1.「今日だけだからね?」と許してしまう
いつもNGにしていることを「今日だけ」と許してしまうのは甘やかしです。
昨日までは叱られていたのに今日は許されたというのでは犬を混乱させます。今日許してしまうと明日も犬は同じことをします。当然、叱られてしまいます。
いつもNGで今日はOKである意味を犬は理解できません。なぜ叱られたのかさえ分かりません。何をどうしたら良いのか混乱し、言うことを聞かなくなってしまいます。
2.全ての要求に応える
愛犬のどんな要求にも全て応えてあげるのは甘やかしです。
要求が通らなかった時、思い通りにならなかった時、犬は変化します。吠え続けるなど根気強く要求するようになります。
何が何でも言うことを聞いてもらうために噛みつくなど攻撃的になります。思い通りになかった時、心が満たされずストレスになり、物を破壊するようになります。
全ての要求に応えて甘やかしていると、問題行動を起こす犬になります。
3.おねだりされて食べ物をあげる
犬におねだりされて食べ物をあげるのは甘やかしです。
飼い主のご飯やお菓子を食べさせるなんて絶対にダメです。犬用のおやつも1日のカロリーや栄養素や量を考えて与えなければなりません。
甘やかしで食べ物をあげると必ず体調を悪くします。肥満や病気の原因になります。老犬になってからでは治療や手術を受けることができないことがあります。
おねだりされて食べ物をあげるのではなく、飼い主が時間や量を決めて与えましょう。
飼い主の知らないところで甘やかす人に注意!
愛犬の健康管理の全てを担っている飼い主の知らないところで甘やかす人がいます。
犬用のおやつを買って来てこっそり食べさせている人。人間のご飯やお菓子を「少しだけね」と言って食べさせている人。階段・ソファー・ベッドなど禁止されている場所への立ち入りを許してしまう人。
飼い主以外の誰かが違う行動をしたりルールを破ってしまうと犬は混乱します。愛犬が飼い主ではなく甘やかす人にばかり寄って行くようになると理不尽にも感じますよね。
家族の中に間違った甘やかし行動をする人がいる時は「やめて」とはっきり言いましょう。
命の危険があります
甘やかしが愛犬の命を奪いそうになった私の体験談です。
祖母がどうしても愛犬にリンゴを食べさせたいのです。自分の側へやって来て喜ぶ姿が可愛いからです。
「小さく切ってね!」「(量を)これだけにしてね!」と強く言い聞かせていました。
私が席を外した1分ほどの間に大きなリンゴを数個食べさせ、気管に詰まらせてしまいました。日曜日の夜間です。
何とか病院を見つけ、助けることができました。愛犬には本当に申し訳なかったです。甘やかしは愛犬の命を奪う恐れがあります。
愛犬から要求された時の対応
- 無視をする
正直これはNGです。無視しても解決されません。犬の心を傷つけてしまうだけです。誰だって無視をされたら悲しいですよね。
愛犬の要求を無視する飼い主は「無視したら諦めてくれた」と勘違いしています。大好きな飼い主に無視されてショックを受けているだけです。
- まだおやつの時間じゃないよ
- 今日はもうおしまい
- また明日にしようね
このように話してあげてください。犬に言葉は分かりません。でも、飼い主の気持ちは分かります。
「どうせ分からない」ではなく、犬が理解できるまで教えてあげてください。
まとめ
やるべきではない甘やかし方を3つ解説しました。甘やかしがどれほど恐ろしいことか、私は体験しました。
もう二度とあってはなりません。他人からは「厳しい飼い主だな」と言われます。家族からは「可哀想に…」と言われます。愛犬を甘やかす家族にきつく注意するため「優しくない」と言われます。
それでも愛犬を守れるのは飼い主だけです。飼い主まで甘やかす人になってしまわないようにしましょう。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
要求には応えてはいけません。続けてれば必ず癖になり要求が通らなければ問題行動を起こします。
ねだられたからって日とのもんあげたりおやつあげたり飯やったりして健康被害が出るのは当たり前。肥満体を作るのは飼い主。飯にもおやつにも1日の規定量があるでしょう。
無視がNGなことについては少し反論があります。すこし注目しただけでも構って貰えたと思う犬が中にはいます。その個体には無視が最適だと思う。