【実際にあった話】散歩中に『毒エサ』を口にした犬たち

【実際にあった話】散歩中に『毒エサ』を口にした犬たち

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普段何気なく行っている愛犬との散歩。しかし意外にも散歩中は様々な危険がたくさんあります。私は以前動物病院に動物看護師として勤めていました。その頃、動物病院に散歩中何かを口にし生死の境をさまよう動物が運ばれてきました。その時の体験談と対策についてお話ししたいと思います。

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私は以前動物病院に勤めていました。
その頃に実際あった散歩中に起きたとても危険な出来事についてお話ししたいと思います。

毒エサを食べてしまった柴犬

こちらを見つめる柴犬

ある日、急患の柴犬を連れた飼い主さんが慌てた様子で来院しました。その子は散歩中に道に落ちていた何かを食べ、その後から具合が急変したそうです。

何度も何度も吐き続け、次第には泡を吹き倒れてしまい、身体がガタガタと痙攣していました。症状から診ても何かしらによる中毒の可能性が高いとみて、先生は直ちに解毒剤の投与、血液検査等を行い、その子は入院になりました。

飼い主さんは、その食べた物を拾って持ってきており、確認すると、「とても鮮やかな青色のエサ」でした。
先生曰く、これは色からして殺虫剤や害獣駆除で使う薬品である可能性が高いとのこと。鮮やかな青色をしている理由は、毒性が高いので人間側が誤って口にしないようにわざと自然界にないような蛍光色を付けているそうです。

散歩中の犬

そうこうしていると、同日に別のわんちゃんが、先ほどの柴犬と同じ状態で運ばれてきました。この子も鮮やかな青色のエサを食べたようで、食べた場所は先ほどの柴犬とは少し離れているところでした。その子にも治療を施し入院となりました。

同じ日に2件も毒エサによる中毒が来院した為、警察に連絡しました。すぐに動物病院に来てくれて、その毒エサの現物を見せました。

毒エサは一体誰が何のために撒いたのか。その地域は田舎のため、畑を荒らす害獣退治の目的なのか。それとも野良猫やマナーの悪い犬に対して恨みのある方の犯行なのか。
警察はあたりを捜索し、毒エサが撒かれているのは一箇所ではなく、複数箇所から毒エサが見付かり、その全てを回収しました。

しかし、犯人は見付からず、パトロールを強化することしか出来ませんでした。

散歩中におもちゃをくわえる犬

入院していた2匹の犬は、幸い状態が少しずつ回復し一命をとりとめました。あともう少し遅かったら、食べた量が多かったら、助からなかったかもしれない非常に危険な状態でした。無事2匹は回復し退院しましたが、お散歩がもう怖くて行けないかもしれない、と飼い主さんは言っていました。

愛犬の散歩中に気を付けることを今一度確認しておきましょう。

お散歩を楽しむ犬

  • 散歩中のリードは短くする。
  • 伸び縮みするリードを長く使用し犬を自由にさせながら散歩をしている方がいますが、目の届かない状態でのお散歩は大変危険です。
  • 日頃から拾い食いの癖をつけさせない。
  • 拾い食いの癖があるわんちゃんのお散歩は、リードの長さを飼い主さんの足元から離れられない長さに短く持ち、何か落ちているものに興味を示したらすぐにリードを引き拾い食いしないように気を付ける。
  • いざという時の為に、くわえたものを飼い主さんの指示で離しこちらに渡すようにしつけをする。
  • 視界の悪い夜間の散歩はなるべく控える。
  • 道端にある草は除草剤など撒かれている可能性があるので食べさせない。
  • 野良猫の多い地域、ゴミ収集所付近、草むらや畑には毒エサが撒かれている可能性が高いので、立ち入らないようにする。
  • 散歩中に何かを食べてしまった場合は、食べた物を持ってすぐに動物病院へ行く。
  • 散歩中に何かを食べて体調が悪くなった場合は、様子を見ずにすぐ動物病院へ連れて行く。
  • もしもに備えて夜間でも診察可能な動物病院を日頃からチェックしておく。

まとめ

花に囲まれる犬

全国的に見ても、毒エサを食べてしまい動物が被害にあってしまうニュースが流れています。畑を守るための害獣駆除目的なのか、犬や野良猫に恨みがある方の犯行なのか。犯人を見つけ出すのはなかなか難しく、その目的は分かりません。

毒エサに限らず、散歩中に何かしら拾い食いをしてしまい、動物病院に治療に来る方は少なくありません。ほとんどは飼い主さんが目を離した隙に食べられてしまったということが多いようです。

リードは愛犬の命綱です。
散歩中は愛犬から目を離さず、きちんと飼い主さんが愛犬の身を守ってあげましょう。

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