犬は躾だけで懐いている訳ではない

犬は躾だけで懐いている訳ではない

犬が主人や家族に懐くのは、『食事を与える』とか『一緒に遊ぶ』だけで懐いている訳ではありません。そこには更に奥が深い理由があるのです。それはどんな理由なのでしょう?その理由について考えて行きます。

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大事にしてもらえる様な行動を主人に対して本能的にとっている

最近の人気のペットランキングで1位に輝いたのは猫です。
残念ながら犬は2位に後退してしまいました。
その理由は、散歩の必要がない事などから、最近特に猫人気が高まって来ていることが挙げられます。

しかし、そんな猫人気には押されていますが、犬は人間に懐く度合いは猫よりも大きい事から、人間と暮らすのに最も適している動物だとされています。

適している

でもどうして犬は人間に懐いてくれるのでしょう?
それは、『犬は狼の子供が親狼から大事にしてもらうための行動を、主人に対して本能的にとっているから』なのです。
最近の研究で、犬が人間に懐くのは『人間の子供が親に対して安全な拠り所として感じる愛着を、犬も同様に感じているからである』と、ウィーン獣医大学の研究者が『PLOS ONE』で発表しています。
   ☟
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0065296

愛犬をどのポジションに置いているのか

犬はオヤツをくれる人や散歩に連れて行ってくれる人は好きになり懐きますが、しかしそれは普通に好きなだけで犬が敬意を払う懐き方とは異なります。
愛犬が恐怖を感じた時や緊張している時、或いは何らかの原因で困っている時に、助けてくれて頼れる存在にならないといけません。

ご自分のお子様が幼かった頃を思い出してみて下さい。
その頃のお子様は、親の事を『すごく頼れる大好きな人』と思っていたのに違いありません。
犬もそれと同じ事が言えるのです。

つまり愛犬を『どのポジションに置いているのか』で懐く度合いが違うという事なのです。
ウィーン獣医大学の研究からもわかる通り、愛犬と主人は親子の関係でお付合いするのが『better』だと言えるでしょう。

犬も人間の子と同じ様に親に従う

最近の研究によりますと、狼の群れにはリーダーと他の狼との間には主従関係は存在しない事が分かっていますので、もしかしたら犬にも同じ事が言えるかもしれません。
そして狼の子は人間の子と同じ様に、親に従う事も分かっています。
そして犬も狼同様、『人間の子と同じ様に親に従う』本能があると言う事も分かっています。
でも狼は犬とは違う世界で生活していますので、人間には懐きませんが…。

そして、犬は人間の接し方次第で『人間よりも人間に優しい存在』になります。
それには心から犬を自分の子と同様に愛してあげる事です。
そうする事により、本当の信頼関係と絆が生まれて来るのです。

信頼と絆

人間は大人になれば、親への愛情も幼少時代とは違ったものになりますが、犬は幾つになっても幼犬時代と全く変わらない純粋な愛情を持って懐き成長します。
ただ普通に躾けているだけなら懐き方も弱くなってしまいます。
満ち溢れた愛情で育てて行けば、必ず心の底から懐いてくれるはずです。

愛犬に価値ある懐かれ方をする

犬という動物は普通に育てて行けばそれなりに懐いてくれると思いますすが、ご飯をあげたり散歩をするにしても、それはただご飯をくれる人、一緒に散歩してくれる人でしかないのです。
犬が信頼を寄せ、頼りにしてくれる主人にならなければいけないのです。

それには『価値ある懐かれ方』をしなければなりません。
価値ある懐かれ方をするには条件があります。
それはどう言う条件なのか考えてみましょう。

  • 愛犬が喜んでいる時、一緒に喜んであげる
  • 愛犬を暖かい眼差しで見つめてあげる
  • 愛犬が嫌がる事は出来るだけしない
  • 愛犬が触れられて喜ぶ部分に触れて、常にコミュニケーションを図る
  • 常に短いフレーズで話しかけ、愛犬と意思疎通が出来る様に心掛ける
  • 主人の意志に従ったら思い切り褒めてあげる
  • 何らかの原因で愛犬が恐怖,緊張で震えたりしたら、すかさず両手を広げて包み込んでやる
  • 主人たる者は常に冷静で堂々たる態度を愛犬に見せる
  • 主従関係ではなく信頼関係からなる親子になる

親子

まとめ

猟犬や職業犬またはドッグショー、アジリティーに出場する犬には厳しい躾けが必要かも知れません。
しかし家庭犬は、『社会に適応させるため』や『他人と他の犬に迷惑を掛けない』ための躾が出来ていればそれで良いと思います。
つまり人間社会で上手に暮らして行けるための、最低限のルールを守れる様に育てて行くと言う事なのです。
それには価値ある懐かれ方が必要です。

何度も同じ事を繰り返す様ですが、犬と生活をしている私達の目指す姿は『犬の親』になる事です。
この事は、わんちゃんホンポの記事をお読みの方なら、私が言うまでもなくご理解戴いていると思います。
ですが決して忘れてはならない言葉です。

人間は意見の相違で親子関係にヒビが入る場合もあるでしょう。
しかし犬は生涯主人である親の事を愛してくれます。裏切る事なんてしません。
ひょっとしたら人間の親子よりも深い絆で結ばれるのかも知れませんね。
そんな犬達に敬意を表し、育てて行って欲しいと心から願います。

敬意を表す

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 男性 ともちゃん

    我が家にも二年前に4歳になるシュナの女の子が来ました。最初はどちらもコミュニケーションが上手く取れず、お互い苦労したと思います。嫁と義母が噛まれこれはまずいと思いしつけ教室にかよいました。先生いわく、この子は前の飼い主から躾どころか虐待を受けていたのかも知れない。手を上にあげただけで怖がる仕草をするよ。それを聞いた瞬間涙がとめどとなく流れて来たのを覚えています。シュナは今は自分が帰ってくるととても喜んで迎えてくれます。社会性なんてどうでもいい。シュナが喜んでくれさえいれば.......最後までちゃんと見るからね。
  • 投稿者

    女性 ゴン吉

    愛犬が病気の時や調子が悪い時にそばにいてあげたことが、愛犬にとって心強かったのかそれからとても信頼してくれるようになりました。懐いてほしくてやっていたわけではないのに、今まで以上に懐いてくれたことは、心が通じたみたいで嬉しいです。
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