セントバーナードの性格は穏やかで優しい
セントバーナードの性格は、まさに「救助犬」にふさわしく穏やかで優しい性格をしています。スイス原産のセントバーナードには長い歴史があり、祖先にあたる犬種が2世紀辺りに誕生したといわれています。
セントバーナードの誕生の目的は当初軍用犬でしたが、16世紀あたりから今までの特徴が大幅に変更される形になり、17世紀頃から今と同様の「人命救助犬」としてアルプスの山々で活動してきました。
しかしその後、絶滅の危機を迎えた時期がありましたが、交配をし続けた結果、今でもさまざまな分野で活動する犬種として高い人気を誇っています。
セントバーナードは誠実
セントバーナードの性格を聞かれたら、「優しい」の一言に尽きます。賢くておっとりとした気質を持ち、しつけで教えられたことを忘れませんし、お行儀の良い犬種なのです。
家庭でさまざまな犬と家族になっても、犬に対して優しく対応でき、飼い主を含めた家族にも誠実に接してくれます。長い歴史の中で人とのコミュニケーションを取ってきた経緯から、家族と仲良く過ごせるように考えて対応する賢さを持ち合わせています。
しかし、そんなセントバーナードにも頑固な一面があり、また他人や見たこともない動物に対して様子を伺う傾向があります。ですが基本的にセントバーナードの性格は穏やかですから、家族とともに仲良く暮らしていくことのできる犬種だと思います。
セントバーナードの性格を上手に活かしたしつけ方
セントバーナードの性格は、人に深く関わってきた歴史があるために、家族に対して自ら交流を持とうと努めますし、飼い主には誠実に対応してくれますので、しつけはしやすい犬種といえます。
体の大きさが100kgを超えることもある大型犬ですので、人に対して飛びついたり、散歩時に引っ張られたりすると人間にとってはコントロールが大変でけがや事故の原因になることも。こういった行動を制御できるようにするためにも、好きなおもちゃやおやつを上手に活用してしつけを行うと良いでしょう。
セントバーナードの性格上、しつけのコツは良い行動をした時や指示を覚えた時は、オーバーかなと思う位に思い切り褒めることがポイントです。そして、怒ることなくしつけをすることも大切。セントバーナードの性格を上手に生かすことでしつけを円滑に行うことができます。一緒に遊んでいるかのように楽しい雰囲気でしつけるようにしましょう。
セントバーナードの性格に合った運動や散歩について
セントバーナードの性格を踏まえた上で、運動や散歩を行います。セントバーナードは体の大きさに反してハードな運動を必要としません。1日の散歩の目安は1時間を2回、合計2時間程度が最適でしょう。
また、セントバーナードの性格は非常に落ち着いているため家族や飼い主とともに過ごすことは好きですが、アクティブに行動したいと望んでいるとは限りません。セントバーナードの健康を考えて、毎日散歩は大切な日課として行い、その性格に合った運動や散歩をすることがベターです。
セントバーナードは暑さが苦手
セントバーナードは本来、アルプスで救助犬として活動してきた歴史があるため、寒さは得意としますが暑さと湿度が苦手です。夏の酷暑や梅雨の蒸し暑さはセントバーナードにとって過酷な環境ですので、できるだけ室内犬として飼いエアコンを上手に活用し快適な環境を整えてあげましょう。
なお、室内で気の向くまま過ごさせることも良いですが、来客時や就寝時など必要な場合はケージに戻ることなどもしっかり覚えさせておきましょう。
子犬の甘噛みでも、家の中の家具はボロボロ
子犬の時期に犬種問わず、起きてしまいがちなのが噛み癖によるトラブルです。これは歯の成長過程で起こってしまうことですが、家具には噛んだ跡がしっかりと残ってしまうため、家具の配置を変えたりカバーをつけたりするなどの対策が必要です。
セントバーナードの性格に合わせた食事管理
セントバーナードの性格はおっとりとしている上に優しいのですが、意外と頑固な面やデリケートな部分がありますので、しつけの時にはその点を踏まえて行う必要があります。
また、セントバーナードの性格同様注目する点があります。それが「食事面」です。
セントバーナードの体は大きいですが肥満予防のためカロリーを抑え気味に、脂肪に関しても低く抑えてあるドッグフードを選ぶことが大事です。健康を守るためにもセントバーナードの食事面は性格同様に気を遣う必要があるのです。
食事量が多いセントバーナードは、本来なら体に必要な栄養でも過剰に蓄積されてしまうため太りやすく、肥満症や心臓への負担など大病を患う可能性も少なくありません。そのため、脂肪分が少ないドッグフードを選ぶなど体重やライフスタイルに合わせて食事を変えるようにしましょう。
なお、食事量に関してはドッグフードの袋に目安が載っていますので、それを参考にして与えます。セントバーナードの性格と合わせて、食事の管理も大切にしましょう。
セントバーナードの性格に関するまとめ
おっとりした気質のセントバーナードは、人や動物など共に生活する相手に対して優しい性格で接してくれます。一方では頑固なところやデリケートな一面があるため、愛犬となったセントバーナードの性格を見極めて接し方に注意することも必要です。大きい体で甘え上手ですので、家族にとっていとしくかけがえのない存在となるでしょう。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 ラルコ
女性 HONU
30代 女性 りん
40代 女性 サンデー
昔なので庭で飼われていたのですが、本当に穏やかでのんびりした犬で、柵越しの私を見つけるとのそっと立ち上がってゆーっくり近寄ってくれました。目の前でオスワリをすると、微動だにしないほど。子供の相手を毎朝してくれる優しい犬でした。
私が小学校を卒業するころには亡くなってしまったので、セントバーナードの寿命はあの大きな体なので短いのかも知れませんね。
しかしあの存在感に優しい瞳、性格、とても魅力的な犬種だと思います。
40代 女性 おーちゃんママ
女性 おそば
女性 もふころ
昔から憧れの犬種なので、出会えた時は感動します。