ラブラドールレトリバーの平均寿命
- 10年~15年
ラブラドールレトリバーは大型犬です。大型犬は、小型犬や中型犬と比べると老化していくスピードが早いため、平均寿命は10年~15年といわれています。その中でもラブラドールレトリバーの寿命は、一般的に10年くらいといわれていますが、中には19歳まで生きたという例もあります。
最近では生活環境によっても寿命が大きく変わってくることがわかってきました。ラブラドールレトリバーの寿命を少しでも延ばすためには、なるべくストレスのかからない、最適な生活環境を整えてあげることが長生きに繋がるといえます。
ラブラドールレトリバーの寿命を延ばすための食事
愛犬に長生きしてもらうためには、食事が大切になります。現在はいろいろな種類のドッグフードがあり、栄養バランスも整っている物がほとんどです。ラブラドールレトリバーは食べることが大好きなので、与えたら与えただけ食べてしまいます。食べ過ぎは肥満に繋がり、ラブラドールレトリバーは肥満になると寿命が短くなるといわれているので、一日に与える量を決めて、バランスの良い食事を心がけてください。
ラブラドールレトリバーの寿命を延ばすための基本の食事は「ドライフード」です。たくさんの種類があって選ぶのが難しいかと思われますが、決め手はうんちです。うんちが固すぎていたり、逆にやわらかすぎたりしていればドッグフードが合っていない可能性がありますので、チェックしてみてください。また、添加物などが入っていない良質なものを選ぶのもラブラドールレトリバーの寿命に関わる大切なことです。
毎日同じ食事ばかりでは、犬も飽きてしまい余計に人が食べるものを欲しがるので、栄養のバランスを考えながら、ときどき缶詰フードや少量の鶏のささみ、脂分の少ない牛肉を茹でたものなどを、茹で汁と一緒にドライフードに混ぜるといいと思います。
犬が欲しがるからといって、人間の食べ物を与えてしまうと、カロリーや塩分がオーバーしたり、香辛料も犬の身体には負担になったりします。また、ドッグフードを食べなくなったりもするので、人間の食べ物が犬の口に入ることのないように気をつけましょう。
おやつの注意点
しつけのご褒美としてビスケットなどのおやつをもらえることは、犬にとって最高の喜びであり、ストレス発散にもなります。しかし、おやつも与えすぎれば肥満に繋がりますので、おやつをたくさんあげすぎないように1日にあげる量は決めましょう。もちろんこのおやつのカロリーは1日の摂取カロリーの中に含めるようにしてください。
オススメのおやつは、歯固め用のガムです。食べることが大好きなラブラドールレトリバーにとって、歯の健康を維持することも、寿命に関わる大切なことです。定期的に歯固め用のガムを与えることで、歯茎のマッサージをしたり、噛むことで強い歯や顎をつくり、維持します。
ガムを与える際には誤飲などの事故防止のため、なるべく大型犬用のガムを選ぶようにしましょう。
食欲で健康チェック
ラブラドールレトリバーは食欲が旺盛です。しかし、あまり食事を食べたがらないようなことが続いた場合、何か問題があるかもしれません。早目に獣医さんを受診することをオススメします。
ラブラドールレトリバーの寿命を延ばす運動方法
ラブラドールレトリバーは猟犬として活躍していただけあって、とても体力がある犬種です。そのため、かなりの運動量が必要だといえます。
普段の散歩はもちろんのこと、ドッグランや広い場所でのボール拾い、フリスビーなどを使って思いきり走る機会を作ってあげることも大切です。そうすることで、体力作りだけではなくストレスも発散されるので、ラブラドールレトリバーの寿命を延ばすことに繋がってきます。
成犬(1歳頃)になったら、1回の散歩時間をできるだけ30分~1時間くらいにするのが理想的です。それぞれの愛犬の様子をみながら疲れ過ぎないよう、ラブラドールレトリバーの寿命が少しでも延びるように、適度な運動を心がけてください。
ラブラドールレトリバーの寿命に関わる病気
- 股関節形成不全
- 進行性網膜萎縮
