ミニチュアブルテリアの特徴
ミニチュアブルテリアとは、もともとはブルテリアという犬種を小型化した犬種です。
そのブルテリアは、闘犬用やネズミ狩り用として、ブルドッグとテリアを交配させて作られた犬です。
しかし、当時の法律で闘犬が廃止されたことによって、ペットとして飼いやすくするために、ブルテリアにさらに、同じくブルドッグから作り出された「スタッフォードシャー・ブルテリア」という犬種の血を加え、小型に改良され、「ミニチュアブルテリア」が誕生しました。
体の特徴としては、骨がしっかりしていて筋肉質でとてもがっしりした体型です。
また、ほかの犬種にはないユニークな卵形の顔の形をしています。目に形は三角形でとてもつぶらでかわいらしい瞳に見えます。
体の毛は短く、触るとかための手触りです。体高は35.5cm以下で、体重は9kg以下とされています。
ミニチュアブルテリアの性格
特徴で述べたとおり、ミニチュアブルテリアは、もともとは闘犬やネズミ狩りをさせるために作られたことが始まりですので、良く言えば、活動的で好奇心旺盛、また勇気に満ちています。
しかし、ミニチュアブルテリアは悪く言えば、気が強くて頑固なところもあります。
でも頑固ではありますが、よくしつけに従います。楽しいことが大好きで、気を許した相手の前ではおどけたようなしぐさや表情を見せるところもあり、そんなところも飼い主やミニチュアブルテリアファンのの心を鷲掴みにする一因かもしれません。
また、マイペースで愛情深く、寂しがり屋な一面ももちあわせていますが、とても遊び好きなので、よく遊んであげてコミュニケーションをたくさんとってあげましょう。
ただ、タフな体で体力もあり、疲れ知らずなので、飼い主さんが先に疲れてしまうかもしれませんね。ただし、独立心も強い犬種なので飼い主など身近な人以外にはあまりなつかない傾向にあります。
ミニチュアブルテリアを飼うには?
ペットショップでミニチュアブルテリアを手に入れる方法
基本的にわんちゃんを飼いたいと思ったら、まずペットショップへ足を運び、お目当てのわんちゃんを購入するというのが、簡単で手に入りやすいですが、ミニチュアブルテリアはペットショップでよく目にするような犬種ではありません。
なので、近所のペットショップへ行ってもミニチュアブルテリアがいないことの方が多いです。
まれに、珍しい犬種をよく取り扱っているペットショップにいることもありますので、最初から諦めずに出会うまでペットショップめぐりをするのもいいかもしれませんね。そうすればミニチュアブルテリアとも出会えるかもしれません。
また、ペットショップによりますが、お目当ての犬種を取り寄せてくれるところも最近増えてきているので、そういったペットショップに頼む方法もあります。
ブリーダーからミニチュアブルテリアを手に入れる方法
もっとすぐに手に入れたいという方は、ブリーダーから直接ミニチュアブルテリアを購入する方法がいいと思います。
今は、ネット上でミニチュアブルテリアの仔犬情報を掲載しているブリーダーも多いので、チェックしてみるのもいいですね。
ただ、ミニチュアブルテリアに限らず、近親交配などの近い血同士の交配をして生まれた仔犬は、体が弱かったり何らかの障害を持っていたりする可能性もありますので、そういった交配情報や、ずさんな飼育環境で育てられていないかなどしっかり見極めることが大事です。
ミニチュアブルテリアは、珍しい犬種の部類ですので、人気犬種よりもブリーダーの数も少ないので、より信頼できるブリーダーを探し、手に入れましょう。
ミニチュアブルテリアの価格
ミニチュアブルテリアはの価格は安くても20万円代です。
親がチャンピオン犬やなどの血統がいい子や、ブリーダーによっては高値で売っていたりすると、それ以上の価格になります。
本当にまれな話ですが、ペットショップにいる子がなかなか売れなくて、成長してしまい少し大きくなっていると、値下げされていてすごく安く手に入れられる場合もあります。しかしこれは、タイミングが合わないと難しいですね。
ミニチュアブルテリアの飼い方
性格や特徴で述べたとおり、もともとが闘犬用として作られた犬種なので状況によっては攻撃的な一面を見せることがあります。頑固さや独立心の強さから、気に入らないことや意に沿わないことがあると受け入れを拒否し、頑として動かなくなったり攻撃性を見せる可能性があるので注意しましょう。特に相性の合わない他の犬とは喧嘩になることも少なくない犬種であり、そのパワフルさから喧嘩になると相手を傷つけてしまう可能性もあります。
もちろん、非常に穏やかで喧嘩やトラブルなど無縁のミニチュアブルテリアもいますが、犬種の持ち本来の気質にはそういった傾向があるということを覚えておき、飼い主さんが根気強く、優しさをこめてしつけやトレーニングをしていかなければなりません。
ミニチュアブルテリアのしつけ
愛情をしっかり注いであげて、根気強くしつけやトレーニングを入れてあげることによって、飼い主さんとのコミュニケーションはしっかり出来るので、よくしつけに従う子になります。体つきも、ミニチュアといいながら、がっしりしていて力も強いので、しっかりとしつけやトレーニングをしておかないと、いろいろなトラブルにつながることがあります。
子犬のころからできることは、人や、ほかの犬、いろんな動物やいろんな環境に慣れさせることから始めましょう。
ミニチュアブルテリアを飼うには、忍耐力も必要になってくるかもしれません。しかし、1度深い絆が出来てしまえば、とても飼いやすい犬になることでしょう。
また、体力もありますので、十分な運動も必要になってきますので、しっかり散歩や運動をさせてあげましょう!
