犬の老化のサインを見逃さないために!

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犬の老化のサインを見逃さないために!

犬は人間よりもずっと早く年を取ります。犬の老化のサインを見逃さず適切な対応をすることは長生きの秘訣。犬の老化判定チェック項目をまとめましたのでご参照ください。

監修:獣医師 平松育子

(ふくふく動物病院)

犬の老化と向き合う

長年いっしょに暮らしてきた愛犬が、若い頃とは少しずつ色んなことが変わってくる。ちょっと切ないけれど、ともに時間を重ねた愛しさはまた格別です。そんな大切な愛犬だからこそ、老化のサインをきちんと受け取って、しっかりケアすることで、心地よく犬生を送って欲しいものです。犬の老化について、しっかり考えてみたいと思います。

老化現象がみられる白いラブラドール

犬の老化とは

犬の年齢の1年は人間の年齢の7年に当たるという説を耳にしたことがある人も多いかと思います。しかし実際には犬の年齢を人間に換算するのはもう少し複雑です。

犬は最初の1年で人間の15歳程度に当たる成長をしますし、犬のサイズによって老化のスピードは変わってきます。詳しくは下記の「サイズ別犬年齢換算チャート」を参照ください。

犬年齢換算チャート

一般的には、7歳を過ぎた頃からシニア犬の仲間入りとよく言われます。実際にはそのくらいの年齢なら、まだまだ若い時と変わらないように見える犬も多いものですが、人間も中年になると軽い不調が出始めるのと同様に、愛犬の体調管理にちょっと余分の心配りを始めるのが良い年齢と言えるでしょう。

犬の老化のサインは必ずしも病気のサインとイコールではありません。むしろ老化のサインを自然なこととして飼い主さんが受け入れ、その上で少しずつ対応を変化させたり、注意していくことで、愛犬はメンタル的にも身体的にも落ち着いて快適なシニア期を迎えることができます。

愛犬の老化判定チェックリスト

具体的に、どんなことが犬の老化のサインなのか、それについて気をつけるポイントをリストにしてみました。

老化現象がみられるチョコレート色の犬の横顔

マズルや顔の他の部分に白い毛が出始めた

一番最初にわかりやすく出て来る老化のサインです。白い部分の増えたシニア犬の顔は穏やかで、子犬とは違う愛らしさのあるものです。

コートが薄くなって、爪がもろくなってきた

コート(犬の体の全体を覆っている被毛)が薄くなると体温調節機能も落ちますので、必要に応じて毛布をかけたり衣服を着せるなど工夫してあげましょう。爪も若い頃よりもこまめにチェックして、爪切りが負担になるなら爪やすりを使うなど工夫します。サプリメントなどで改善する場合もあります。

食べ物の好き嫌いが増え、少食になってきた

人間と同じように、犬も年を取ると食の嗜好が変わったり、あまりたくさん食べられなくなったりするのは普通のことです。若い頃と同じものを同じだけ食べさせていると、老化によって基礎代謝が落ち運動量も少なくなったシニア犬は肥満の可能性が高くなります。

肥満は内臓系の病気だけでなく、関節にも負担を与えるシニア犬の大敵。フードをシニア用に変える、適切な量を加減するなど、若い頃とは違う対応をしてあげましょう。

トイレの回数が増えた

犬は年を取って来ると長い間オシッコを我慢することが難しくなってきます。外に出す回数を増やす、トイレシートをまめに交換するなど、気をつけてあげましょう。色の薄いオシッコが大量に出るようになった場合は腎臓の病気や糖尿病も考えられます。早期に病院でチェックしてもらいましょう。

老化現象がみられる白いジャックラッセルテリアの顔

歯の汚れが目立つようになってきた

犬は若い頃から歯磨きをしていても、汚れが蓄積してくることもあります。歯のケアを積極的にしていなかった場合にはなおさらのこと。歯周病になると、食べにくかったり不快なだけでなく、歯垢や歯石のばい菌から内臓や血液にも悪い影響を与えます。獣医さんに相談して歯のクリーニングを検討してみましょう。

散歩や運動に消極的になってきた

犬も年齢とともに筋肉量が減ったり骨密度が低下したりして、歩く速度も持久力も衰えてきます。様子を見ながら、散歩のスピードを落としたり距離を調節したり、段差や階段もできるだけ避けるようにしましょう。

ですが、愛犬が自力で歩けるうちは過保護にならないことも大切です。体力に応じた運動をすることで筋肉や骨を健康に保ちます。若い頃とは違う形の無理のない運動を続けることが健康と長生きの秘訣です。

起き上がったり座ったりする時の動きがぎこちなくなってきた

犬の関節がこわばっているような、ぎこちない動きが目についてきたら関節炎のサイン。動きにくいだけでなく痛みも伴うので、早めに病院で診察してもらいましょう。お薬やサプリメントで痛みを和らげ、進行を遅くすることができます。

