犬に麦茶を飲ませて大丈夫?健康効果や注意点まで

犬に麦茶を飲ませて大丈夫?健康効果や注意点まで

「体にもいい麦茶を犬にも飲ませたい!」と考えている方もいらっしゃるのでは?犬にとって麦茶は害になる飲み物ではありませんが、注意が必要です。麦茶に含まれる栄養素や犬への健康効果、さらには飲ませ方や注意点などを詳しく解説します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬は麦茶を飲んでも大丈夫!ただし基本は水を与えよう

舌を出して暑そうな犬の横顔

結論からお話しますと、麦茶は犬の体にとって有害と言われている「カフェイン」は含まれていない飲み物なので飲んでも大丈夫です。

カフェインは茶葉から抽出したお茶に含まれる成分で、原材料が大麦である麦茶はノンカフェインの飲物になります。そのため、飼い主さんの麦茶を盗み飲みされたとしても、中毒になる心配はありませんので安心してください。

ちなみにカフェイン中毒は小さな犬だと、命の危険につながりますので、カフェインが含まれた飲料は与えないよう気をつけましょう。以下の記事ではカフェインについて説明されています。ぜひ参考にしてください。

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  • 食べ物
  • その他食べ物・飲み物

【 基本はお水を与えましょう 】
日常的に麦茶を与えると、どうしても味がついている麦茶の方が美味しくて、お水を飲まなくなる犬もいるそうです。また、与えすぎは身体によくありません。

暑い時期に、お水を飲んでくれない、夏以外でも水分補給が必要な場面で水を飲んでくれない、と言うときに麦茶は役立ちますが、犬に麦茶を飲ませる習慣化はさせない方が良いでしょう。

麦茶の成分と健康効果

グラスに入った麦茶

麦茶には水分補給や体を冷ます効果や、ストレスを解消させる働きもあると言われています。具体的な栄養素や飲ませる利点についてご紹介します。

期待できる健康効果

麦茶はもちろんお茶なので、栄養素の大部分が水分です。夏の犬の水分補給にとても役立ってくれます。

麦茶が犬の体に与える効果は「体を冷ましてくれる」、「胃粘膜を守る」、「抗酸化作用」、「血行促進」などがあり、これらは人間にも同様の効果があります。食欲が落ちてしまう夏に、犬の体を冷ましつつ、胃粘膜も一緒に守ってくれるというメリットもあります。

血液の流れを良くしてくれる効果も!

またアルキルピラジンと言う成分は、麦茶の香ばしい香りのもとなのですが、血液の流れを良くしサラサラにする効果があると言われているので、血栓予防に繋がります。

ただ、犬は人間のようにたくさんは飲むことは出来ないので、過剰な効果の期待せずに「あくまで暑い日に水分補給として与える」と考えると良いかと思います。

リラックス効果も期待できる

意外なメリットとしては、麦茶にはリラックス効果が期待できるという点です。「アルキルピラジン」と言う成分が、麦茶の香ばしい香りのもととなっていますが、この香りにはストレスを解消する働きがあると言われています。

水が苦手な愛犬の水分補給にも!

夏場の暑い時期の水分補給にはもちろんですが、寒くなってくると、あまりお水を飲まなくなる犬も多いですよね。そんな時は水の代わりに麦茶を活用するといいかもしれません。

お水だと飲めない犬でも、麦茶の香ばしい香りに惹きつけられて、しっかり飲んでくれる犬もいます。ご自宅の愛犬が水分補給が必要で、お水を飲まないときは麦茶を試してみてください。

麦茶を与える際の注意点

注意の看板を持ったパグ

健康にもよくメリットも多い麦茶ですが注意点があります。麦茶を与えようと考えている方は以下の注意点を守ってください。

「ミネラルの添加していない麦茶」を選びましょう

飲ませる時に注意をしたいのが、ミネラルが添加されている麦茶です。犬の体には合わず、結石の原因にもなります。与えるときには、ミネラルが添加されていない麦茶を少し薄めて、少量与えるようにしましょう。

新鮮な水道水で作る

麦茶は腐敗しやすいので、新鮮なお水で作ったものを犬に与えて小まめに作り直しましょう。浄水器にかけたお水はすぐに飲まないと、とても菌が繁殖しやすいと言われています。水出しで麦茶を作るときには、普通の水道水で作る麦茶の方が好ましいです。

