子犬の頃、飼い主さんの手や足を遊びの範囲で噛んできたことはありませんか?
もちろんわんちゃんたちにとってはその噛む行為も遊びの一環なのですが、それをずっと続けていくと習慣化してしまい「子犬の噛み癖」へとつながってしまいます。ですので、最近新しい犬を飼い始めた方で「この子犬すごく噛んでくるな、噛み癖があるのかな」と感じたら、きちんと噛み癖のしつけや対策を行ってください。
本来なら親犬や兄弟犬との間で「遊び・じゃれ」を行い、その中でいろいろなルールを学んでいきます。そのような遊びやじゃれあいは成長過程でとても大切な事です。しかし、子犬のうちに引き取られたわんちゃんにはそのような経験がありません。つまり、飼い主さんが親や兄弟代わりにならなくてはいけないのです。
小さいうちは噛む力も弱く、あまり痛くないためついつい放っておく方もおおいのではないでしょうか。むしろ「じゃれてきて可愛い」と好き放題させている飼い主さんも多いのではないのかと思います。 それがのちのち「噛み癖」を作ってしまうのです。
かといって、子犬にこんこんと説教してもわかるはずがありません。体罰をあたえてしまうと、その後の性格形成にすごく影響してしまいますしよくありません。「手」というものを恐ろしい・怖いと思ってしまい、「なでようとしたら噛まれた」と、けがをしてしまっては大変です。
子犬の噛み癖対策
では、仔犬の噛み癖に対していったいどのような対処をしていったらいいのでしょうか?下記の3つの噛み癖対策をまずは反復して試してみてください。
1.子犬が噛んでいいものを与える
まずは、子犬に「噛んでもいいいもの」を与えてあげましょう。 噛むこと自体を制限してしまうとストレスにつながってしまいます。
歯が生えてくるときや抜けかわる時はムズムズして何かを噛みたがったりもします。
身体以外でも噛んでほしくないものは家中に沢山ありますよね。
そういうものはなるべく子犬の届かない所に置いておきましょう。
そして噛んでもいいものを与えてやれば子犬も怒られるストレスも減るはずです。
2.子犬に噛んでほしくないもの対策
それでもどうしても飼い主さんや他の物を噛むようであれば「お酢を薄めたもの」を噛まれる部分や物に霧吹きでシュシュっと吹きかけてみてください。
わんちゃんの鼻はとっても利くので、本当にうすーい物でOKです。
わんちゃんの「苦手な臭い」をつけておけば自然と噛み癖は減っていきます。苦手な臭い=負の物事と学習していくのです。
噛んでいるところ(現行犯)を見つけた時は顔に直接ふりかけてもいいです。その場合は目に入らないように注意してください。
もちろんこれもかなり薄めたものにしてください。
3.繰り返しで子犬に学習させる
わんちゃんは繰り返しの行動で学習していきます。
一回噛んでいるところを現行犯で見つけて霧吹きをシュっとしたところで、また同じ事を繰り返します。
繰り返しの中で「霧吹きをする」「霧吹きをしない」とバラバラな事をしてしまうと犬はいつまでたっても学習しません。
なので子犬の噛み癖が治るまでは根気強く向き合ってください。
途中で面倒臭いからといってやめてしまうと、また一からのスタートです。
子犬から染みついている噛み癖は、放っておくと他の犬や他の人や子どもにけがを負わせてしまう可能性だってあります。
どういう状況であれ噛んだわんちゃんが悪者になります。最悪処分されてしまう可能性だってあります。
そういったことにならないように飼い主さんがしっかりと責任をもってしつけを行っていきましょう。
また、万が一噛んでしまった場合に備えて、300万円~1000万円まで補償してくれる「ペット賠償責任特約」をつけてペット保険に加入しておくことをおすすめします。
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