犬に人間用シャンプーを絶対に使ってはいけない!

犬に人間用シャンプーを絶対に使ってはいけない!

犬にシャンプーするときどんなものを使っていますか?実は犬専用シャンプーの存在を知らずに、人間用シャンプーを使っている飼い主さんは意外と多いものです。人間と犬の皮膚の違いとは何か?犬に人間用のシャンプーを使うとどうなるのか?そこから見える正しいシャンプーについて勉強しましょう。

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犬に人間用のシャンプーを使っている人は意外と多い

犬のシャンプーは人間用のものを使う飼い主は意外と多い

犬が家族の一員として当たり前に可愛がられるようになった現代、ペットショップやホームセンターには様々な犬の手入れができる商品が並んでいます。
ここを見ていらっしゃる方の中には、犬のお手入れは全てプロのトリマーさんにお任せしているという方も多いのではないでしょうか?

しかし、それぞれの家庭の事情や個人の事情により、自宅で犬をシャンプーされている方がいるのも事実です。
自宅で犬をシャンプーすることはけして悪いことでありません。
ワンちゃんとのスキンシップや信頼関係の構築、そして体を触ることで、飼い主さん自ら犬の健康状態を知ることができるという利点があるからです。

今では子供の数より多くなったペットですが、犬などペットを飼育している家庭が少なかった時代を当たり前に過ごしてこられた高齢者の中には、犬用のシャンプーがあるという認識が低い場合があります。
また、土地が広く一戸建ても多い地方暮らしの方の中には、犬は外にいるものという認識を強く持っていて、多少の汚れは仕方ないものと捉える方がいてもおかしくありません。

そのような場合においては、そもそも犬をシャンプーするという概念がなかったり、人間用のシャンプーやボディソープを使って済ませてしまうケースもけして少なくないのです。

犬と人間の皮膚の違いとは

犬と人間の皮膚の違いについて

では犬と人間の皮膚の明確な違いとは何なのでしょうか?

表皮の薄さの違い

人の皮膚は厚く丈夫なものと言われています。
しかし犬の皮膚は人と比べると大変薄く人の数分の1程度の厚さしかありません。
そのためとてもデリケートで刺激に対しても敏感なのです。

ターンオーバー周期の違い

皮膚はイチバン下の層が新しくできるとそれに押し上げられ古い皮膚が垢やフケとなり自然に剥がれ落ちるようになっています。
これは人も犬も同じでこうして新陳代謝を繰り返しています。
その周期のことをターンオーバーといい、人では28日周期で起こりますが皮膚が薄い犬では20日周期で皮膚が新しくなっています。

毛量の違い

トリミング中の犬

人の毛髪は頭部に集中していますが、犬は被毛は全身に生えています。
そして梅雨や夏場など湿度の高い日本の気候や人よりも高い体温も手伝って皮膚が大変蒸れやすくなり、汚れや埃のつきやすい被毛は細菌が繁殖しやすい環境になります。
犬が人よりも多い確率で皮膚病を発症するのはそのためです。
また、人の毛髪は太く重い傾向にありますが犬の被毛は細く軽いものになっています。

皮膚のPH(ペーハー)の違い

PHとは、水素イオン濃度を示す数値で酸性であるかアルカリ性であるかを示す値です。
人間ではPH5.0~6.5の弱酸性ですが、犬では6.2~8.6で中性~アルカリ性と言われています。
犬の場合、夏場はPH9.2まで上昇することがあります。

汗腺の違い

汗腺は、汗を分泌するところでアポクリン腺とエクリン腺の2つがあります。
アポクリン腺は臭いと粘り気のある汗を分泌する腺で、人では脇の下なと限られた場所にありますが、犬ではこれが全身にあります。
俗に言う犬臭いとはこのアポクリン腺から発せられるものです。

エクリン腺は無臭でサラサラした水分の多い汗を分泌する腺で人はこれが全身にありますが、犬では肉球のみしかありません。
よく犬には汗腺がありません…と言いますがそれはエクリン腺のことを指しているのです。

そのため犬は発汗による体温調節が難しく、パンティング(ハァハァと舌を出して呼吸すること)によって水分を気化させて体温調節をしています。

まとめ

シャンプーボトル

人間用シャンプーは、人の頭皮に合わせて作ってあるもので犬の薄くデリケートな皮膚を洗うのにはやはり刺激が強すぎるるという難点があります。そして保存料や香料などの添加物が多く入っているものが多いので、人間用のシャンプーを犬に使用する事はおすすめできません。その点、犬用のシャンプーは、犬の皮膚と被毛に合わせて作ってあるのものです。

よく『洗いすぎは良くない』ということを耳にします。これは洗う頻度ではなく洗浄力の強弱に関係しています。
1回のシャンプーでも強力な洗浄力で皮脂をほとんど落としてしまうようなシャンプーでは、頻度を重ねれば皮膚が乾燥しフケやかゆみが出て被毛の状態を悪くすることにもつながりますし、皮脂の多い犬では、シャンプーにより皮脂が全部落ちてしまうことで返って皮脂過剰になりベタベタするようになります。

