セントバーナードの寿命
セントバーナードの寿命は、8歳前後から10歳くらいです。他の大型犬の一般的な寿命は、短くて7歳くらいから長くて10歳程度といわれていますので、大体相違はありません。
ちなみに寿命は、小さい犬種が全体的に長い傾向があり、体が大きくなってくると、寿命が短い事が大半なのですが、その原因は現在も分かっていません。それぞれのセントバーナードによっても、寿命に違いが出てきます。
セントバーナードの寿命を縮める肥満
セントバーナードの寿命ができるだけ延びるように、色々工夫したいものですよね。いつまでも健やかに健康でいられるような方法が分かれば、実践したと思うのが家族の思いです。
セントバーナードの寿命を考えた時に、まず目を向けることが「太りやすい」という点です。理由は、体も大きく、セントバーナードは食事量が多いために、栄養を目安以上に摂ってしまうため、結果的に体重に反映されてしまうのです。
それを防ぐには、肥満と診断されたら、カロリーを抑えたタイプのドッグフードを与える必要があり、その上、運動を取り入れて体重を管理することが大切です。
この体重管理が、セントバーナードの寿命をより長くするために大切といえます。
また、適度な運動を可能であれば1日1時間以上行うのがいいと思います。運動量をできるだけ多くしたいのなら、散歩は歩行の他にも、多少走ったりするなど、工夫をすると良いでしょう。
さらに、肥満になると腰や足に負担がかかるため、その部位にまつわる疾患を伴いやすくなり、健康にとってリスクとなります。
肥満は決してセントバーナードの寿命にとって、良いものではありませんから、普段から様子を見た方が良いでしょう。
セントバーナードの寿命の大敵はストレス
セントバーナードの寿命を延ばすには、生活環境でストレスがかからないように工夫をすることが大切です。
セントバーナードは、本来高い標高の環境が適しているため、寒さは問題ありませんが、暑さや湿度のある環境が苦手です。小さいことに感じるかも知れませんが、温度管理をしてセントバーナードの寿命にストレスをかけないようにすることが大切です。
気温が高くても、ストレスを感じることなく、快適に生活ができる環境を整えてあげましょう。
室内であれば、エアコンで温度管理ができますので、暑さでバテることがありません。さらに、散歩や運動は気温が高い時間帯を避けて行なう方が良いです。
また、室内で飼育をするなら、ゆっくりくつろげる事ができ、ストレスのないできるだけ静かに暮らせる場所を提供しましょう。
セントバーナードの寿命を延ばすには、このような心掛けが必要です。
セントバーナードの寿命に厄介なリンパ腫
セントバーナードの寿命にとって、命の危険となる厄介な病気があります。それは「悪性リンパ腫」です。
これは、いわゆる「血液のガン」の一つに分類されるもので、全身性であり、血液の成分のひとつである白血球のうちのリンパ球というものが腫瘍化してしまうことでおこります。こういった病気は、セントバーナードの寿命には深刻な影響を与えてしまいます。
発症の原因は色々と考えられてるようですが未だ分からないこともあり、予防する手段も不明なのです。
日常のお手入れを行なうと同時に、体を触って、特に足の付け根部分や、ワキとアゴにあるリンパ節の状態を確認して、異変がないかを見ましょう。できるだけ早く発見できることが、セントバーナードの寿命に繋がっていきます。
セントバーナードの寿命に脅威となる胃捻転
セントバーナードの寿命に関わる疾患が、この「胃捻転」です。原因は詳しく解っていない部分もありますが、名前の通り胃の一部が捻じれてしまい発生します。
それによって胃の中の内容物が流れず、ガスによってさらに胃が膨れてしまう病気です。状況によっては、その周りのある臓器までも引き込まれて捻じれるので、血の巡りが止まり、循環が悪くなってしまい、命にもかかわります。
他の大型犬にも見られる病気ですが、セントバーナードにとっても、命に関わる病気となります。この病気は発症して数時間で命を落としてしまうために、以下のような異変が出たら、すぐに獣医に診てもらいましょう。
- 変に落ち着きがない
- お腹を気にする
- 吐き気があるものの嘔吐しない
- お腹が突然膨れる
セントバーナードの様子を注意して、セントバーナードの寿命をしっかりと守ってあげましょう。
まとめ
セントバーナードの寿命を延ばすためには、いつまでも健康に過ごせるように、気を付けて様子を見る習慣を身に付けましょう。
体全体に血が巡ることで、その流れにのってがん細胞が回っていく悪性リンパ腫や、胃が捻じれて血が循環せずに、そのまま放置すると、最悪命にかかわる胃捻転などの病気があります。
