サモエドの平均体重と年齢による管理について

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サモエドの平均体重と年齢による管理について

ふさふさの白い被毛で覆われている、大型犬のサモエドの体重はどのくらいあるのでしょうか。また、飼育していく上でサモエドの体重管理をどのように行っていけば良いのでしょうか。サモエドの体重に関する事や注意点などを詳しくご紹介します。

監修:獣医師 平松育子

(ふくふく動物病院)

サモエドの平均体重

85982501 サモエドの横顔

サモエドの体重はオスとメスとでやや違いがあり、オスなら20kg台、メスは16kgから22kgほどが平均です。但し、骨格からして個体差が大きい犬種でもあるので、肥満ではなくても40kg近い体重のサモエドもいます。

サモエドの体重の平均値を見る時には、あくまで目安として考えて、体高もしっかりチェックした上で適正な体重かどうかを判断してあげましょう。サモエドの体重が成犬時にどのくらいになるのかは、親犬を見て、ある程度の予測をすることが可能です。

サモエドの体重の月齢別変化

69955709  ピンクの花の前で座っているサモエドの子犬

サモエドを子犬で飼い始めるのなら、生後2か月くらいとして5㎏前後になっているのが平均です。サモエドの体重はその後どんどん増えていき、1歳になる頃にはその3倍にも4倍にも成長します。

では月齢でどのようにサモエドの体重が増えていくのか、あるオスのサモエドの体重を参考にしてご紹介します。

  • 生後二か月 4.7㎏
  • 生後三か月 7.8㎏
  • 生後四か月 9.2㎏
  • 生後五か月 11.8㎏
  • 生後六か月 14㎏
  • 生後七か月 17.3㎏
  • 生後八か月 20.1㎏
  • 生後九か月 21.8㎏
  • 生後十か月 23.2㎏
  • 生後十一か月 24.2㎏
  • 生後十二か月 24.8kg

生後八か月の頃までは、一か月に体重が2㎏から3㎏ほど増えていき、その後は少しずつ増え安定してきます。成犬になってからは肥満にならないように、サモエドの体重管理をしてやりながら飼育していきましょう。

サモエドの体重管理をする方法

148103059  ドッグフード

サモエドの体重管理はフードと運動に限ります。フードは犬用のものを与え、人間が食べるものを与えるのはやめましょう。人間の食事には塩分や糖分など、サモエドの体に負担の掛かるものが含まれています。

昔は犬に残飯をという時代もありましたが、サモエドを健康的に育てる事、そして体重管理を心がけるのなら犬用フードを与えましょう。犬用フードを与える前に、必ずパッケージなどに書かれている目安量をチェックしましょう。これは、サモエドの体重によって与えるフードの量が違っているので、与え過ぎや少な過ぎを防ぐことができます。

ちょうど良い量で与えているかの確認は、サモエドの排便を見ると分かります。与え過ぎの場合は便が緩くなり、少ない場合はコロコロとした便が出ます。目安量はあくまで目安なので、便の状態にも注意をしながらフードを与える必要があります。

ほかには体重だけでなく体格を確認しながら給与量を変えることも大切です。基礎代謝や運動量には個体差があり、同じ量をあげても身につき方が異なります。からだに触りBCS(ボディコンディションスコア)を確認しながら給与量をコントロールすることも大切です。

サモエドは、エネルギーの消費量が他の犬種と比較すると少なめであると言われています。フードの目安量から20%ほど少なくして与えても良いくらいなので、少なめから始めてみると良いでしょう。

サモエドの体重管理に必要不可欠なのはもう一つ、運動です。
そもそもサモエドはシベリア地方でそりを引いたり、猟をしていたほど体力のある犬種です。非常に体力があるので、日々の運動は絶対に欠かすことができず、運動量が足りないと肥満の原因になる以外にも、ストレスになり問題行動を起こす原因にもなります。

長時間のジョギングや、ドッグランなどで自由に走り回らせるなど、毎日たっぷり運動させてやることが必要不可欠です。

サモエドの体重の増え過ぎが原因で起こる病気

136834672 聴診器をあてられているサモエド

サモエドは運動が大好きな犬種で、体力もあり長時間遊ぶことができるので肥満になりやすい犬ではないと言われています。しかし、フードの量が適切ではなかったり、おやつを与え過ぎていたり、日々の運動量が明らかに少ない場合はサモエドの体重も適正な数値より増えてしまいます。

では、サモエドの体重が増えたことで起こりやすくなる病気とは、いったい何でしょうか。
まず、体重増加によって関節などに負担が掛かり、股関節脱臼などを起こしやすくなります。一度関節を痛めてしまうと、なかなか治すのが困難で、重度になると外科手術を行わなければならない場合もあります。手術を行う場合にはかなり高額になるので、できるだけ肥満は避けたいところです。

また、サモエドの体重が増えたことで、心臓にも負担が掛かるようになり、心臓が大きくなる心肥大になりやすくなります。この状態をそのままにしておくと、心臓の弁が壊れてしまい、血液の流れが悪くなります。 この場合、心臓の補助をするような薬を飲ませていくことになりますが、一生治る事が無いので投薬は死ぬまで続くと考えなくてはいけません。

また、肥満になることで糖尿病にもなりやすくなります。症状としては、サモエドの体重が増え過ぎていて、大量の水を飲み続けている場合は、疑った方が良いでしょう。

サモエドに限らず、犬の糖尿病は発症してしまうと長生きが難しいと言われています。人間同様に、インシュリンの投与を行いながら生活していく事になりますが、サモエドにとっても、飼い主さんにとっても、多くのストレスを抱えてしまう事は間違いありません。

このように、サモエドの体重が増え過ぎてしまうと、体の色々なところに悪影響が出てきてしまいます。肥満にならないような環境を整えてあげる事が、サモエドを飼う上で最も重要な事であると言えます。

サモエドの体重に関するまとめ

117960591  小枝を前足で持って伏せているサモエド

サモエドの体重管理は、サモエドの事をよく理解してあげることができれば、難しい事は何もありません。サモエドに限らず犬は出されたフードを全て食べます。おやつも同様ですが、欲しがるからと好きなだけ与えていては、サモエドの体重管理はできません。

また、サモエドにはたっぷりと時間を取って、運動させることが必要です。サモエドの体重管理にもなりますし、ストレスのたまらない健康的な毎日を送ることができます。体重が増えてしまったことで起こりやすくなる病気は、命にも関わってしまうので気を付けたいところです。

記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

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