チワワのブルーは希少?その特徴や価格・買い方、種類について解説

チワワのブルーは希少?その特徴や価格・買い方、種類について解説

チワワは現在人気犬種ともありペットショップでよく見かけると思います。チワワはたくさんの毛色やバリエーションがありますがその中でも希少カラーといわれているブルーの毛色をご存知でしょうか?「青色をしたチワワ?」と中々パッとしたイメージが付きにくい程、ブルーと呼ばれている毛色はペットショップなどでお目にかかることはない大変珍しい毛色であります。今回はチワワの希少カラーであるブルーについて色々調べてみました。

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チワワのブルーの特徴

落葉の上で遊ぶブルーのチワワ

チワワのブルーは灰色に近い毛色

チワワのブルーはブラックを薄めた毛色なので青色というよりかは灰色っぽい毛色をしています。チワワも含め犬の毛色は親犬によって決められてます。

特にチワワは人気犬種ともあり色々な交配を重ねた結果、チワワの毛色はブラックやホワイトなど単色カラーや、2色混じっているトライカラー、3色以上のパーティカラーなど多種多様の毛色やバリエーションが存在しています。

脱毛がみられる

そしてブルーのチワワでよくみられる症状として脱毛があがります。これはチワワの毛色に関わる遺伝子疾患のカラーミュータント症候群(血色希釈性脱毛症)によるものです。生後4ヶ月〜3歳くらいに発症しやすく初期は小さな脱毛が複数箇所できますが、だんたん脱毛の範囲が広くなっていきます。

皮膚が乾燥しやすくフケも出てくる

珍しい毛色であるブルーやブルータンのチワワに多くみられるカラーミュータント症候群は毛包の発育機能不全やメラニン形成の異常による皮膚の遺伝性疾患でもあります。被毛の色をつけるメラニンという物質がまばらに存在していることで発生します。

ブルーの毛に含まれているメラニンが不規則にあるため、被毛自体が弱いです。そのため症状がでるのはブルーのように希釈された被毛やその周囲です。

脱毛とともに皮膚がカサカサと乾燥するようになりフケが出てきます。主に背中などの体幹部に多くみられ頭や四肢にはほとんど症状がみられません。

皮膚が硬い角質化になることもある

ブルーのチワワなど被毛の色が薄い個体は体が弱く、カラーミュータント症候群のような遺伝性の皮膚疾患になりやすいです。

全てのブルーの遺伝子を持っているチワワが発症することはありませんが好ましくない交配を繰り返した結果、遺伝性の皮膚疾患をもっている子犬のチワワが高い確率で生まれてきます。

その中にブルーの毛色をもつチワワが含まれておりブルーはブラックの劣勢遺伝子により生まれくる毛色です。被毛が脆くて薄くなりブルーの被毛だけ抜け落ち白い被毛だけ残るのでハゲるように見えることがあります。

更にブルーの被毛が抜け落ちてしまう皮膚を守ろうと皮膚の表面が硬く角質化することもあります。皮膚の角質化が進行すると皮膚の表面がひび割れてき出血や化膿しやすくなってしまいます。また皮膚の角質化に伴い皮脂の分泌を防いでしまっているため赤いブツブツしたものがいくつもできることがあります。

チワワのブルーの平均価格は?

絨毯の上でくつろぐチワワのブルー

一般的なチワワの値段はおよそ15万〜25円ほどですが被毛の色によってチワワの値段が変動していきます

。チョコレート&タンやブラック&タンなど人気のある毛色は値段が高くなる傾向があります。またブルーやブルータン、ブルー&フォーンなど珍しい毛色も非常に希少なため一般的なチワワの平均金額よりも高くつきます。

ペットショップやブリーダーによって値段に差がありますが調べてみたところブルーの毛色をもっているチワワの値段は一般的なチワワの平均金額とさほど変わりない子もいますが中には30万や40万になる事もあります。

また毛色の他にチワワの値段を決める要素として血統や体型、年齢などがあげられます。チワワの体型は「ドワーフ型」と「ハイオン型」があり、特にスタンダードであるドワーフ型の体型の方が高くつく傾向があります。

ドワーフ型は胴長短足で骨が太くガッチリした体型のことを指します。体重もチワワの成犬では1〜3kgですがドワーフ体型のチワワの成犬は3kg以上になることがあります。