老化現象がみられる黒い犬

名前を呼ばれたり、物音がしても反応が薄くなってきた

犬が老化によって耳が遠くなってきたサインです。名前を呼んでも反応してくれなくなったのは寂しいことですが、外からの刺激に過剰に反応する必要がなくなるのはシニア犬にとっては心の安らぎでもあります。悲観的に捉えるばかりでなく、ポジティブに受け入れることも愛犬の心の健康のためにだいじなことです。

瞳が曇ったり、白っぽくなってきた

犬の瞳が曇って来るのは自然な老化のサインで視力には影響しません。しかし瞳が白くなってくるのは白内障の可能性があり、こちらは視力が低下してきます。病院で診察を受けることが一番です。

もし、すでに老化によって視力が低下してしまったという場合は、部屋の中の障害物を片付ける、段差のあるところにスロープを作るなどバリアフリーを心がけます。また視力の低下した犬にとってヒゲは大切な感覚器官になります。切らないようにしてあげてください。

夜鳴き、グルグル徘徊、昼夜逆転が見られるようになってきた

老化がきっかけとなって認知症が始まった可能性があります。DHAやEPAなどの脳の活性をあげるサプリメントの投与で症状が少し改善することが期待できますが、 残念ながら現在では決め手になる治療方法はありませんが、工夫次第で犬も人も安全で快適に過ごすことは可能です。

早めに獣医さんに相談しましょう。若いうちから嗅覚を使った宝探しゲームや、散歩コースに変化を持たせるなど脳に刺激を与えることは認知症予防にとても大切です。またフィッシュオイルなどのサプリメントも予防に効果があると言われています。

老化現象がみられる焦げ茶色のフレンチブル

まとめ

愛犬の老化のサイン、普段からよく観察していれば早めに気がつき、早めに対処していくことができます。
気がつかなかったり、適切な対応をせずにいると犬に大きな不便や苦痛を味わわせることになってしまいますので、老化対策は飼い主の腕の見せどころです。

けれど一方で、老化を否定し過ぎたり悲観的になり過ぎるのもよくありません。愛犬はあなたの気持ちにとても敏感です。飼い主さんが悲しい気持ちだったり落ち込んでいては犬も幸せではありません。老化という自然現象を素直に受け止め、その上で注意と工夫を重ねて愛犬の健康なシニアライフをサポートしてあげたいものです。

記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

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  • 女性 匿名

    16歳の柴犬雌がいます。読んでいて全てあてはまりました。座りたいのになかなか座れないとか、敷地意外の外の散歩は怖いようで全く歩きません。今一番の悩みが好きなオヤツしか食べなくなったことです。
  • 40代 女性 こたはる

    ミックス犬14歳です。目も悪くなってきて耳も遠くなってしまいました。私が隠れると探し回ってなかなか見つけられません。でも少食になるどころか食い気が凄くて逆に心配になります。今のところ問題なく元気ですが、最近ちょろっと尿もれをするので家ではオムツをさせています。このまま元気に長生きしてほしいです!
  • 40代 女性 美姫

    17歳ミニチュアダックスが居ます!
    耳は少し遠くなってきたけど、ご飯茶碗の音には(笑)即反応(*´ω`)/
    食欲はあります!
    歯は半分くらい抜けてしまいました。
    お部屋ではおむつしてます!
    まだまだ長生きしてほしいです!

  • 40代 女性 momo

    我が家の愛犬は現在14歳のゴールデンレトリバーです。すでに10歳前から顔の毛は白くなってきて、現在は身体もほぼ白になりました。そして、毛の色以外にもまず老化のサインとしてあったのが、耳が遠くなったことです。13歳頃から寝ている時に近くを通っても気づかないことが増えて、一番ビックリしたのが大嫌いだったカミナリを怖がらなくなったことです。
    飼い主としてはちょっと寂しい気もしますが、人間同様に犬も年を取っている証拠ですし、そんな愛犬の老化をこれからも責任持って支えていきたいと思います。時に「何でこんな時間に吠えるんだろう?」とか、お世話に行き詰まる事も増えて、体力的にも辛くなる日もくると思いますが、犬にとっては頼れるのは飼い主だけなのです。飼い始めた際の希望に満ちた頃を思い出して、愛犬の最期まで寄り添ってあげたいですね。
  • 女性 白川

    お顔が黒い子は白い毛がわかりやすくなってきますね。そのくらいになると大人しくなる犬も多いです。目も少し垂れてきます。つり目だった犬の表情が穏やかに見えるようになるのもこれが理由です。
    愛犬も年を取ったんだなと思ったのは、目と耳が遠くなったことです。今までは名前を呼ばれるとすぐに振り向いてくれたのに、年を重ねるごとに耳が遠くなり、今ではほとんど聞こえていないようです。とても寂しく思いますが、そういう時は驚かさないように視界に入ってあげるようにしています。
    視力は衰えてもそれほど犬は苦にならないと言います。白内障になっても、少しでも光がわかればそちらを向くことも多いと思います。ただ距離感が取りづらいので、ぶつかっていかないように気を付けてあげてください。
    見えづらくなることで不安になり甘えん坊になる子も多いですね。なるべく一緒にいる時間を増やしてあげてください。

