シベリアンハスキーの平均的な寿命
シベリアンハスキーの平均寿命は約12年ほどと言われているようです。
小型犬は平均15年ほど、大型犬は平均10年ほどのようなので、シベリアンハスキーの寿命は小型犬と大型犬の中間のようです。
シベリアンハスキーの成長期は5~6歳くらいまでと言われています。大型犬は成犬になるまでの時間が長いため、早く老化してしまう傾向があるようです。
また、シベリアンハスキーの寿命はシベリアンハスキーの特性を理解し、正しい飼い方をすることで寿命を延ばすことができます。
年々延びてきているシベリアンハスキーの寿命
昔の犬に比べると、シベリアンハスキーや他の犬達の平均寿命は延びてきているようです。飼い主の犬に対する考え方自体も大きく変わってきているためだと考えられます。
どのような理由から寿命が延びてきているのか見ていきましょう。
ドックフードの栄養バランス
20年前に比べると、現在では栄養をバランス良く摂取できるためのドックフード増えているようです。犬の健康を考えて栄養バランスがとれたドックフードを与える飼い主が多くなったことから、2~3年は犬の寿命が延びるようになったのではないかと言われています。
医療の発達
- ワクチン接種
- 避妊手術や去勢手術
- 健康診断で病気の早期発見
- 治療方法の増加
上記のことなどから、昔に比べると近年では犬の寿命が延びてきたようです。
さらにシベリアンハスキーをはじめ、犬を病気などにかかりにくくする為にも、飼い主が日常生活を規則正しくしてあげることでさらに寿命を延ばすことができるのではないかと言われているようです。
環境作り
シベリアンハスキーの特性を理解して、ストレスがかからないような環境を作ってあげましょう。
シベリアンハスキーはもともと寒冷な地域にいる犬なので寒さには強いようです。運動量が多い犬なので、家の中と屋外を自由に出入りできるような環境を作ってあげると良いでしょう。また、大型犬なので散歩も1日に1時間ぐらいは行きましょう。
このような特性も理解して、シベリアンハスキーの寿命が少しでも延びるように環境を整えてあげたいですね。
また、シベリアンハスキーは他の犬や猫などの動物に攻撃的な犬もいて、かなりの声量で吠えたり、地面を掘る習慣がある犬が多いようです。住宅街などでは近所迷惑になってしまう可能性が考えられます。
シベリアンハスキーの寿命を延ばすには
シベリアンハスキーを長生きさせるにはどんなことに気をつけて飼うと良いのでしょうか。長生きさせるための秘訣をご紹介します。
食事管理をする
シベリアンハスキーの寿命を延ばすには“食事管理”が重要となってくるようです。
栄養バランスを考えてドックフードを与えるようにしましょう。食事の量はドッグフードの袋に表記されている表をしっかり見て体重にあわせましょう。また体重だけでなくBCSも確認してください。
また、ドックフード以外の人間の食べ物は基本あげないように注意が必要です。
健康診断や予防接種を受ける
シベリアンハスキーの寿命を延ばすには、定期的な健康診断や予防接種をしっかり受けるようにしましょう。医療が発達してきたことで病気の予防ができたり、病気を早期できれば早期に治療をすることができます。健康診断や予防接種を受けていることで長く生きる可能性も高くなるでしょう。
十分な運動をさせる
シベリアンハスキーはもともと運動量が非常に多い犬のようです。運動を十分にできないと運動不足になり、ストレスも溜まり、シベリアンハスキーの寿命に関係してくる可能性もあります。大型犬の場合は「1時間以上の散歩を1日2回すること」が理想的のようです。
シベリアンハスキーは寒冷地で育った犬なので、梅雨~夏場の日差しや高温多湿な環境は苦手なので注意しましょう。特に熱中症や脱水症状にならないためにも、こまめな水分補給をさせましょう。
こまめにブラッシング
シベリアンハスキーとスキンシップをとる為にもブラッシングをしてあげましょう。特に年に2回は毛の生え変わりの時期があります。
また、ブラッシングやシャンプーをしてあげることで脂漏症という皮膚病を予防する効果も期待できるようです。
シベリアンハスキーの寿命に影響する4つの病気
- 股関節形成不全
- 白内障