できる限り健康的に寿命を延ばしたいのなら、少しの異変でも獣医に相談した方が良いでしょう。また、意外にもセントバーナードにとって寿命を脅かすのが、肥満です。
できるだけ子犬の段階から太らないように管理する必要があります。その時期を無事にのりこえられたら、成犬になってから太ったとしても、運動や食事で管理ができます。
ユーザーのコメント
40代 女性 匿名
そしてセントバーナードは寒い地域で多く見られるイメージ通りに、寒さにはとても強いそうですが、高温多湿な環境が苦手だそうですので、エアコンでの室内温度設定には気を配ってあげた方が良いと思いました。
そして記事によると、「悪性リンパ腫」や「胃捻転」といった病気にも注意しなければいけない犬種だそうで、日頃の愛犬とのマッサージなどの触れ合いを習慣化して、しこりや異変に敏感になるという事も忘れてはいけないのだと思いました。
30代 女性 のの
20代 女性 のん
40代 女性 トマト
大型犬だけに太りすぎないようにフードの調節や散歩がとても大切になってきますね。糖尿病や心疾患、股関節形成不全、腸ねん転など大型の犬種に多い見られる病気ですね。心臓は特に要注意だそうです。小型犬に比べ寿命も7~10歳と短いので少しでも長く家族でいられるよう注意をしてあげたいですね。
女性 まるきりはれ
○さてさて、体重100キロにもなる、『セントバーナード』やはり、長生きの秘訣は、肥満対策、とのことです。確かに、、、叔父の家にいた『ドンさん』も、かなりの”大飯食らい”でした!栄養の目安もなんのその、ものすごいがっつきぶりです。そこで家族が考えたのは、食事量をカバー出来るだけの、運動量の増加、つまり、散歩の時間を増やしました。何度かお手伝いさせてもらいましたが、想像をはるかに超えるキツさです。多少走る、、、なんてものではなく、全力疾走すること數十分。おかげで叔母さんは、当時アスリート並みの脚力がつき、自身のダイエットにもなったと話してくれました。
○ストレスは大敵、雪山が本拠地のセントバーナードにとって、暑さ対策は必須ですよね。叔父さんの家は、東北地方なので、比較的過ごしやすかったかと思います。それでもやはり、梅雨や夏には、ぐったり気味の『ドンさん』ボウル一杯の氷をガリゴリ食べている姿が夏の風物詩でした。
○『悪性リンパ腫』本当に恐ろしい病気です。この病魔に蝕まれ、『ドンさん』も旅立って行きました。家族全員、代わる代わるの看護体制で臨みましたが、とうとう、治ることはありませんでした。8年という寿命、もう少し、もう1日だけでも延ばすことができないか、、、『ドンさん』の周りで、家族が悲しみに暮れていた時間は、とても長く長く感じられました。
○”胃捻転”初めて知りました。字面だけでも、胃が捻れるなんて、恐ろしい病気です。しかも、原因も詳しく解っていない部分があり、発症して数時間で命を落としてしまう、その高速さに震撼を覚えます。記事にあった、4つの留意点を参考に、普段から異変などのサインを見過ごさないことが、大切ですね。
○普段から、細部まで丁寧に注意深く見守ること、不安なことがあれば、信頼できる医療機関の診察を受けることが、大型犬の長生きの秘訣と、再確認しました。それから、体重管理も要です。これは、人間にも言えることですよね。人もペットも、同じです。健やかに暮らせるよう、楽しく一緒に散歩しながら行きて行きたいと思いました。
30代 女性 チョコミント
30代 女性 ハッピー
20代 女性 Chanko
もしお目にかかれるなら、冬の山小屋で暖炉の前で温かい飲み物を飲みながらブランケットのように抱きつきたい…!
17~19世紀から雪山で遭難者を救助するための使役犬のルーツから、かなりの運動量が必要だったり、寒さに強くて暑さに弱い犬種だと、どうしても日本のように夏が猛暑の気候だと、大変だったりするのかもしれませんね。
がっちりした骨格と筋肉、ダブルコートの被毛で暑さに弱く、少々太りやすい・・・
我が家ではフラッフィーコーギーが元気に走り回っていますが、彼も近からず遠からずな特徴を持っていて、親近感がわきました。
寿命の短さや、遺伝性の疾患にかかりやすいというネガティブな点についても触れられていますが、だからこそ、だくさん思い出を作っている飼い主さんもいるようです。
アメリカ・ニュージャージー州在住のボビーさんの愛犬、オディンは今年のはじめに骨肉腫を患いましたが、Bucket list(死ぬまでにしたいことリスト)をFacebookに掲載し、多くの人の協力により40以上の項目を成し遂げていく姿が話題になりました。
<参考:https://patch.com/new-jersey/parsippany/odin-nj-dog-larger-life-bucket-list-passes-away>