    後ろ足の筋力も急に衰えてくると思います。成犬のうちにしっかりした筋肉を付けておくことでシニアになっても元気でいられます。
    無理のない筋トレ方法もあるので、できるだけ毎日続けてあげることで高齢のわんちゃんでも筋肉維持できるはずです。

    日光はとても重要です。お散歩に行けなくても日光を浴びることで改善されることも多いです。無理をしない程度に日光浴をさせてあげてください。
  • 40代 女性 ととりこさまんさ

    初めての愛犬を生後3ヶ月でお迎えし、気がつけば8歳半。小型のテリア犬なので、人間で言うところの50代にあたります。生きるスピードが違うのは百も承知ですが、あっという間に飼い主の年齢を越えていってしまったのは、やはり寂しいものがあります。
    若い頃は、犬種の平均体重よりも軽目なのが随分と気になり、食事量を増やして増量させることを獣医さんに相談しましたが「中年になれば嫌でも増量する」ことと、骨格が小さいのに平均体重まで増やさないように指導されましたが、その通り、食事内容をシニア向けにしているのにも関わらず、体重は増加しました。代謝が落ちているのかな?と分析しています。
    また、歯の綺麗さが自慢でしたが、こちらも、歯の着色が気になるようになりました。これ以上進むようなら、歯石除去も検討しなければなりませんが、全身麻酔に耐えられる年齢との関係もあり、判断のタイミングが難しくあります。
    目や耳の不調をはじめ、年齢を重ねるごとに何かしらの不調が出るのは致し方ないものですが、食事の内容を工夫したり、これまで以上にたくさん話しかけたり等々、心身を健やかにする工夫は決して無益ではないと思います。
    健康長寿を目指して、一緒に頑張っていきたいものですね。
  • 10代 女性 匿名

    16歳の雌の豆柴がいますが、あてはまる項目はほんのいくつかしかありませんでした。目や耳は衰えたけれど、嗅覚、味覚はほぼ若い頃のままです。これからも長生きしてくれるといいな♪
  • 女性 リペア

    我が家の愛犬は7才。なったばかりですが老犬の域に入りました。なんだかとっても寂しい気もします。今のところとても元気ですが、日々、長時間ひとりでお留守番をしているのでとっても心配です。
    老化のサインは絶対に見逃してはいけないと思っているので、普段から歩き方や口の中、目の状態、お腹まわり(しこりなどがないか)、お尻、便、排尿などは必ずチェックするように心掛けてはいます。
    もともと偏食で食が細いこともあるので食べる量などで目安がつけづらいことはありますが、今のところ変化は無さそうで安心しています。
    老化は人間でも同じなので向き合っていかなければいけません。そういうこともあり7才になる手前で保険に入りました。出来れば病気もしてほしくないのですが、こればかりは分かりません。皆さんもどうか日々の変化に気づけるよう、スキンシップしながらしっかり愛犬チェックしてあげて欲しいと思います。
    つい、先日、家の前でゆっくりゆっくり歩いて散歩しているミニチュアダックスと出会いました。目も白く濁っていたのでこの子は幾つぐらいなのかな?と思い、飼い主さんに声をかけたところ「18才なんですよ」と。
    うちで飼っていたMIX犬(中型犬)が14才でお空に逝き、ゴールデンは12才ぐらいだったと思います。親戚んちのワンコや周りの友だちの家のワンコでもだいたい15才ぐらいが長寿だと思っていたのでびっくりしました。
    しかも、ミニチュアダックスちゃんはもともと足腰が弱くなりやすいワンコなので老犬になると後ろ足が動かなくなったり歩けなくなるパターンが多いのですが、その子はゆっくりながらも一歩一歩自分の足で歩いていたので本当に驚かされました。
    もっとびっくりしたのは世界での長寿犬は最高で29才と5ヶ月だそう。
    驚きますよね。犬種や大きさは違えど凄い!!!!
    老犬になると色んな障害が出たり病気になるかもしれませんが、少しでも長く家族と一緒に居られるのはワンコにとっても幸せなこと・・・なので、うちのワンコも目指せ20才!
  • 50代以上 女性 おかん

    我が家のカニヘーンダックスフンドは、今年16才ですが、まだまだ元気です。
    歯は、歯周病で、全部抜けてしまいました。
    餌はセミドライの小粒の物を更に包丁で切ってやります。1日1食になる事もありますが、鶏肉は大好きです。咳こむ事が多くなり、急に、真横にバタッと倒れる事が数回あり、気になり病院へ…心臓の僧坊便閉鎖不全症でしたが服薬で落ち着いています。目も白くなってきています。少しでも元気に長生きしてもらえるように、気をつけていきたいです。
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