- 進行性網膜萎縮症
- てんかん
シベリアンハスキーの寿命をのばすためにも、かかりやすい病気について知っておきましょう。
股関節形成不全
股関節形成不全とは生まれつき股関節の形が異常な状態で、子犬の頃にははっきりとした症状がでないものの、成長過程で徐々に症状が出はじめます。症状としては、腰が左右に揺れるように歩く、足を痛がったり、ひきずったりする。後ろ足がうまく曲がらない、運動を嫌がる、などの症状が見られます。
先天的な原因が主なのですが、骨が急速に成長する子犬の時期に股関節に負担をかけることで発症することがあります。また、肥満や過度な運動によっても症状が出ることがありますので、子犬の頃には、股関節に負担をかけるようなこと(物を引っ張るなどの動作)を避け、食事のバランスに気を付けて肥満にならないように注意しましょう。
白内障
白内障は目の水晶体が白く濁り、視力が低下したり失明したりする病気です。
白内障の治療は、点眼薬や内服薬が中心です。進行を遅らせても根本的に回復させることは難しい病気です。また、手術という方法もあります。早期発見、早期治療が大切です。白内障の予防には、ルテインを含むサプリメントなどを病院ですすめられることもあります。
進行性網膜萎縮症
遺伝性の病気で、徐々に網膜が委縮して視力が低下していく病気です。進行性網膜萎縮症になると、はじめは暗い場所や夜間に目が見えづらくなり、歩くのを不安がったり、嫌がったりする様子が見られます。そして徐々に進行して、日中でも見えづらくなり、失明にいたってしまいます。
シベリアンハスキーは、この進行性網膜萎縮症を発症しやすい犬種と言われています。暗い場所での散歩を嫌がる、つまずきやすくなる、壁伝いに歩くようになるなどの、普段とは違う様子が見られたら、早めに病院に相談しましょう。
てんかん
シベリアンハスキーがよくなる病気には、特発性のてんかんがあります。MRIなどで脳に異常がみつからないにも関わらず、口から泡を吐いて意識を失ったり、硬直して倒れたり、体が痙攣したりします。原因は遺伝とも考えられていますが、詳細はあきらかになっていません。気圧や温度変化やストレスなども原因としてあげられています。
シベリアンハスキーは、本来マイナス50度の極寒でも耐えられるほどの犬なので、日本の蒸し暑い気候が体に負担となることがあります。生活環境を整えて、できるだけ心身ともにストレスをかけないよう気をつけましょう。
シベリアンハスキーの寿命に関するまとめ
シベリアンハスキーの寿命を延ばすためには、飼うための環境作りが重要なようですね。シベリアンハスキーを飼う前に犬の特性をしっかり把握しておきましょう。
そしてその特性を理解して適切な育て方をすることがシベリアンハスキーの寿命を延ばすことに繋がるようですね。シベリアンハスキーの過ごしやすい生活環境を作り、体調面や生活面などをしっかり管理してあげましょう。
また、体調管理をするためにも、定期的な健康診断や予防接種は欠かさず受けるようにしましょう。
少しでもシベリアンハスキーの寿命を延ばし、長く一緒に過ごせるようにするためにも日常的にできることから意識していきましょう。
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シベリアンハスキーの性格や特徴、子犬の値段や飼い方まで
ユーザーのコメント
20代 女性 ゆず
40代 女性 いちご
40代 女性 はるか
女性 匿名
目に良さそうなおやつをあげて、少しでも進行を遅らせるように努力しています。
9才になった今、まだまだ元気に散歩していて老いは見られませんが、近い将来介護が必要になると思うので勉強中です。
弾んで歩く愛犬を見ていると、この時間がいつまでも続くと良いのにと願っています。
女性 匿名
病院に行きましたが、虫刺されでは無いかと言われ、特に治療はなく帰りました。2日ほど落ち着きがなかったのですが、徐々に回復し安心しました。
これまで病気らしい病気はなかったので、歳をとって免疫力がなくなったのかと残念な気持ちになりましたが、気を取り直してより栄養価の高いフード選びをしています。ドライを中心に缶詰めをトッピング。
よく食べます。
平均寿命を超えて元気でいて欲しいです。