またチワワの年齢も値段に関わっており成犬よりも生後3〜6ヶ月の子犬の頃の方が高くつく傾向があります。徐々に年齢が上がるにつれて値段が下がっていきます。希少カラーであるブルーのチワワは一般的なチワワの平均金額よりも高くつきやすいですが体型や年齢によって異なってきます。

チワワのブルーの迎え方や買い方について

車に乗ってるチワワのブルー

チワワは人気犬種でもあるのでペットショップやブリーダー、里親募集から入手することができますがブルーのチワワは珍しい毛色でもあるのでブリーダーから購入するルートがほとんどです。

最近はインターネットで簡単にブリーダーや好みの毛色のチワワを見つけることができます。特にチワワは人気犬種でもあるので多くのブリーダーがあり全国各地に存在します。

珍しい毛色であるブルーのチワワもインターネット上で検索すると子犬の情報や金額だけではなく写真も公開されているのがほとんどです。また中には動画も載せているブリーダーさんもいます。

しかしインターネット上に記載されている情報が正しいとは限らない場合があったり、チワワの飼育環境が適切かどうか判断することができません。ネット上ではいかにも清潔でいい環境下で飼育してるといいつつも実際はパピーミルのような悪質なブリーダーの可能性があるからです。

パピーミルはチワワのような人気犬種やブルーなどの珍しい毛色の犬を大量に飼育し無理矢理交配させてたくさん販売して多額の利益を得ているのです。

パピーミルのような悪質なブリーダーは近親交配もおこなわれていることがあり、近親交配で生まれてくる子犬は何かしらの先天性疾患を抱えています。

特にブルーのチワワは元々は珍しい毛色を作り出そうといくつもの交配を重ねた結果でもあるので、良質なブリーダーを見極める必要があります。通常であればブルーのチワワを購入する前には必ず飼育場所に見学したり直接合わせることができます。

動物愛護管理法の第一動物取扱業者の規制で「購入者に対する現物確認・対面説明」が定められているのです。良質なブリーダーでは購入するブルーのチワワだけではなくその親犬とも合わせてくれます。

またこの法律では「49日齢以下の犬猫の販売制限」が決められており生まれたばかりのブルーのチワワの子犬は母犬や兄弟犬と一緒に過ごし社会性を身につける大事な時期でもあります。

早い時期に離してしまうと社会性を身につけないまま育ってしまい問題行動をおこすおことがあるからです。そのため年齢のチェックや他にもワクチン接種有無や獣医師による健康チェックしてるかどうかも確認するとよいでしょう。

チワワのブルーカラーの種類

ブルー

ブルーのチワワ

チワワの毛色のブルーは青色というイメージがつきそうですが、実際のブルーの毛色は元々ブラックを薄めた色でもあるので少し灰色を帯びた毛色をしています。見た目は黒に近いですがややグレーが混ざったような毛色をしています。

ブルータン

ブルータンのチワワ

チワワのブルータンも非常に珍しい毛色でもあります。ブルータンの「タン」は色々な意味が存在しますがチワワでの「タン」の毛色の意味は薄く優しく茶色のことを指しているそうです。

この「タン」は特にチワワの目の上の眉周辺や口周り、首、四肢の一部などによく見られます。チワワのブルータンは灰色を帯びた毛色に薄い茶色っぽい「タン」が入っています。

ブルーフォーン

ブルーフォーンのチワワ

チワワのカラーの「フォーン」は薄い茶色をしておりややゴールドに近い色といわれています。この「フォーン」の毛色は成長によって色が変わることがあり個体差があります。成長に伴い徐々に毛色が明るくなり1歳過ぎる頃には毛色の変化が落ち着く傾向があります。

そのためチワワのブルーフォーンの子犬を検索してみると薄いグレーっぽい毛色のもつ子や全身ゴールドに近い毛色のもつ子など、同じブルーフォーンのチワワの子犬でも1匹1匹毛色が異なる事があります。

ブルーマール

ブルーマールのチワワ

チワワのブルーマールの「マール」の毛色は斑模様の事を指しておりチワワの他にダックスフンドやシェットランドシープドッグ、コーギーやボーダーコリーなどにも見られます。ブルーマールのチワワも1匹1匹それぞれ違う斑模様をしており、毛色の濃さも違います。

しかしこの斑模様ができるのはマール遺伝子が関与しているからです。マール遺伝子はメラニン色素の生産を妨げてしまう特徴をもっています。またこのマール遺伝子は毛色だけではなく体のどこかに出てくることがあります。

