ラブラドールレトリバーのしつけ方とそのコツ

ラブラドールレトリバーのしつけ方とそのコツ

賢く、他の動物や子どもたちにもフレンドリーに接するラブラドールレトリバー。そんな高い能力のある大型犬種のラブラドールレトリバーも、しつけをしないと引き出すことができません。しつけがしっかりとできていないと、散歩のときに引っ張られたり、急に子どもに飛びついたりと危険なことも。大切な愛犬と幸せに暮らすために、ラブラドールレトリバーのしつけの方法やそのポイントなどをご紹介します。

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ラブラドールレトリバーのしつけは犬種の特徴を活かすことが大切

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ラブラドールレトリバーの起源は、カナダのニューファンドランド島で猟師に飼われていた犬が19世紀にイギリスにわたり、現在のラブラドールレトリバーに改良されたといわれています。「レトリバー」は「獲物を回収する」という意味で、水辺で網にかかった獲物を回収する作業をしていました。なので、ラブラドールレトリバーは泳ぎが得意で(水が嫌いな犬もいます)、仕事熱心な犬種です。元々、飼い主の良き仕事の片腕だったラブラドールレトリバーは、しっかりとしつければ飼い主にとってこの上ないパートナーになる犬なのです。

ラブラドールレトリバーは、とてもフレンドリーです。一人の主人にこだわるよりも、愛情を持って接してくれる人ならみんな大好きです。小さな子どもも大好きです。ラブラドールレトリバーは成犬になると体高が60cmぐらい、体重も30kgほどにもなります。子犬のうちから飼い主はもちろん、知らない人や子どもに飛び付かないようにラブラドールレトリバーをしつけるのは大切なことです。興奮した時に落ち着かせることができるように、アイコンタクトやオスワリ、マテ、フセなどの基本的動作をしっかりと教えましょう。

また、頭が良いだけに子犬の頃にはクリエイティブないたずらで手を焼かされることも多い犬種です。犬の生後4ヶ月までが子どもの5歳と同じと言われています。それまでの家庭でのしつけがラブラドールレトリバーの生涯の生活の基本になります。子犬の頃は、まず「叱らないですむ」工夫をするのが前提です。けれども、事前にふせげないことをラブラドールレトリバーの子犬がしてしまったら、子犬が実感できる分かりやすいメッセージで「それはダメなこと」と教えましょう。

ラブラドールレトリバーのしつけのポイント

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上下関係をしっかり教える

ラブラドールレトリバーは介助犬や盲導犬、麻薬犬などとして活躍する賢い犬です。それだけに、悪いこともすぐに学習してしまいます。まずは、ラブラドールレトリバーに基本的なしつけをしっかり行い、上下関係を理解させることが大切です。

ラブラドールレトリバーは室内で飼うのが望ましい犬種といわれています。犬と飼い主の食事時間が重なるときは、「人が犬より先にごはんを食べる」「外に出る時は飼い主が犬よりも先に出る」「散歩のときは飼い主にあわせる」など、ついついあやふやになってしまいがちな基本的な生活習慣をしっかりと守って愛犬と接しましょう。

褒めてあげる

ラブラドールレトリバーは、人が大好きな犬種です。叱ってばかりいると、いじけてしまいます。子犬のうちは、叱らないですむ環境づくりもラブラドールレトリバーのしつけの大切なポイントです。噛んではいけない物を片付けたり、すぐに連れて行けるところにトイレを設置したり、トレーニングの時も子犬が集中している時に指示を出すなどの工夫をしましょう。そして、指示を聞いてくれたら思いっきり褒めてあげましょう。普段は優しく、でも時には厳しく信頼関係を作っていきましょう。

口に入れて良い物をしっかり教える

元々は獲物を回収する作業をしていたラブラドールレトリバー。物をくわえることが好きな習性は、逆に何でも口に入れてしまうという悪い癖が付きやすい側面も持っています。くわえて良いものと悪いものをしっかりと教えるのが大事です。かじられて困る物は犬のそばに置かないのもラブラドールレトリバーのしつけのポイントです。家具などあらかじめ片付けられない物には、噛み付き防止スプレーを使うのも手です。そして、噛みたい気持ちは犬用のガムや硬くて壊せないおもちゃなどを与えて満足させてあげましょう。

ラブラドールレトリバーのしつけに困った時の対応方法

5179181 親子ラブ

ラブラドールレトリバーと楽しく暮らすために、しつけは大切なことです。けれどもトイレやハウストレーニング、アイコンタクトや「待て」「座れ」などのトレーニングをしっかりとしているはずなのに、ラブラドールレトリバーのしつけが上手くいかないと感じることもあるものです。

そんな時は、飼い主に原因があるのかもしれません。褒めるタイミングを間違えていないか、混乱する言葉を使っていないか、家族で一貫した姿勢をとっているかどうか、もう一度見直してみてはいかがでしょうか。そして何よりも飼い主が焦ったり、イライラしたりしていては、ラブラドールレトリバーのしつけが上手くいきません。ラブラドールレトリバーは、とても賢い犬種です。ラブラドールレトリバーとの生活に不安を感じる人は、一度トレーナーと一緒にしつけの方法を勉強するのもいいかもしれません。

ラブラドールレトリバーのしつけに関するまとめ

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ラブラドールレトリバーは明るく友好的、穏やかで優しい犬種ですが、子犬の時はやんちゃな一面も持っています。ラブラドールレトリバーはしっかりとしつけをしないと、大変な問題犬になってしまうこともあります。上下関係や口に入れて良いものをしっかりと教えるなど、基本的なしつけがラブラドールレトリバーと楽しく暮らすためには大切です。

そして、トレーニングの時にはたくさん褒めてあげましょう。犬を我が家に迎えるということは、新しい家族が増えることなのです。飼い主は、愛犬の頼れる保護者として、大切なラブラドールレトリバーにしっかりとしつけをすることが、犬にとっても人にとっても幸せな毎日を過ごすため重要なことなのです。

▼ラブラドールレトリバーについて詳しく知りたい方はこちら

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 匿名

    ラブラドールは優しいです。息子が、脳性麻痺ですが…散歩が大好きで、いつも愛犬と一緒に散歩へ行くのですが…愛犬は息子を気遣いながら、一緒に散歩してくれます。
    それに、家では息子の側に寄り添ってくれます。
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