ニューファンドランドの特徴や性格・寿命、しつけについて

ニューファンドランドの特徴や性格・寿命、しつけについて

ニューファンドランドという大型犬をご存知ですか?ニューファンドランドは、救助犬としても活躍するほど、体力や力のある大型犬です。ここでは、気は優しくて力持ちの大型犬、ニューファンドランドの特徴や性格、飼育のポイントまで詳しくご紹介します。

お気に入り登録

ニューファンドランドの特徴

茶色のニューファンドランド

ニューファンドランドとは、その名前の通りカナダのニューファンドランドが原産国の大型犬です。ラブラドルレトリバーの先祖でもあり、水難救助犬として、今も人間の命を救うために活躍しています。

ニューファンドランドの成犬は体高が65cm~70cm、体重は45kg~70kgなので、個体によっては人間よりも大きな体になります。そんな大きな体のニューファンドランドですが、救助犬として活躍している事もあり、頭が良く、命令をすぐに覚えて行動に移す事ができる優秀な犬です。

ニューファンドランドの性格は温厚で、飼い主さんへの忠誠心にも優れているので、とても飼育しやすい犬です。また、多頭飼いの家で飼う場合でも、社交性があるので、すぐに他の犬とも馴染むことができるでしょう。

ニューファンドランドはあまり市場では販売されていません。ニューファンドランドのブリーダーさんを探して、子犬を購入するのが一番手っ取り早いのですが、すぐに売れてしまう犬種でもあるので、なかなか手に入れるのが難しいと言われているほど、希少価値が高い犬です。

ニューファンドランドの寿命

大型犬の宿命で、ニューファンドランドの寿命は7年から10年ほどと、小型犬や中型犬と比べると短命になります。

ニューファンドランドの性格

舌を出しているニューファンドランドの顔

ニューファンドランドは見た目も優しそうですが、性格もやはり温厚で大人しい犬です。無駄吠えに関しては、しつけが必要となりますが、レスキュー犬として活躍するほど賢くて、学習能力が高いので、必要な時にだけ吠えるという事ができる犬種です。

ニューファンドランドには信頼している飼い主さんや家族に対しては、甘えん坊なところを見せてくれる可愛いところがあり、社交的なので家族以外の人や知らない犬ともすぐに仲良くなろうとします。

また、ニューファンドランドは、水難救助犬として活躍するだけの資質があるので、「人を助ける」「人を守る」という事に長けています。それは自分の飼い主さんや家族に何か危険が迫っている時にも発揮され、衝動的に家族を守る護衛本能が体を動かす事もあるようです。

ニューファンドランドの飼い方

少女とニューファンドランド

ニューファンドランドは大型犬の中でも、一際大きな超大型犬に属する犬種です。運動する事も大好きですし、遊ぶ事も大好きです。寒さにはとても強い犬ですが、被毛が寒さに強いダブルコートなので、暑さにはとても弱い性質です。

ニューファンドランドは、1日二回の散歩が欠かせません。いずれも1時間ほどかけて連れて行き、たまには犬用のプールや、川や海で泳がせてあげると、とても喜びます。引っ張る事が大好きなので、遊びに取り入れてやることで良い運動にもなります。

ニューファンドランドは室内で飼育する場合、ある程度広いスペースが必要となります。また、よだれの多い犬としても知られていて、家の中が汚れてしまう事は最初から覚悟してください。

前述したように、寒さには強いのですが暑さに弱いので、真夏には部屋にエアコンが必須となります。また、ニューファンドランドは被毛がダブルコートなので、抜け毛対策も必要です。

換毛期には多くの毛が抜ける事も覚悟の上で、日頃からのブラッシングやシャンプー、吸い込みの良い掃除機や空気清浄機などを使った抜け毛対策を、考えておきましょう。

ニューファンドランドのしつけ

棒をくわえて走るニューファンドランド

ニューファンドランドはしつけがそう難しくはない犬種です。頭が良い事と学習能力も高いので、根気よく教え込まなければなかなか覚えてくれないという犬ではありません。

社交性もあるので、やたらと他の犬や人間に対して吠えまくる事もしませんが、全くしつけをしない状態であれば、無駄吠えを始めてしまう場合もあります。

ニューファンドランドのしつけをする際に、一番注意をしなくてはならないのは、散歩不足によるストレスを溜めさせない事です。ニューファンドランドは温厚な性格をしていますが、運動不足になると、攻撃的なところが出てくる可能性があります。

これはどの犬に関しても言える事ですが、特にニューファンドランドのような超大型犬の場合は、適度な運動を毎日させて、ノンストレスの状態を作ってあげなくてはいけません。

また、ニューファンドランドをしつける場合、体が完全に大きくなる成犬になってしまう前までに、完全に教え込んでおく事もポイントです。成犬になってからでは、どんなにニューファンドランドのような賢い犬でも、身についてしまった事を直すことは難しくなります。

体が大きく、頭も良く、飼い主さんに忠実な性質を持っているので、子犬のうちにしっかりしつけをして、問題行動を起こさない犬にしておきましょう。飼い主さんがしつけさえきちんとしておく事ができれば、小さなお子さんにも安全に接する事ができる家族の一員になれるのです。