また実際のシャンプーにおいても、ただ犬用のシャンプーで洗えば良いということではなく、洗う前にはブラッシングで毛のもつれをしっかり取り除きましょう。犬の皮膚はとてもデリケートのため洗う際には、スポンジなどでゴシゴシツと強くこすって洗うことなどは避けて、泡立てたシャンプーで優しくマッサージをするように洗いましょう。

シャワーのお湯の温度は37~38度くらいが適温です。熱いシャワーをかけると犬の体温が上がり、過度に疲れさせてしまいます。特に、高齢犬などは湯気でも体調を崩しやすいので気を付けましょう。また、皮膚にシャンプーが残っていると、そこから雑菌が繁殖したり、フケの原因になったりするので、皮膚によくありません。すすぎのときにはシャンプー剤が残らないように、しっかりと洗い流しましょう。洗った後は毛の根元からしっかり乾かしてあげることが、健康な皮膚と被毛を作るポイントになります。

犬用シャンプーにはそれぞれ特徴があり、低刺激性のもの、毛づやを良くするもの、又はフワッとした仕上がりにするもの、消臭効果の高いもの、香りに持続性があるもの、虫除け成分が入っているものなど様々です。

気を付けなければいけないのは、人間用のシャンプーには入っている成分を表記しなければならない規制がありますが、犬用のシャンプーは「雑貨」扱いとなり、成分の表記の義務がありません。人間用のシャンプーの様にペット用シャンプーの成分を全表記するかどうかは、メーカー次第となります。

そのため、犬用のシャンプー全てが良いものとは言い切れませんが、最近では、薬事法に基づいた安全な成分しか使われていない犬用シャンプーなども売られています。愛犬のためにも、できるだけ安全な成分でつくられているシャンプーを選ぶことも重要です。そして、何を最優先にするかは、ワンちゃんの皮膚や被毛の状態によって異なってくるものなので、愛犬の体質をよく理解した上でシャンプーを選ぶことが大切です。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 女性 小夏

    シャンプー…たまに犬用のシャンプーがなくなってしまい…1日だけ…ごめんね…って思いながら使うときがあります。
    あんまりよくないのはわかっているんですけどね…ごめんなさい。
    うちの子は、毎日肉球を洗ってもカサカサにならないワンチャンとすぐにカサカサになるワンチャンがいるので使う犬用シャンプーを変えて使います。
    個々にちゃんと考えてシャンプーも使っていきたいですね。
  • 投稿者

    30代 女性 きなこ

    周りにも人用のシャンプーを使ってる方がいますね。
    だいたいはお年を召した方が多いです。
    えっ犬用のシャンプーなんてあるの?と逆に聞かれた事も。
    今まで大丈夫だったから平気とそのまま使用を続けてしまうケースが多いと思いますが、人間でも赤ちゃん向けの低刺激シャンプーがあるように犬も犬向けのシャンプーを使った方が皮膚にはいいと思います。
    うちは、犬向けの固形石鹸を使っています。
    保存料無添加で自然由来のものだけなので皮膚にも優しく、ニームオイルなどが配合されており、虫除け効果もあるので一石二鳥です^^
  • 投稿者

    20代 女性 TIKI

    我が家では、愛犬のシャンプーは自宅のお風呂で行っています。以前トリミングに出したのですが、ゴールデンレトリバーなので大きくてシンクで洗われる際に狭くて嫌がったそうなんです。それ以来、自宅シャンプーですが、必ず犬用のシャンプーを使うようにしています。記事にあるように、<犬と人間とは皮膚の厚さも違うし、人間のものでは強すぎる>というのは「やはりそうだったんだ」とあらためて確認することが出来ました。今後も愛犬の為に犬用シャンプーで定期的にお手入れしたいと思います。
  • 投稿者

    30代 女性 38moto

    愛犬は長毛犬です。人間用のシャンプーでも低刺激なら大丈夫だと思っています。ですが愛犬の皮膚を洗う時は固形石鹸を使っています。固形石鹸はアルカリ性なので犬の皮膚と同じです。被毛を洗う時は人間用のシャンプーを薄めて泡立て、なるべく皮膚に触らないよう毛の汚れを落とします。この洗い方で15年経ちますが、特に問題ありません。

    以前被毛を気にしてそれ専用の犬用シャンプーを使用したことがありました。どういうわけか毛のもつれが酷くなり返ってパサつくようになってしまいました。犬用だからといってどの犬種にも合うかといわれるとそうではないと思います。もちろん皮膚に疾患がある場合はちゃんと合うものを使用した方がいいのですが、特にそういった問題がなければあえて専用にしなくてもいいのではないかと思っています。
    ドッグショーに出すブリーダーさんでも人間用のシャンプーを使用することがあるそうです。犬種による被毛の違いなどもあります。