最初は少しずつ与えましょう

麦茶だけではないですが、一度に大量に飲んでしまった場合、軟便になったり嘔吐したりする犬もいます。また、キンキンに冷えた麦茶を与えたことで下痢を起こす場合もあります。最初は犬の様子を見ながら、あまり冷えていない麦茶を少しずつ与えてください。

麦茶のパックを誤飲させない

麦茶のパックは煮出すものと、水だしするものとありますが、犬に飲ませる際にパックがヤカンやポットから出ないように気をつけましょう。愛犬の性格にもよりますが、興味本位でイタズラしているうちに誤飲する可能性があります。もし誤飲した場合は、すぐに獣医師に相談をしましょう。

腎臓病の子は控えましょう

麦茶の成分の中にわずかではありますがリンが入っています。リンは犬の歯や骨を作り、犬のエネルギーを作り出す大切な成分でもありが、摂りすぎてしまうことにより骨が弱くなり腎臓に負担をかけます。骨や腎臓に不安のある犬は麦茶の摂取は控えるか、獣医さんに相談してみましょう。

麦茶以外のお茶や飲物を飲ませても平気?

クエスションマークと首をかしげた犬

紅茶や緑茶

紅茶や緑茶はカフェインが含まれる代表的なお茶なので、麦茶と同じお茶と呼ばれる飲物ですが、犬は飲むことができません。カフェインが含まれる飲物は他にも、煎茶や、ウーロン茶、ほうじ茶、コーヒーにココアや栄養ドリンクにも含まれていますので、犬が誤飲しないように気をつけましょう。

黒豆茶

黒豆茶は麦茶同様に、ノンカフェインのお茶なので犬に与えることができます。ただ、大豆アレルギーのあるワンちゃんは控えてくださいね。黒豆茶以外のノンカフェインのお茶で、犬が飲めるものは意外と多くあります。

  • ルイボスティー
  • そば茶
  • 杜仲茶
  • ハーブティー
  • タンポポ茶
  • はと麦茶
  • どくだみ茶
健康的なお茶が多いですね。麦茶同様に習慣的に飲ませる必要はないと思いますが、与えるときは薄めて飲ませましょう。

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食事をするときや一息吐きたいとき、私たちはお茶を飲みますよね。お茶と言ってもさまざまな種類がありますが、わんこに与えても大丈夫なものとそうでないものがあること、ご存知ですか?

  • 食べ物
  • その他食べ物・飲み物
Connie さん
女性 40代

あまり水を飲みたがらない老犬に、知り合いは「とうもろこし茶(コーン茶)」を飲ませていると言っていました。こちらもカフェインレスですし、ほのかな甘みがあるので犬が喜びます。

hide さん
女性 40代

ウチのダックスは麦茶も好きですが、最近は「「トウモロコシのひげ茶」も飲んでいます。ノンカフェインなので安心ですよ!

牛乳

麦茶などのお茶類と違い、栄養価が高く、また栄養バランスが優れているのが牛乳です。牛乳は犬が飲めない飲物ではありませんが、犬は牛乳に含まれる乳糖を消化・分解する酵素が少ないため、下痢を起こす可能性がやや高いです。

またアレルギーの心配もあります。初めて与えるときはごく少量から与えて様子を見ましょう。

カルピスウォーターやレモンジュース

基本的に市販品の人間用ジュースは、麦茶と違い、犬に与えることはできません。糖分が高い上に添加物が非常に多く含まれているので犬の体に危険です。

レモンジュースに関しては、ご自宅で生のレモンから手作りした物であれば、少量与える分には問題ないでしょう。

ポカリスエット

ポカリなどのスポーツドリンクは犬に与えることができます。ただし、麦茶のように夏の熱中症予防の水分補給のために飲ませましょう。水よりも素早く体に吸収される水分なので非常に効果的です。

人間用のスポーツドリンクは塩分、糖分が高いため4~5倍に薄めて与えましょう。

まとめ

麦茶は、お話したようにわんちゃんの体質に問題なく少量であれば問題ありません。ただ、与えすぎはやはりよくないので、日常的に与えることだけはしないほうがよいでしょう。

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