1.骨折・脱臼・骨粗鬆症・ヘルニア・股関節形成不全
犬を甘やかしすぎると、筋骨格系疾患の病気になる危険があります。
歩きたがらないからといってあまりお散歩をしない、お散歩には行くけれどほとんど抱っこをしている、庭に出て排泄をする程度にしかお散歩していないなど、運動不足が筋力の低下を引き起こし、その結果関節などの病気の原因になる可能性があります。
犬はお散歩をすることで筋力を維持しています。筋力が低下すると、体を上手く支えることができなくなり、大きなケガをしやすくなります。
ちょっとした転倒や躓きにも注意が必要です。階段やソファーなどの上り下りには要注意です。
2.皮膚病
犬を甘やかしすぎると、皮膚病のリスクが高まります。
ブラッシングを嫌がるからといってサボっていると皮膚に抜け毛・フケ・ホコリ・汚れなどがたまり続け、不衛生な状態になってしまうからです。
また、手入れをしないことで皮膚や被毛の異変に気付くのが遅れてしまいます。1日1回ブラッシングをすることで、愛犬の皮膚を健康に保つことができるでしょう
3.肥満・糖尿病・心臓病・呼吸器疾患・関節炎
犬を甘やかしすぎると、寿命が大幅に短縮してしまう病気になる危険があります。
原因はおやつや食べ物の与えすぎです。欲しがるからといって、安易に与えてはいけません。食べすぎは必ず肥満の原因になります。
肥満である犬には糖尿病・心臓病・呼吸器疾患・関節炎などの危険があります。
太りすぎると麻酔のリスクも高くなります。
4.病気以外の危険なこと
飼い主の言うことを聞かなくなる
犬を甘やかしすぎると、飼い主の言うことさえも聞かなくなってしまうことがあります。いつでも何でもわがままな要求を聞いてくれる飼い主だからです。
犬にとって指示に従いたくない時は、従う必要がなくなってしまうのです。
本当に飼い主の指示に従わなければならないような、身の危険が迫った時でさえも、言うことを聞いてくれなくなってしまいます。
狂暴化する
犬を甘やかしすぎると、攻撃性の高い狂暴な性格になってしまう危険があります。
わがままや要求が通らなかった時、吠える・噛みつく・飛びかかるなどし、意地でも要求を通そうとします。
人に大怪我を負わせるほどの力で噛みついておやつを要求するなんてことも起こります。相手が飼い主や家族であってもお構いなしです。相手が他人の場合、恐ろしい事態を引き起こしかねません。
適切な接し方
最も危険な甘やかしは、「犬の要求に応えてしまうこと」です。
毎日、適度なお散歩や運動をさせてあげてください。
行きたがらない時は体調不良はないか、すでにケガや病気をしていないか確認し、健康な状態であればお散歩しても問題ありません。ただ甘えて歩きたくないだけです。
おやつの量や与えるタイミングをしっかり決めてください。要求する度に与えたり、欲しがるだけ食べさせてはいけません。
とくに危険なのは人間の食べ物です。肥満と病気と寿命の短縮に直結してると考えても良いです。
まとめ
甘やかしすぎると、犬は病気になります。体の病気だけではなく心の病気になってしまう犬もいます。
何でもいうことを聞いてくれる飼い主に対して、犬は都合の良い相手と認識してしまうかもしれません。
メリハリをつけ、甘やかすばかり、叱るばかりでは上手なコミュニケーションは取れません。犬とヒトの間には共通言語がないからこそ、一貫性のある態度をとり、ダメなものはダメだと徹底する必要があります。
- 骨折
- 脱臼
- 骨粗鬆症
- ヘルニア
- 股関節形成不全
- 皮膚病肥満
- 糖尿病
- 心臓病
- 呼吸器疾患
- 関節炎
犬を甘やかしすぎると、こんなにも多くの病気になる危険があります。
愛犬には長生きしてもらいたいですよね。
どんなに長生きしても犬の寿命は20年くらいです。甘やかされたことが原因で、その一生のほとんどを痛みや苦しみと闘いながら生きる犬もいます。
甘やかすことと愛情を与えることは同じではない、ということを知ってほしいです。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 茂呂アキ
20代 男性 匿名
嫌がるからサボるのはありえません。ブラッシングしなきゃ後々大変です。放置された犬が良い例です。テレビでよく見ますよね、あんなの見てなりたくないですよね、やんなきゃああなります。1日一回はやりましょう。
食物与え過ぎりゃそりゃ肥満になるわな。欲しがるから与える。規定量があるでしょう。犬は飢餓から逃れるための食いだめ式で生きてました。食物に困らない今は規定量与えてりゃ死にません。肥満は犬にしちゃ重り付けて歩くようなもん。そんなの日常的に付けてりゃそりゃ関節痛めるし心臓や呼吸器官を蝕みます。
飼い主の指示を聞かなくなる。当たり前ですよね。自分に都合の良い役人程度にしか思われてないのだから。もし危険が迫ったとき言う事聞かなくて事故って死んだ。責任は飼い主にあります。ろくにしつけてこれなかったから。俺も一回あります。事故る寸前でした。行くな行くな言うてのに反対側の犬に飛んでいった。フレキシブルだったから引きずられる程度で済んだけどもし普通のリードなら確実にあの世行きでした。そんなこともあり今では俺らが立ち止まったら座って待つ。便処理尿処理も同様。どんな時でも指示に従うようにする。こんなことをもう10年やってます。正直面倒いしやりたくない。でもあんな悲劇は二度と起こしたくない。今度は只じゃ済まない。事故るぐらいなら時間削られる方がマシだ。
凶暴化する。家の犬はならなかったけど犬種よってはなります。特に自立心が強い犬ほどなります。要求通らなきゃ意地でも通すので傷の一つや二つ平気でつけます。飼い主ならまだしも人にやりゃ裁判沙汰で慰謝料請求されます。でもそんな犬にしたのは飼い主だから当たり前ですが。もし幼い幼児と大型犬なら殺しかねません。
適切な対応さえしてりゃ最悪の犬にはなりません。犬の要求に応えなしゃ格段に利口になります。人の食い物は犬にとっては毒物なので与えないこと。
飼い主の対応一つで愛犬を苦しめたり寿命縮めたりします。迎え入れ家族になったら幸せにするべきです。愛犬の一生は俺たちが握っているのですから。たかが20年でも犬には大切な一生です。不幸にしたり寿命縮めないで下さい。された犬が可哀想過ぎます