    どのシャンプーを使うにしろ、不衛生にならない程度に洗うこと、洗いすぎないこと、これを守ることの方が大事だと思います。
  • 投稿者

    20代 男性 go

    人間でもシャンプーによっては、皮膚に湿疹が出来てしまったり、フケが多く出てしまったり、合う合わないがありますね。犬にも犬種によって繊細な被毛の犬もいれば、皮膚が弱い犬もいるので、犬用シャンプーの中でも適切なものを使ってあげるべきだと思います。というのも、うちの犬がシャンプー剤選びにちょっと手間取った経緯があるからです。皮膚に炎症を起こしてしまったことがあるため、薬用シャンプーを使ったら、余計に脂が取れ過ぎてしまったようでガサガサになってしまい、被毛もゴワゴワした手触りに。トリミングサロンに相談に行って、何種類かサンプルを頂き、シャンプーやトリートメント剤でこんなに変わるものかと驚くほど、犬の皮膚状態と被毛の状態が変わったからです。人間用のシャンプー剤と比べると、やはりちょっと高いですが、デリケートな犬の皮膚と被毛を清潔に保つためには、きちんと安心できるものを使うことが重要だと思いました。
    うちでは人間はドラッグストアの安売りシャンプーですが、愛犬は2,500円のシャンプーに、3,000円ものトリートメント剤に落ち着きました。これで大体6回分です。トホホ、と思いますが愛犬が美しくいることは私の喜びでもあるので、と納得しています。
  • 投稿者

    女性 バービー

    犬を飼っている友人が「人間用シャンプーは匂いも良いし、コンディショナーを使えばサラサラになるから犬に使ってる!」と言っていることを思い出してしまいました。私の家の愛犬は皮膚が元々弱くて繊細なので、犬用の薬用シャンプーを使っていますが、私の友人のように人間用のシャンプーを犬に使っているという人も多いかもしれませんよね。犬の皮膚は人と比べて薄く、人の数分の1程度の厚さしかないようですが、私は犬の皮膚の方が厚くて丈夫だと思っていました!なので人間用のシャンプーを使ったくらいでは問題無いと思っていましたが、実はデリケートで刺激に対しても敏感なようですね。やはり、人間用のシャンプーを使うことは止めておいた方が良さそうですね。
  • 投稿者

    女性 らみちゃん

    大人になって子育てがひと段落してから犬を飼い始めました。子どもの頃は実家でコリーを飼っていましたが、今は小型犬のキャバリアです。
    思い返すと実家のコリーは家族のシャンプー(たぶんメリット)で洗われていました。それでも艶々のふさふさ、毛並みには自信があったんですけどね。
    現在飼っている犬は、私よりずっと高級な犬用シャンプーで洗っています。記事を読んでちょっと罪悪感が出てきました。
  • 投稿者

    女性 ほたて

    先日とても美しいシェルティがドッグランにいたので、シャンプー大変でしょ?犬のシャンプー高いから、シェルティなんていっぱい使いそうだし、と話をしていたら、なんと人間用のシャンプーを使っていました。キラキラしてとても美しい被毛だったので、そっか人間用のでもいいんだ、と思ってしまったのは間違いでしたか。
  • 投稿者

    女性 もふころ

    愛犬の足元の汚れを落とすのに石鹸を使っています。シャンプーよりも落ちますし何より安全です。気を付けたいところは余計な添加物のない石鹸を使用することです。「脂肪酸ナトリウム98%」のみの石鹸は荒れません。
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    今 12歳のワンコが皮膚トラブル(ブツブツ、フケの盛り上がり)どうしたもんだとシャンプージプシーになりました。人間の赤ちゃんが使うベビーシャンプー、病院に怒られました。で薬用皮膚トラブルの犬のシャンプーを使っても治りません。今 自分たち人間が使っているマルセイユ石鹸で洗ってみようかと思案中です。病院から処方された薬を飲むと一時はほとんどわからなくなるのですが (その時は病院から処方された消毒薬も併用)
  • 投稿者

    30代 男性 匿名

    うーん、具体性のない記事です。人間用シャンプーを使ってはいけない理由に犬用シャンプーの方が犬に合わせて作られていることや添加物・保存料・香料等をあげていますが、具体的にどのような成分が問題なのでしょうか。人間用でも犬用シャンプーでもメーカーによって成分が大きく違いますし、犬用でも添加物・保存料・香料はよく使われています。

    またご指摘のペーハーですが、研究によると犬種等の様々な条件で変わり、しかも弱酸性のシャンプーだから弱アルカリ性の肌に悪影響が出ることはないとしています。(https://petgroomermagazine.com/articles/ingredients/a-study-of-the-ph-of-pet-and-human-shampoos/)

    また、記事の通り法律上の理由もあり犬用シャンプーは殆どが全成分表示されておらず、メーカーにとって都合の良い原料(〇〇オイル、〇〇エキス)ばかり記載されていることが多いと思います。また、安価で脱脂力が強い「ラウレス硫酸Na」や「石鹸」が使用されている多い割には価格が高いものばかりです(Amazon1位のティーツリー配合のシャンプーなどもそう)。そういう意味では個人的には人間用シャンプーの方がまだ安心できますね。
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