まとめ

草の上に伏せているニューファンドランド

ニューファンドランドは、カナダで水難救助犬として活躍している超大型犬です。穏やかな性格と頭の良さで、ニューファンドランドは飼育しやすい大型犬としても人気です。

ニューファンドランドを飼育するには、広々としたスペースと、真夏でも快適に過ごせるようエアコンが完備されているところが適しています。小型犬や中型犬に比べて、散歩に時間をとらなくてはならなかったり、飼育に費用が掛かりますが、甘えん坊のとても可愛い大型犬です。

はてな
Pocket

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 女性 あめたま

    ニューファンドランドというワンちゃんの名前は聞いた事がなく、どのような犬なのだろうと疑問を持ちながら記事を読んでいました。

    すると、とても賢くコミュニケーション能力も高い優秀なワンちゃんだという事が分かりました。

    また優秀であるだけではなく、見た目がフワフワしていてとても可愛らしいです。

    容姿が魅力的で性格もパーフェクトな点が非の打ち所がなく、「こんなに飼いやすいワンちゃんもいるのだなぁ」と驚きました。

    毎日のお散歩は、やはり欠かせません。ですが、他の大型犬よりも手がかからないという点が魅力的に感じられました。

    大型犬は適切な躾を行わないと迷惑犬に成り下がってしまう可能性が上がるので飼育を決める際には相当の勇気が必要だと考えていました。

    私はこれまでどちらかというと賢い犬よりも好奇心旺盛な活発なワンちゃんを育てているので、偶には手のかからない犬種を育ててみたいと感じられました。
  • 投稿者

    20代 女性 めろん

    ニューファンドランドという犬種は始めて知りました!ラブラドールの先祖なんですね。穏やかで優しそうな雰囲気が似ていますね✿ฺ(〃▽〃)✿ฺ
    水難救助犬として働いてるなんて凄いです!ラブラドールも盲導犬や介護犬として活躍していますし、ニューファンドランドの遺伝なんでしょうね。
    性格面など飼いやすそうですが、何せとても大きい犬種なのと暑さに弱いのと運動量が必要になるので、大きめのお家で(庭などがある)お散歩や水遊びも出来るような環境となると、日本で飼われている方が少ないのも納得です。広いお家に庭やプールがある海外向けのワンちゃんと言えますね。
    これは仕方がないのですが大型犬は小型犬に比べて寿命が短いのが悲しいですね・・。
    なるべくストレスフリーで、健康診断やお手入れどきにスキンシップを兼ねてお家でも健康チェックをすることによって元気に長生き出来るようにしてあげたいですね。
    個人的にとても興味がある犬種なのでルーツや日本で飼われている方のブログなど見たりしています。飼いたい方は参考になると思います!
  • 投稿者

    40代 女性 かえで

     ニューファンドランドは、看護学校のときに学校内で飼っていて、世話を担当しました。
    とても優しくて人懐っこいのでみんなに人気でしたが体がとっても大きいので躾がたいへんでした!賢い分、覚えも早かった気がします。小さな子とも仲良くするので近所でも好評でした!
     ごはんはフードに豚肉とキャベツを湯がいたのをトッピングしていました。
     散歩は時間をかけました。河川敷に連れていって引っ張りあいや相撲等をして遊んだり学校内の運動場で走らせたりもしました!足も頑丈で丈夫で可愛らしかったです。
     他の犬とも仲良くなり、小型犬ともよく遊んでいました!人に対する好き嫌いはないので、みんなとまんべんなく仲良くなりゆうこともよく聞きました!
     ただ、よだれがすごいのでよく床を拭いていましたがよく滑りました。
    はじめて会ったとき、よだれの多さに驚きでした。
  • 投稿者

    女性 ゴン吉

    ニューファンドランド!大きいですよね。ブラウンのニューファンドランドはクマみたいで迫力もあります。カナダの地名からつけられている通りに、ラブラドール州も近い場所なのでラブラドールと犬種が近いというのはとても納得です。
    ニューファンドランドの子犬は見たことありませんね。それでも年間登録頭数は150頭くらいいるそうです。よく見かけるプードルが年間7万頭いることを考えたらとても珍しい犬種になるのでしょうね。

    あの被毛を見れば暑さに弱いことは一目瞭然ですね。基本的には屋内飼育が適した犬種なのかなと思いました。
    以前ラブラドールを連れた飼い主さんが引っ張られて大変そうだったのを見たことがあるので、超大型犬のニューファンドランドの場合は特に、飼い主さんも力強くないと色々大変そうだなと思います。
  • 投稿者

    30代 男性 K.West

    父が初めてだけど犬を飼うぞと念気したのがニューファンドランドの女の子でした。
    番犬は優し過ぎて無理と図鑑にありますが…身内以外の者が家に来ると烈火の如く追い払おうとする逞しい子でした。
    初めは僕も沢山悩んでたけど…彼女が居たからどんな犬達の吠え声にも平気になりました。そして愛犬家に変えてくれました。
    ニューファンって本当に日本国内じゃレアなので出会えた事に感謝の意を込めて毎年春には墓参りに出かけます。
    ありがとう…愛しい君へ。そんな気持ちです。
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。