私がトイプードル『ナル』の里親になるまでのストーリー

私がトイプードル『ナル』の里親になるまでのストーリー

私の愛犬は捨てられていました。そんな愛犬の里親になる不安や、嬉しさ、わんちゃんを大切にして欲しい気持ちを記事にしました。

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私と出会う前の愛犬

私と出会う前、愛犬は飼い主に捨てられ(捨てられたのか迷子になっていただけなのかは不明です)大阪の町をさ迷っていました。

警察に保護され、飼い主が現れるのを待っていたようですが、何日経っても飼い主が現れず、仕方なく保護施設へ預けられることになりました。

仮ママ、パパに出会う。

保護施設にいるわんちゃんで、比較的人懐っこく里親が見つかりやすいわんちゃんを保護し、そのわんちゃんに里親を探してあげるボランティアをしている方の目が愛犬に留まり保護されることになりました。

仮のお家に行って、最初にしたのはトリミング。愛犬はトイプードルで、何日もさ迷っていたせいで身体中が汚れていて、毛玉の量も凄かったからです。

トリマーさんに抱っこされる愛犬

ボランティアの方は愛犬の傷ついた心を癒すようにたくさんの愛情を愛犬に注ぎ、外耳炎の治療をしたり、おトイレのしつけ、お散歩の訓練をしつつ、里親募集の記事を自身のブログに上げました。その記事が私と愛犬との出会いでした。

私が愛犬を引き取るまでのストーリー

私は小さい頃からわんちゃんが大好きで、それは将来のお仕事もわんちゃんと関われるお仕事がしたいと強く思うほどでした。高校を卒業して動物専門学校に通い、わんちゃんのことを色々学んでいくうちに私もわんちゃんを飼ってみたいと思うようになりました。

今まで父親に飼うのを反対されていたので、余計にその思いも強かったように思います。そんな時にボランティアの方のブログを見て、一目で愛犬を気に入りました。

愛犬のアップ

父親も里親なら・・・と渋々ですが許可をくれたので、私は早速ボランティアの方にメールを送りました。
愛犬はとっても可愛らしい子でしたのでたくさん応募があったそうですが、私の熱意が届いたのか私が愛犬の里親に選ばれ心が躍るようでした。ですが、嬉しい気持ちと少し不安もあり、直接会うことになった日は緊張で胸がドキドキしていたのを覚えています。
知識はたくさんあってもわんちゃんを実際に飼うのは初めてで、しかも辛い経験をしたわんちゃんとどう接していいのか、わんちゃんは自分を受け入れてくれるのか、とっても不安だったからです。

会った瞬間に私の膝の上に飛び乗って来てくれた愛犬を見て、不安がいっきに消え去りました。もうとにかく嬉しくて、愛犬が私を選んでくれたようで嬉しくて泣き出しそうでした。人間の勝手で捨てられたのに、まだこうやって好意を示してくれる姿にただただ心を打たれました。この子を絶対に幸せにしようと決意し、トライアルを経て正式に愛犬の里親になりました。

現在の愛犬との生活

愛犬は『ナル』と名付けました。ハワイ語で『波』という意味です。
うちに来た頃は全身をバリカンで刈られた後だったので、トイプードルらしさがなかったですが、現在のナルはすっかりトイプードルらしくふわふわもこもこになりました。

おもちゃをくわえている愛犬

月に一回トリミングサロンに連れて行ったりお誕生日にはケーキを用意したりと、ナルを溺愛中です。もうナルがいない日常なんて考えられないほどです。

うちに来て最初の頃は色々と手を焼いてそれはもう大変でしたが、今となってはいい思い出です。こんなに楽しくて幸せな日々を私に与えてくれたナルや、ボランティアの方に感謝しています。

同じ飼い主さんに伝えたいこと

今わんちゃんを飼われている方に伝えたいことは、ご自身の愛犬を大事にして下さい。絶対に自分の勝手で愛犬を不幸にさせるようなことだけはしないで下さい。

これからわんちゃんを飼おうと考えている方に伝えたいことは、よく考えてからわんちゃんを迎えて下さい。飼いたい犬種と実際に飼える犬種は違います。

今飼おうとしているわんちゃんは、ご自身やご家族のライフスタイルに合った子ですか?それをよく考えて下さい。10年ほどの付き合いになる子ですから、しっかりとした知識と覚悟を持ってわんちゃんを迎えてください。

最後に

わんちゃんを飼ってみたいと思っているようなら、一度保護犬の里親になるということも考えてみて下さい。色々条件があるので簡単には里親になれないかもしれませんが、一度人間の勝手で捨てられてしまった子達ですから簡単ではないことは当然です。

私のこの経験が何かのお役に立ちましたら幸いです。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 きなこ

    こうして実際に保護犬を引き取って楽しく幸せに暮らしている方の記事を読むと、里親になるという選択肢があることももっと世間に広まると思います。我が家の愛犬も保護犬なのですが、とても人懐こくて落ち着いていていい子なので、散歩などでほめてくださる方に「もとは保護犬なんです」と保護犬もいいのよ~とアピールしてます。
  • 投稿者

    30代 女性 ぽち

    こういう記事を見ると良かったね〜という気持ちとそもそもこういう犬がいることが間違ってるという気持ちで複雑な気持ちになります。わたしは今飼っている愛犬が亡くなったら、里親として保護犬を育てていこうかと考えてます。もちろん子犬より寿命は短いんだろうとは思いますが、少しでも愛情を与えてあげられたらなあなんて思ってます。
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