帰国子女犬を応援します!犬を海外から連れて帰る方法

帰国子女犬を応援します!犬を海外から連れて帰る方法

人間が海外へ行くときにパスポートが必要なように、犬が海外に行くときにも手続きが必要です。しかもかなりややこしい手続きが。海外から日本へ帰国した我が家の帰国子女犬をご紹介します。

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日本へ連れて帰るための準備 まずは「外務省-ペット等の輸出入について」を必見!

外務省-ペット等の輸出入について

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我が家は中国の北京に海外赴任をしており、そこでわんこを飼い始めました。もちろん日本への帰国と同時に一緒に連れて帰る予定での購入です。ペット1匹連れて帰るだけの話ですが、国家間では”動物の輸入”になるわけでそれはそれは大変な騒ぎでした。

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まずやらなければいけない事

  • 滞在国の日本大使館の「ペットの日本への持ち込み」ページを必読
  • マイクロチップの装着
  • 狂犬病の予防注射
  • 抗体価の測定
  • 待機

ペットの渡航準備は海外ではトラブルが付き物のため、予想以上に時間がかかります。できれば帰国の8か月から1年前にスタートしましょう。

各国に必ず日本大使館の窓口があります。

狂犬病の存在する国としない国では手続き方法が違いますので、しっかりチェックしましょう。書類の提出漏れは大きくスケジュールを狂わす可能性がありますので慎重に!

マイクロチップは海を渡るペットには必ず必要です。

国際標準化機構(ISO)11784及び11785に適合するマイクロチップを政府指定の動物病院で埋め込みます。
通常首の後ろあたりに装着します。
針のようなもので、埋め込みは一瞬なので犬にはあまり負担はないと言われています。
また、埋め込みを行う動物病院は、入境検験検疫局が指定する病院でないと認められない可能性がありますので、事前にしっかりチェックしましょう。

ちなみに北京の場合は、北京観賞動物病院でした。

マイクロチップ装着後、狂犬病の不活化予防注射を接種します。

中国は狂犬病の有る国なので、2回以上接種する必要があります。
ここで大事なのが、1年以上接種期間が空いてしまうとゼロになってしまうので、前回の接種日を確認し1年以内に2回目の接種を行ってください。

一般財団法人 生物科学安全研究所へ血液を送り抗体検査

抗体検査は、日本の相模原市にある農林水産大臣の指定する検査施設へ血液を送り、血清1mlあたり0.5IU以上の抗体があるかどうか検査してもらわなければなりません。

実はここからは個人での手続きは難しくなってきます。血液を海外に持ち出すのには手続きが必要で、言葉も通じづらい海外での申請は大変な労力です。
北京の動物病院では代理申請をしてくれたので、かなり値段ははりましたが確実な方を選びお願いしてしまいました。

一般財団法人 生物科学安全研究所
http://www.riasbt.or.jp/

結果は2週間ほどでEMSで海外の自宅まで直接送られてきました。

この書類は帰国の際に必ず必要ですので、コピーを取るなど厳重に保管しておいてください。

180日間の待機

血液の採血日(抗体の結果が出てからではありません)から180日間は国内待機です。
そして180日以上2年以内に日本に帰国しなければいけません。
2年を超えそうな場合は、再度抗体検査が必要です。

いよいよ帰国!帰国が決まったらすること

個人で手続きされる方もいると思いますが、飛行機の予約以外、私は引っ越し業者さんへペットの渡航も一緒にお願いしました。
ちょっとでもモレがあれば、現地の空港で一人取り残されて何か月も拘留なんてことになりかねませんから、プロに任せておけば安心です。

トランジットアジア
http://transit-asia.com/pet/

帰国に必要なものや手続き

  • 航空券の予約
  • 日本の動物検疫所に「届出書」を提出
  • 出国前の健康診断
  • 出国手続き

航空会社によってペットの取り扱いが違いますので、ホームページなどで直接確認が必要です。
我が家の場合JALを利用しました。
1機あたりのペットの枠が決まっている為(通常貨物室預かりで2枠ほど)わんこの予約優先で、空いている事を確認後、あとから人間の予約を入れました。
まさにお犬様状態です。
ペットの輸送には航空会社指定のキャリーケースが必要でした。

ケース

帰国の40日前

乗る飛行機が日本に到着する日の40日前までに、到着予定空港の動物検疫所に「届出書」を提出します。→うちの場合、業者さんにおまかせ。

帰国5〜2日前

出国前5~2日以内に狂犬病・レプトスピラ症にかかっていないかどうかの獣医師による臨床検査が必要です。
業者さんはバンと通訳さんを用意してくださり、病院まで付き添ってくれました。とっても安心でした。→その後の手続きも業者さんにおまかせ。

いよいよ帰国日当日

朝も自宅まで通訳さんと迎えに来てくれ、検疫や出国手続きもスムーズに。荷物としてコンベアーに乗せられて行ったときにはしばしのお別れに半べそでしたが、ここまでくればあとは日本での再会を待つばかり。

わんこ初めて日本の地を踏む

我が家は羽田空港着。
なんと私たちの荷物よりも先に出てきました。
検疫所窓口で書類を提出し、簡単な検査を受けて2分ほどで終了です。
もちろん拘留もなしでした。

我が家の場合、北京ー羽田間の飛行時間が3時間半ほどですが、前後の時間を入れると5時間以上預けられることになります。
まだアジアは近いですが、アメリカやヨーロッパとなるともっと負担になるのだろうと思います。
帰国して再開したらわんちゃんをいっぱい褒めてあげてくださいね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    男性 コロンの友達

    日本は島国なのでどうしても国内ばかり連れて行ってしまうのですが、海外の大変貴重な体験談 興味深く読まして頂いてます。
    訳あって昨日 トルコの空港で外国人?(どっちがと言われそうですが) ラウンジで小型犬を散歩させているのを発見
    思わず写真を撮りたかったのですが断念
    あと 行きしの時飛行機内の手荷物扱いでクレートに入ってる猫ちゃんを発見 こうやって見てると世界的には
    犬 猫の 権利が認められてきているのかなと感じるこの頃
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