グレートデンの性格
グレートデンの性格といえば、穏やかでフレンドリーという言葉が出てくるでしょう。しかしドイツで誕生したグレートデンは、イノシシ狩りの猟犬として作られました。そのため、今から400年前のグレートデンは体重の重さや筋肉がしっかり付いており、今の風貌とは違った印象だったといいます。それ以降はドイツの貴族に気に入られて、体型が少しずつ細身になっていったといわれています。
グレーハウンドとマスティフから生み出されたグレートデンは、本来の体型から細身となったことでマスティフとは明らかに違うと見方が変わり、グレードデンという存在が、改めて認められたのです。そして今現在、ペットとして飼われるグレートデンは、高い人気があります。
また、グレートデンの性格的特徴として、とにかく人が好きで親しみを持って接してくれます。それと同時にいつも誰かと過ごしたいという気持ちがあるので、留守番をすることが好きじゃないという、可愛い特徴がグレートデンの性格といえるでしょう。
グレートデンの性格を理解した上でしつけをする
グレートデンの性格は、おっとりしており他の動物や子供にも用心深さを見せることはありません。イノシシの猟犬だったという歴史があったとは思えない程です。
しかし、体が大きいこともあって力を非常に強いことから、子犬の段階でしつける必要があります。可愛いからと普段から犬中心にしてしまうと「自分が一番」と思い込み、好き勝手に行動するようになってしまいます。そしたら、何かあった時にコントロールが利かなくなってしまうでしょう。子犬のうちから「飼い主が上である」ことを、しっかりと覚えさせることが大切です。
グレートデンの性格は他の犬種と比較しても、物を壊したりイタズラをしたりして家族を困らせるようなことはしません。しかも言うことを良く聞き、教えられたことを把握する能力も高くて賢いので、しつけそのものはスムーズに行えるでしょう。グレートデンの性格に合ったしつけをしましょう。
グレートデンの性格同様に大切な食事
グレートデンの性格を把握することと同様に、食事を与えるタイミングや食事内容も大切といえます。
子犬に与える食事は固形の乾燥タイプのドッグフードで大丈夫ですが、歯が完全に生えるまではお湯に浸して柔らかくしたドッグフードを食べさせます。1日の必要量を4回分ほどに分けて、柔らかくしたものを3時間間隔で食べさせます。そこから少しずつ時間の幅を広げていって、生まれて1か月になるまでに間隔を6時間にします。
歯が全て生えても、まだお湯に浸したドッグフードを与えるのですが、固さを感じるように作ります。少しずつ調整していき、時間をかけて固さに慣らしていきます。この時期はまだ内臓がしっかり成長していない状態のため、ドッグフード本来の固さのまま食べさせると胃に負担をかけてしまう恐れがあるので避けましょう。
生まれて半年あたりには、ドッグフードを成犬用にチェンジします。注意点としていきなり丸ごと変更するのではなく、元々食べてきたドッグフードに少量ずつ足していきます。グレートデンが違和感なく食べているようなら、成犬用の固形フードを多くしていきながら、子犬用の固形フードを減らしていきます。そして成犬用の固形フードに変更します。
また、もう1つの注意点として、グレートデンは命にかかわる「胃捻転」という病気にかかりやすいという一面がありますので、できる限り胃に負担をかけないように以下のことに気を付けましょう。
- 食事前と食事後のそれぞれ1時間は、ゆったりと過ごさせる。
- 急いで食べるグレートデンの性格を、子犬の段階で抑える。
- ゆっくりと時間をかけながら食事をすることを教えておく。
- 食事の回数は、成犬でも1日の必要量を最低3回は分けて与える。
食事を与えるタイミングと食事の内容を管理することは、グレートデンの性格を知ることと同様に、大切なことなのだと理解しておいてください。
グレートデンの性格同様に大切にするブラッシング
グレートデンの性格を知ることと同様に、生活の中に取り入れたいことがブラッシングです。
本来、犬はアンダーコートを持つ「ダブルコート」が普通でしたが、室内でペットとして飼えるように交配されたために、「シングルコート」が誕生しました。その結果、寒さが苦手となった半面、抜け毛の量を減らせたことでその犬の管理がしやすくなったのです。
グレートデンは、シングルコートで短毛タイプですが体が大きいため、小型犬・中型犬から見ると抜ける毛の量はどうしても多くなってしまいます。さらに、毛の生えかわりが季節に合わせて1年に2回あるため、その時期は意識して抜け毛の管理を行なう必要があります。しかし、「長毛種」「ダブルコート」を持つ犬よりは、短毛のため管理は比較的簡単といえます。
グレートデンの抜け毛の管理
まず、抜け毛の対策としてブラッシングは毎日行います。特に、散歩や運動後には毛が汚れている可能性がありますので、その後に濡れたタオルで拭き取ってあげると良いでしょう。それからブラッシングをします。
また、ブラッシングで使用するブラシは、「ラバーブラシ」と「豚などの毛を使ったブラシ」を使い分けすることがポイントです。ラバーブラシは撫でるようにブラシをかけます。それだけで不要な毛を取り除くことができますし、皮膚へダメージを与えにくい上に血の循環を促すため、一石二鳥といえます。注意点として、予想以上に毛が抜けてしまう恐れがありますので、適度に行なうことが重要です。
一方の獣の毛でできたブラシは毛に光沢を与えてくれますし、血の巡りを良くするサポートとなりますので、普段のブラッシングに取り入れます。グレートデンは人と接することが大好きな性格ですので、ブラッシングをしながら交流を取ると、喜んでくれます。
まとめ
人に対してフレンドリーな性格のグレートデンは、家族と共に過ごすことが何よりも好きな犬です。しかし決して寿命が長いとはいえないため、食事面や運動などを取り入れて、健康に過ごせるようにサポートをしてあげましょう。ブラッシングはグレートデンと交友を深める大切なことでもありますから、毎日行なうことがポイントです。
ユーザーのコメント
40代 女性 ペッパー
40代 女性 煎餅
初めて見たときは、白と黒の模様で、仔牛かと思ってしまったほど、犬離れした体格!
吠え声も犬というよりは、地を這うような、独特の声。圧巻でした。
しかし後に、グレートデンの平均寿命がとても短い(6才とか)と聞いてなんともいえない気持ちになりました。その時愛犬が6才だったのもあって、そんなに早くお別れが来てしまうのかと。
体が大きな犬は、小型犬より寿命が比較的短いと知ったのはその時でした。
記事に、人間が大好きでとてもフレンドリーな犬種だとあったので、想像して勝手に余計に寂しい気持ちになってしまいましたが。きっと飼い主さんはそれもわかったうえで、充実した生活を送られているんでしょうね。
30代 男性 カブレラ
女性 おもち