柴と呼ばれる茶色の毛色の犬をイメージされると思いますが、イチロー選手の犬も赤柴です。足やあご・胸などの内側部分の体毛が白く、裏白と呼ばれる状態になっています。代表的な柴犬の色は以下の4種類になります。
赤柴
柴犬の中で全体の80%の割合を占めています。どちらかといえば赤というよりベージュに近い印象です。また、裏白と呼ばれる足・アゴ・胸など内側部分の体毛が白くなっています。
黒柴
柴犬の中で全体の10%の割合を占めています。全体的に黒く、両目の上の方に四ツ目と呼ばれている白い斑点があるのが特徴となっています。
胡麻柴
黒柴・白柴・赤柴の毛が混合している状態のものを言います。さらに混じる毛の量によって赤柴の毛が多いと赤胡麻、黒柴の毛が多いと黒胡麻と呼び分けられています。
白柴
全体的に体毛が白またはクリーム色に見えるものをいいます。元々赤柴や黒柴でしたが、繁殖の過程で色素が抜けて白くなりました。白ですが赤毛や黒毛が体の一部に残っている事があります。
イチロー選手が飼っている犬種「柴犬」は海外で大人気!
イチロー選手の犬と同じ柴犬が、最近では「Shiba(しば)」「Shiba ・Inu(しばいぬ)」と呼ばれ、アメリカやヨーロッパなどを中心に海外でも大変人気になっています。2009年公開の映画「HACHI(はち)約束の犬」で注目が集まり、セレブや有名人が日本犬を飼うようになったためです。
イチロー選手の犬が日本犬の柴犬だったということも、ブームの後押しに繋がったのかもしれません。いずれにせよ洋犬が主流の海外において、イチロー選手の犬と同じ日本犬が高く評価されたことは本当に誇らしいことです。
イチロー選手と愛犬に関するまとめ
イチロー選手と犬の関係は、まるで人間の親子に通じるものがあります。大活躍の陰で、イチロー選手が犬と共に過ごし犬に癒され過ごしてきた日々の繰り返しが、勝利のルーティンを作り上げ、あの大記録に繋がったのだと思います。愛犬からもらうパワーは異国の地で、目に見えないプレッシャーと戦う今のイチロー選手にとってかけがえのないものであり心の支えなのでしょう。
よく犬は飼い主に似ると言われますが、40代でありながら現役のメジャーリーガーとして活躍するイチロー選手のように、一弓と宗朗もいつまでも元気でみんなに愛される存在であって欲しいと思います。
ユーザーのコメント
女性 ちょこ
海外で活躍する一流選手の愛犬らしく、一弓ちゃんはとてもきれいで賢い愛らしいワンちゃんでした。しかも日本犬というところが嬉しいですよね。
日本の一流選手が、日本の代表的な犬種を愛しているということにイチロー選手さすが!と思いました。
女性 Mimi
確か当時は柴犬を飼っていたと思います。それから月日が経ち、この記事を読んでみ
たら、1匹増えたようで2匹の柴犬のパートナーができていたようですね!名前も
古風でさすがイチロー選手だな~と思いました。アメリカでも柴犬がとても人気だと
聞きました。