まとめ
ミニチュアブルテリアは、見た目や表情から、マイペースでぼーっとしてて、おっとりしているのでおとなしくて飼いやすい、という印象を受ける人も多いのではないでしょうか。
しかし、この見た目と性格にギャップがある子が結構いますので、このミニチュアブルテリアという犬をこれから飼いたいと思っている人は、本来の性格や特徴を知ったうえで飼うことをおすすめします。
しかし、個体差はどの犬でもありますので、最初からおとなしく、見た目通りでとても飼いやすい子ももちろんいますので、ミニチュアブルテリアといってもすべてがこの性格に当てはまるわけではありません。
ただ、しっかりとこういった性格や特徴を知ったうえで、上手な付き合い方ができると、ミニチュアブルテリアの魅力に取りつかれてしまい、もうミニチュアブルテリアしか飼えない!という方もいるくらいの最高のパートナーになることでしょう。
ユーザーのコメント
30代 女性 Chappy
目の小ささがとてもキュートですよね♪
甘えん坊なのも、あの表情からよくわかります♪
20代 女性 小夏
わたしもこの記事を読むまではおとなしくってのんびりしているイメージでした…
頑固なのですね、ただ頑固もよく言えば指示はきちんと聞いてくれるようになりますし根気強くですね…それで指示が通るようになれば嬉しいてすね^ ^
40代 女性 まゆみ
が、しつけや、散歩運動など大変そうで、ある程度犬の性質を理解できる経験者でないと難しいかなと感じました。
40代 女性 ブルブルテリア
躾はしにくいとは思いますが、ウチのこはおとなしく、犬初心者の私でもなんとかなっています。近所のワンちゃんや人を噛んだりなどのトラブルはなく、威嚇もしたことがありません。個体によって性格がかなり違うようです。
30代 女性 ロン
わたしが見かけたミニチュアブルテリアは比較的穏やかでしたが、体格がガッシリしていて、やはり普通の小型犬とは違うと感じました。好奇心旺盛な愛犬があいさつしたがったので、近づけてみましたが、尻尾を小刻みに振っているミニチュアブルテリアを見ると、ガブッとやられたらどうしようかと内心ヒヤヒヤでした。
今はインターネットで簡単にブリーダーさんを見つけられるので、筋肉質な体と愛嬌のある顔立ちにひかれて気軽に飼う方もいるかもしれません。でも、もとは闘犬だったことを忘れずに、頑固な性格を踏まえた上で、しっかりとしつけられる方に向いていると思います。
女性 飯田
40代 女性 Polly
「闘犬として交配、繁殖されたので攻撃性が強いのでは」という件は、うちの子やそのブリーダーさんのワンちゃん達を見る限り、力が強く噛む力が強く筋肉質であるということ以外はそんなことは感じることはありません。もちろん育て方にもよると思いますが。
うちの子はもう少しで生後12ヶ月になりますが、飼い始めは大変なこともありました。最近は随分落ち着いてきましたが、困ったな?と思うことを挙げるなら、散歩に出てこれ以上歩きたくないというときは頑として動きません(笑)。大抵は理由があるみたいですが(散歩が長すぎて疲れた、体調が良くない、同じルートで飽きた等)、後に予定があったりで急いでるときは困ってしまいます。あとはおとなしくしてたな〜と思いきや突然スイッチが入ったかのように走り出す(英語ではZoomiesというそうです)ことがあり、引っ張られたりすることがあります。体の割に力が強いのでかなり堪えます。そしてとても賢いので、飼い主の指示を聞くかどうか選択しているようなところもあります。それ以外は、思った以上に飼いやすく賢くハッピーで面白い個性的なワンコです。いろんなガイドブックやオンラインのガイドを見ましたが、この犬種は「犬の皮を被った3歳児」というくらい、遊び心がいっぱいなので、まさにうちの子のブリーダーさんが彼女のハンドブックに書いていた「忍耐力とユーモアのセンスを持ち合わせている」飼い主さんなら楽しく育てていくことができると思います。
