わんちゃんの甘噛みの許容期間はいつまで?甘噛み期間と止めさせる方法について

わんちゃんの甘噛みの許容期間はいつまで?甘噛み期間と止めさせる方法について

まだまだ小さなわんちゃんは甘噛みをすることもあるでしょう。しかし甘噛みは成犬になると飼い主にとっても周囲の犬にとっても恐ろしい影響を与えかねません。ぜひ正しい甘噛みの許容期間と、やめさせる方法を知っておきましょう。

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記事の監修

埼玉を中心に、しつけ方教室/問題行動のリハビリ/ドッグダンスレッスンまで行う。ドギーホームルームでは、愛犬のトレーニングのみにとどまらず、飼い主様のフォローに力を入れる事でQOLを向上させます。また、JCHA公認のハイドロセラピスト・フィットネストレーナーでもある為、愛犬の健康増進にも力を入れています。【埼玉・東京・横浜でオーナーレッスン随時開催】
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甘噛みはいつまでが普通?

子どものゴールデンレトリーバー

甘噛みというのは、幼い犬がする行為であるという認識は、多くの方が持っていると思います。
しかし、いつ頃までというのは明確に決められていないため、生まれてからどの程度の時期に甘噛みを止めさせるべきかという判断が、難しいと感じる人も少なくないでしょう。

甘噛みというのは、わんちゃんに個体差があるため終わる時期が異なります。
したがって、「絶対にこの時期にやめさせなさい!」という明確な基準がないのです。

しかし放っておいてしまうと、将来成犬になった際にも噛む癖が残ってしまい、他人や他所のわんちゃんに危害を加えてしまう恐れが出てきます。
また家中の家具を噛み壊す癖が付いてしまう可能性もありますので、成犬になるまでにやめさせるべきです。

そしてやめさせる時期については、わんちゃんのある心理状態を理解した上で、飼い主さんが決めるという判断方法があります。

子犬の甘噛み理由「歯が痒い」

多くの場合、子犬が甘噛みをしてしまう理由は「歯が痒い」というものです。
なぜ歯が痒いと感じるのかと言いますと、子犬は生後3ヶ月~半年程度の間で乳歯から永久歯に生え変わると言われています。
これは人間の子どもと同じですね。
こうして生え変わる時に歯に痒みを感じ、何かを噛むことで痒さを和らげようとしているのです。

したがって、愛犬に甘噛みを止めさせる時期として適切だと思われるのは、歯が生え替わり終わると考えられている生後半年前後だと考えられます。
1歳になるまでには、甘噛みがなくなるように躾けておくと良いでしょう。

その他の甘噛み理由とは?

実は犬が甘噛みをする理由は、歯が痒いからという理由だけではありません。
ストレスが溜まってしまっている時に、その矛先に甘噛みをすることでストレスを解消するわんちゃんもいます。

また犬の本能として残っている能力に「狩猟本能」というものがあります。
これは動いている物を見ると追いかけたくなるという犬の野性的な一面です。
そのため、激しく動く物に対して興奮し、噛みついてしまうという理由も考えられます。

そして飼い主に対して甘噛みをしている場合は、遊びの延長線上の可能性と上下関係を見極めている可能性が考えられるのです。
遊びの延長線上の場合は躾けることで割と簡単に甘噛みを止めさせることができますが、後者の場合には、噛むことで飼い主が自分より上の者なのかどうかを確かめていることになりますので、しっかり叱ることが大切です。

甘噛みをやめさせる方法

子どもの柴犬

甘噛みをやめさせるためには、まずどのような方法が効果的なのかを知る必要があります。

まず飼い主の手に甘噛みをしてくるわんちゃんの場合、単純に「手は噛んでいいもの」と認識している可能性があるので、手は噛むための物ではないということを教える必要があります。

この場合は、おやつやご飯を手からあげることで「噛むための物」から「ご褒美が貰える物」に認識を変えることが大切です。
したがって、辛抱強くこれを繰り返し行うことで、甘噛みを止めさせることができます。

もしも手を噛んできた場合には、いつもより少し大きめの声で「痛い!」などと言い、手を後ろに隠すというのも効果的です。
これを繰り返すことで、犬は賢いので「手は噛んじゃいけないのかも」と学習するようになります。

服や家具に対して甘噛みを始めた場合にも、同様に大きい音を使うと効果的です。
噛んだ瞬間に犬が怖がるような音を鳴らすことで、「噛むと怖い思いをする」と学習し、自然と甘噛みをやめるようになります。

噛むおもちゃも効果的

噛む用のおもちゃ

しかし、犬が物を噛みたくなるのは犬の本能と言っても過言ではありません。
したがって、完全に噛むことをやめさせてしまうとストレスが溜まってしまう恐れが出てきます。

それを解消するために、犬専用の噛むためのおもちゃをいくつか用意してあげることが大切です。「これなら噛んでも良いよ」ということを教えることで、噛みたい時におもちゃを噛むことでストレスを溜めずに過ごすことができます。

噛んでも良いおもちゃの中には、飼い主と遊びながら楽しむおもちゃと、1人で噛みながら楽しむおもちゃの2タイプがあります。ぜひ1つずつ用意しておくと良いでしょう。

過剰なしつけは禁物!

ここまで甘噛みをやめさせる方法をいくつかご紹介してきましたが、過剰なしつけは禁物です。
甘噛みをしてしまったからといって、叩いてしまったり、長い時間大声で怒鳴りつけたりすると、犬がトラウマのような症状を患ってしまうことがあります。

あくまでも叱る際には、いつもよりも少し大きな声で、一言二言で良いのです。良い関係を築きながら躾をするよう心がけましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
「うちの子、1歳になったのにまだ甘噛みしている!」と思った飼い主さんもいるかもしれません。
しかし人間と同様、わんちゃんにも性格があります。
焦らずゆっくり、確実に躾けていくことが大切です。

ぜひ今後、愛犬と一緒に楽しく快適に過ごしていくためにも、甘噛みに対する躾は怠らないようにしましょう。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 白川

    子犬の時期は歯の生え変わりがあるので甘噛みも仕方がないかなと思います。うちの場合はなるべく早い時期に、乳歯を抜くのに負担がかからないようなおもちゃを与えてよく噛ませておきました。編みぐるみやへちまなどの繊維質のおもちゃですね。
    それでもおもちゃだけでは噛み足りない時もあるのか、こたつ布団の端や座布団の端を噛んでいたことがありました。子犬の時期だけだからと見逃していました。

    歯が生え変わってからは人の手を噛んだり遊ぶ癖がついてしまったので、甘噛みから本気で噛むこともありました。加減がわからないのか、牙で指に穴が開いたこともあります。さすがに止めさせないと、家族だけではなくよそ様や他のわんちゃんに噛みついたら大変です。
    この時に噛み癖を止めさせる方法は記事にあるように、大きな声で厳しく言葉を発することが一番です。行動を止めさせる時は、家族で共通の言葉に統一すると、愛犬も駄目なことや、怒られているということを早く覚えてくれると思いますよ。うちでは、愛犬がやってはいけない行動を取った時「コラ!」と「ダメ!」だけにしています。短い単語の方が効き目もありました。
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