そのためブルーマールなどマール遺伝子をもっている個体は何かしらの疾患を抱えている可能性があります。しかし全てのブルーマールのチワワが病気を患っている訳ではなく、中には健康で長生きした子もいます。

チワワは多くの毛色が認可されていますがこの「マール」は遺伝性疾患の罹患率が高いので、繁殖してはいけないとされています。そのためJKC(ジャパンケネルクラブ)のチワワの血統書にはマールは認可されていないので「×印」が付いています。

まとめ

女の子とブルーのチワワ

チワワはたくさんの毛色がある犬種としても有名ですがその中で特にレアカラーとしてブルーがあります。人気犬種ともあり珍しい毛色を作り出そうと交配を重ねた結果、ブルーのチワワが誕生したといわれています。

見た目はグレーっぽい色合いでとても綺麗な毛色をしていますが遺伝性の皮膚疾患を抱えていることが非常に多いということが分かっています。

またブルーマールなどの毛色をもつチワワも何かしらの遺伝性疾患を抱えていることがあります。希少カラーであるブルーの毛色はとても素敵ですが人が意図的につくりあげた毛色でもあることを忘れないでほしいと思いました。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 女性 ちわわん

    家の子もブルーです
    やはりペットショップで買う時に珍しい色なので盗られ無いように気を付けて下さいと言われました
    どこに連れて行っても珍しい色やねー(笑)と言われて人気もん!です
    ちわわんの投稿画像
  • 投稿者

    50代以上 女性 けらす

    家のチワワもブルーです。瞳はブルーグレー
    ブルー特有の脱毛してます(笑)
    承知で飼ってるんで。
    けらすの投稿画像
  • 投稿者

    30代 女性 匿名

    うちは脱毛もなく健康です。
    匿名の投稿画像
  • 投稿者

    30代 女性 ポコ

    うちのブルーチワワ
    ブルー1色でスムース⠒̫⃝⠒̫⃝⠒̫⃝
    珍しいの知らずに一目惚れで飼い始めました!3歳ですが病気ひとつせずに健康
    ポコの投稿画像
  • 投稿者

    50代以上 男性 ポンさん

    毛色が魅力的で、1月に購入してしまいました、ブルータンホワイトですが、10月生まれです。ブルー系は珍しく弱いとネットに有りますが、大切に育てたいと思います。
    ポンさんの投稿画像
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    ブルータンホワイトの男の子、もう少しで6歳 。生後3か月頃から家族になりしばらくして頭のてっぺんから背中、尻尾まで脱毛が気になり始めました。幸い脱毛部分以外はフッサフサです!皮膚科専門医に診てもらっています。良いときいたサプリメントを食事に混ぜて食べさせています。気持ち生えてきた感じがします。脱毛していてもいなくても大切な家族でツンデレで可愛い甘えん坊な男の子です!
    匿名の投稿画像
  • 投稿者

    30代 女性 匿名さん

    昨年11月末に亡くなってしまいましたが、10歳ブルータン&ホワイトのロングコートでした。
    先住犬のブルーのボーダーにそっくりで一目惚れでうちに迎えました。

    最後は脾臓ガンの手術中に出血多量で亡くなってしまいましたが、どこに行ってもみんなに可愛がられる賢く大人しい自慢の愛犬でした。

    ブルー特有の疾患などは特に見られず、10歳に見えないくらい若々しかったです!
    匿名さんの投稿画像
  • 投稿者

    女性 匿名

    うちの子はブルータンです。
    一目惚れでした。
    脱毛や先天性の病気承知で家族に迎えました。
    でも病気もなく脱毛もなく至って健康です。
    匿名の投稿画像
  • 投稿者

    女性 匿名

    皆さんチワワちゃん可愛いですね♡
    うちは10歳のブルータン女の子です
    知り合いの方から生後2ヶ月経たない頃お迎えしました。毛はあまり伸びないでカットも足とおしりまわりくらいです
    7歳から心臓が悪く投薬治療中ですが食欲もあり元気に走り回ります
    半年に1回の健康診断では進行もゆっくりなので長生き目指しましょう!と言ってもらいました。病院の先生には会う度に「キレイな色だね〜美人さんだね〜」と言って貰えます。が、ガクガクブルブルです。汗
    レアカラー病気になりやすいと聞きますが長生きして欲しいです。大切に大切に育てたいです。
    匿名の投稿画像
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