- 悪性腫瘍(皮膚腫瘍・悪性リンパ腫)
- 白内障
- 眼瞼内反症
- 甲状腺機能低下症
- 心疾患
ラブラドールレトリバーがかかりやすいといわれている病気がいくつかあります。
まずは「股関節形成不全」です。股関節の異常によって普通に歩けなくなったり、お座りができなくなったりします。この病気の約70%くらいが遺伝といわれています。遺伝以外で考えられるのは、身体が急速に成長する生後60日くらいの間に、何らかの形で余計な力が加わってしまったり、太り過ぎや運動のし過ぎになどによっても起こります。散歩をしているときに、脚を引きずっていたり、跳ぶような仕草をしていたり、座るときに左右に倒れていたら要注意です。
それから、こちらもまた遺伝性の「進行性網膜萎縮」という病気で、網膜が薄くなって視力の低下を引き起こし、最終的には失明に至ります。少しずつ進行するため、初期の段階では気づきにくいのですが、薄暗いところなどで頻繁に物にぶつかるときは、その病気を疑ったほうがいいと思います。
この二つの病気は、発見が遅れればラブラドールレトリバーの寿命にも関わってきます。
そしてもう一つ、ラブラドールレトリバーがかかりやすい病気は、「悪性腫瘍」です。特に「悪性リンパ腫」や「皮膚腫瘍」は6歳以上のラブラドールレトリバーに多く発症します。悪性リンパ腫は、嗜眠(高熱などで常に睡眠状態に陥っている状態)や体重の減少、食欲の低下などの症状から始まることが多く、それらの症状に加えて顎の下や膝の裏、わきの下などのリンパ節が膨らんだりします。
肝臓や脾臓に腫瘍がある場合には、肝臓や脾臓あたりの腹部が膨らむことがあります。皮膚腫瘍の場合は、日頃から愛犬とたくさんスキンシップをとることによって、早期に発見をすることができるといわれています。早期発見で、ラブラドールレトリバーの寿命が少しでも長くなるよう、愛犬とたくさん遊んで触れ合ってあげてください。
他にも、白内障や眼瞼内反症、甲状腺機能低下症、心疾患なども発症しやすく、注意しなければなりません。
犬は成長が早い分、病気の進行も早いといわれています。ラブラドールレトリバーの寿命を延ばすために、病気を早期発見できるよう、定期的に健診を受けることが賢明です。
まとめ
ラブラドールレトリバーは、飼い主さんに「自分は本当に必要とされているのだ!」という想いを感じることに何よりも大きな幸せを感じています。仔犬のときからの食事や運動量などに気をつけながら、愛犬も飼い主さんもストレスのない楽しい毎日を過ごすことが、長生きに繋がる秘訣だと思います。
▼ラブラドールレトリバーについて詳しく知りたい方はこちら
ユーザーのコメント
50代以上 女性 miya
ラブは遊び好きで、遊び方もヤンチャです。なので捻転にも気をつけておくのが良いと思います。
40代 女性 じゅれ
1歳〜13歳まで、朝は片道3キロの散歩。
夜は30分のご近所の散歩してました。
畑から収穫したての野菜も好んでたべてました。健康にいきてくれましたよ。
40代 女性 かえで
その子は、七歳を越えていて、白内障でした。ですが片目はうっすら見えていたみたいでちょこちょこ付いてきては鼻をクンクンして可愛いかったです。
鼻がまだまだきいていたので、元気でした。
運動は大好きで、ボールを転がすと足で止めようとしたりくわえたり、ボール遊びが大好きでした。
クリーム色のわんちゃんでした、当時の私には珍しくて貴重な存在でした。賢くてよくなついてくれました。
緊張しましたが、白内障の手術の日もしっかりともちこたえてくれて、だいぶん、見えるようになり、元気も出てきて大好きなボール遊びも少しスムーズにできるようになりました。
ラブラドールレトリバーは人気の犬種でしたが、種類を越えた可愛さでした。
50代以上 女性 チェリーラブラ
いずれは、私たちよりも先に逝ってしまう彼らとの時間を一秒でも大切にして下さい。もう少し時間が欲しかったと、切に願うこの頃です。
40代 女性 ぱじゅ
50代以上 男性 ワンパパ
年齢的に今後ワンコは飼えないと思いますが、ワンコは最高です。
50代以上 女性 匿名