ミニブルちゃんは目や耳に障害がでたり、皮膚疾患がでる可能性があるので、その検査をきちんとしているブリーダーさんから購入するのがベストだと思います。ペットショップでミニブルちゃんの子犬を見かけることはなかなかないかもしれませんが、それが可能ならブリーダーさんとコンタクトができるかショップで聞いてみたほうがよいのではないでしょうか。
うちの子はおっさん座り(!)をしたり、おならプーをよくしたり、とにかく笑わせてくれます。ペット可のお店には必ずというほど連れて行きますが(予防接種がすべて終わったら社会化するためにブリーダーに勧められています)、彼女の性格と珍しい犬種であることで、どこでもかなり人気があります。週一で通っているデイケアでもいつもとても歓迎されています。ちなみにデイケアでは中型犬のクラスではなく、大型犬のクラスで遊んでいるそうです。理由は大型犬のように遊ぶから、だとか(笑)。
女性 ブーフー
女性 白川
現在の規格としては11~15kgくらいが基準とされています。
足が体のやや横についているため、より筋肉質な体格が目立ちます。元闘犬で牛いじめなどをしていた割には、自ら争いを好まない性格をしています。ですが、売られた喧嘩は買ってしまいやすいのでしっかり制止できるようにしておきましょう。
頑固な面もありますが基本的には落ち着いているので、子供相手でも大丈夫です。
たまに我が道を行き過ぎておかしな行動を取り、家族を笑わせてしまうユニークな芸人魂も持っています。
ブルテリアのホワイトは先天的に聴覚障害が残る個体も存在します。しつけや訓練などに声では聞きづらくなかなか難しいです。その場合は視覚や直接触れて教える訓練も行うと良いと思います。
また水晶体脱臼もブルテリアには多い傾向にあります。
水晶体がずれることで失明してしまう病気です。完全には治すことができない病ですが、投薬治療で進行を遅らせることができます。
特徴的な外見から好みの分かれる犬種ですが、一度飼い始めるといい意味で中毒性のある犬種になると思います。
30代 女性 カブレラ
ただ、もし迎え入れる場合に注意したい点は、ブリーダー選びでしょうか。気性に特徴がある犬種なので特に注意したですね。
30代 女性 はるか
40代 男性 ヌーボ
うちの子は非常に穏やかな性格でブルテリアなのかな?と思うくらいのビビリで他の子に吠えられると尻尾を丸めて争いを避けるタイプでした。
信頼関係が構築されると本当に良いパートナーとなってくれます。実際自分の結婚前から飼っており、子供が生まれたら嫉妬とかするかな?と思った事もありましたがそんな心配は全く無用で子供にも本当に優しくしてくれました。
このページの紹介文にもありましたが、「もうミニチュアブルテリアしか飼えない」という気持ちはすごくわかります。それくらい家族の心に今も生きている子でした。
30代 女性 とみた
今は8歳でかなり落ち着いてますが、やはり興奮しやすい犬種なので子犬の時からしつけは大切です。
我が家のミニチュアブルテリアは性格は大人しく人間も犬も大好きで誰にでも尻尾をふって擦り寄っていきます。
4歳頃までほぼ吠えることがなく、たまーーに吠えても吠え方がわからないのか変な吠え方を数秒するだけでした。
子犬の時にドッグトレーナーの方にしつけ訓練をお願いし、興奮した時の対処法や散歩の仕方を徹底することで大変付き合いやすくなりました。
頭が良く、一度叱られたことは二度としません。
当然覚えも驚くほど早いです。
おしっこしてきてと、リビングの網戸を開けると庭に出ておしっこして戻ってくるし散歩/ごはん/おしっこ/うんちの単語を覚えているので何をしたいか質問すると鳴くか耳の動きで答えます。
ミニチュアブルテリアを飼うまでは雑種を飼っていたのですが、こんなに頭が良いのかと驚くことが多々あります。(今では初めて会った人の言うこともきちんと聞いてます)
個体差があるのでしょうが、我が家のミニチュアブルテリアはアレルギーが多く(肉も)暑さや寒さに弱い為、食べ物が合わなくて寝込んでることも多々あります。また腰が弱く毎日薬を飲まないと寝込んでしまいます。
毎日体調を気にしながら、運動量を調整したり食べ物を調整してます。