犬にニラを与えるのは絶対にダメ
結論を言ってしまうと犬にニラを与えるのは「ダメ」です。人間にとってニラは、健康にもよく美味しい緑黄色野菜ですが、犬にとっては毒と言っても過言ではありません。決して犬にニラを与えてはいけません!
犬にニラを食べさせてはいけない理由
ニラに含まれる硫化アリルという成分には、犬の赤血球にあるヘモグロビンを壊してしまいます。
この硫化アリルという成分は、加熱しても消える事はありません。犬に与えてはいけない食べ物で有名な「玉ねぎ」や「ネギ」と同じような成分が含まれているため、とても危険です。
犬がニラをどのくらい食べたら危険なのか
個体差があり、他の犬の例は参考にできませんが、与えない事が一番です。火を通しても毒性は消えません。
もちろん、ニラの入っている鍋物やスープの残り汁にも毒性がありますので、取り除いたからといって安易に与えるのは禁物です。
犬がニラを食べたときの症状とは?
「貧血」はもっとも一般的な症状の一つです。舌の上がいつもより白っぽくなっている場合は、貧血のサインです。
また、ピンク色や茶色の尿が出るのも、血色素尿という症状の一つです。
他にも下痢や嘔吐を発症したり、ひどい場合にはけいれんを引き起こす可能性もあり、最悪の場合には死に至る危険性もあります。
そしてタチの悪い事に、ニラを食べた直後に症状が現れるというわけではないのです。三日程度経ってようやく、様々な症状が現れるケースもあります。食べた直後に何の変化もないからと油断していると、手遅になる可能性もあるのです。
犬がニラを誤食してしまった場合の対処法
ニラを誤って食べてしまった時はまず、犬がどの程度食べたのかを確認しましょう。
少量の場合は様子を見て、いつもより少しでもおかしいなと思ったら動物病院に連れて行きましょう。三日程度経ってから症状が出る場合もありますので、誤食した後の1週間程度は、愛犬の様子を気を付けてみてあげましょう。
大量に食べてしまった場合は、早急に動物病院に行くことをお勧めします。素人自己判断で対処してはいけません。必ず獣医さんに診てもらう選択をしましょう。
犬の誤食で注意すべきこと
犬は生のニラを好き好んでは口に入れようとしませんが、火を通したり味付けをしたりしていると、簡単に口の中に入れてしまう事もあります。
料理中や食事中はもちろん、食べこぼしや残った食べものには注意しましょう。特に食べこぼしは、飼い主が知らない内に食べてしまう事もあります。テーブルマナーを気を付ける事は、愛犬の安全を守る事でもあるのです。
食べ物の管理も飼い主の責任
ニラに限っての事ではありませんが、むやみに人間の食べ物を与えてはいけません。
食事中に愛犬が足元でおねだりしてくる、という経験はありませんか?何よりも「あげない」という事が愛情だということを理解しましょう。
どうしてもあげたいと思う場合は、事前にあげてよいのか、悪いのかをしっかり調べてから与えましょう。
まとめ
犬にニラを与えるのはとても危険だということをご紹介させていただきました。ニラも犬に与えては行けない危険な食べ物の一つで玉ねぎやネギと同様に危ない食べ物なので、犬に与えるのは絶対にやめましょう。
また火を通してもニラを犬に決して与えないようにして、万が一犬がニラを食べてしまった場合にはすぐに動物病院に行くようにしましょう。
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ユーザーのコメント
30代 女性 カマンベール
日本ではほぼ皆無かと思いますが(そう信じたい)
どれぐらい怖いかを知らない方は多いかもしれませんね。
ニラについては、一般的には体重1kgあたり15gぐらいが中毒症状がでる目安とされています。
一茎の目安が5g程度ですので、そんなに大量のニラを誤食することはない、と思うのは間違い、個体差による違いが非常に大きいようです。
そして、本当に怖いのが、中毒症状が出るのが遅いこと。
早くて12時間後ぐらい、2〜5日後のケースが多く、症状が出てから治療を開始しても手遅れになるケースがあること、更に、中毒症状に特効薬がないことが挙げられます。
誤食してしまった場合の対処方法(塩水を使う等してすぐに吐かせるなど)もちょっとネットで検索すると出てきますが、そのことでも事故も多いようです。
残念なことに口に入れてしまった場合は、どのぐらいの量を食べたのかを正確に把握し、かかりつけ医に相談することをおすすめします。
ニラをはじめとするネギ類については、ちょっとなら大丈夫という意識は取り払うこと。
特に手作りご飯を与えている場合、野菜を切る段階から調理器具をきっちり使い分けること。
好き好んでニラを食べようとする犬はあまり聞きませんが
例えば餃子のように肉と一緒になっていたりすると、目をキラキラさせて飛びついたり
玉ねぎを使ったハンバーグ等も好奇心をそそられるものです。
キッチンに出入りさせない、拾い食いに気をつけるといった
とにかく絶対に口に入れない環境を作るのが何より大切かと思います。
40代 女性 SUSU
ネギ、ニラ、玉ねぎ。チョコレートなどは犬が食べてはいけないと言われている代表的な食べ物ですね。
愛犬が3歳くらいの頃、買い物から帰ってきてキッチンの床に買い物袋を置いたまま、着替えをしていたところ、スーパーのレジ袋からはみ出ていてネギを齧られたことがあります。
ネギが良くないことは知っていたので、慌てて病院に電話したところ、齧った量はどのくらいか?時間はどのくらい経過しているか?など詳細を聞かれ、歯形がついている程度であれば、興味本意で齧ってみただけで恐らくほとんど食べていない、病院の診察終了時間を気にしつつ、症状をよく観ておいてと言われました。
結果的に全く何も起こらず、病院には行かずにすみましたが、冷や汗が止まりませんでした。
キッチンの床に置いたままの飼い主の責任です。
この日以降、買い物袋をキッチンの床に置くことはしないよう、気を付けています。
精神的に落ち着いている大人の犬は、食べられない=身体に良くない食べ物を口にすることはないと聞いたことがあります。
恐らく齧ってみて不味い!と思って止めたのだと思いますが、本当に心配しました。
老夫婦に飼われている知り合いのワンコは、時々、人間用のハンバーグを少しもらうことがあり、玉ねぎも入っているそうですが、問題ないそうです。
身体の大きさや体質によって許容量は違うのかもしれませんが、やはり危険なことだと思います。
年齢は関係なく、飼い主であれば、犬に関して最低限のことは勉強しておきたいものですね。
40代 女性 海斗ママ
ねぎはだめ、ということは知っていても案外ニラが仲間だってことまで気がつかない人も多いと思います。たまに「うちは大丈夫」なんて言う人もいますが、どれだけ食べたら危険な状態になるかはわからないことなので避けるのが無難だと思います。
20代 女性 ラッキー
女性 すき焼き
女性 もふころ