犬にも日光浴は必要?不必要?

【獣医師監修】犬にも日光浴は必要?不必要?

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最近は紫外線の肌への有害性が指摘され、長時間の日光浴は推奨されていませんが、それでもうつ病の予防やビタミンDの生成など、日光浴の良い効果も沢山あるようです。そこで、犬にとって日光浴はどうなのかを調べてみました。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

締め切った部屋に閉じ込めていませんか?

木漏れ日の写真

室内飼いをしている犬

ペットブーム以前、家で飼われる犬と言えば、「室内飼い」ではなく、「外飼い」が主流でした。お庭に放したり、室外でリードに繋いでおく方がとても多かったですよね。
現に私の小さい頃に飼っていた犬は「外飼い」でしたので、よくお庭で気持ちよさそうに日向ぼっこをしているのを見ていました。
ぽかぽか暖かい日に、子供の頃の私もその子と一緒になって日向ぼっこをしていた思い出があります。

外で日向ぼっこする犬

しかし、ペットブームを経た現在では、飼い犬と言えば「室内飼い」という風潮になり、室内犬の割合が急激に増えました。家の中で安全な生活を約束され、外に出たい時は、散歩に連れて行って貰う。そんな快適な生活になりましたが、逆に考えてみると実は生き物として必要な充分に日光浴をする時間というのは取れていない事が多いのでは無いでしょうか。

まだ早朝や昼間にお散歩をするワンちゃんはいいですが、お散歩に行かなかったり、夜にお散歩をしているというワンちゃんは日光浴不足になってしまっている可能性があります。

一日中、遮光カーテンを引いた部屋で過ごす犬

最近は遮光カーテンやUVカット加工をされたカーテンやレースカーテンが多く売られているので、カーテンで外からの太陽光が入ってくるのをシャットアウトしてしまっているという場合も多いのではないでしょうか。

人間にとっての日焼け防止や、家具や壁紙の退色を防止するという意味では優秀なグッズかもしれませんが、ワンちゃんにとっては折角の太陽光をシャットアウトするものになってしまっている可能性も考えないといけないかもしれないですね。

一日中お留守番の犬

最近では共働きの家庭が増えているので、飼い主さんがお仕事をしている日中には一匹でお留守番をしているという犬も多くなっていると思います。そういった場合には、飼い主さんが帰って来てから夜にお散歩をしているワンちゃんも多いのではないでしょうか?

一日中お家の中でお留守番をして、夜にお散歩という生活スタイルを送るというそんな生活を続けていると、太陽の光を浴びる機会がとても少なくなってしまいます。

わんこにも日光浴は大事!

犬にとっての日光浴のメリットいろいろ

ビタミンDを合成してくれる

人間でもそうですが、太陽光を浴びる事で体内に必要なビタミンDが作られます。
犬は被毛がある為に、人間よりも皮膚から作られるビタミンDの量は少ないそうですが、日光浴によって作られる分も無駄ではありませんよね。

ビタミンDは、人間よりも犬の方が必要量が多いとされており、特にカルシウムの吸収を助けてくれるという重要な効果もあるので、犬にとっては大切な成分なんです。

皮膚病の予防効果

紫外線には殺菌の効果がある事は良く知られていますよね?
犬の皮膚にとっても、太陽の光を浴びることによる殺菌作用で皮膚病を予防してくれる効果が期待出来ます。
長時間の紫外線はお肌にとっても有害ですが、適度な日光浴をする事により、皮膚病になりやすいワンちゃんの皮膚病予防に繋がる効果があるようです。
また、カビや菌が繁殖してしまっている皮膚病のワンちゃんにも良い効果をもたらしてくれます。

セロトニン

嬉しそうな顔の犬

セロトニンは幸せホルモンと言われているホルモンですが、不足すると鬱っぽくなってしまったり、不安になったり、自律神経が乱れたりしてしまうという大事なものです。

太陽光を浴びる事でセロトニンの分泌が促され、活性化するので、日光浴は気分の落ち込みやストレスをコントロールしてくれるのにも役に立ちます。
ワンちゃんにとっても同じで、太陽光を太陽光を浴びないと精神的に不安定になってしまう可能性があります。

特に高齢犬の場合には、太陽の光を浴びる事が少ないと自律神経が乱れたり、ストレスや不安感を感じやすくなる事がるので、1日の間できちんと日向ぼっこの時間を作ってあげる事が大切です。

成長ホルモン

成長ホルモンというホルモンは、人間にとってもそうなんですが、若返りのホルモンと言われています。
骨や筋肉や身体の組織を維持してくれ、新陳代謝を促してくれるホルモンなんです。

このホルモンは太陽の光を浴びる事で活性化されるようです。若々しい身体を保ってくれるのに必要なホルモンなので、きちんと分泌させてあげたいですが、冬になると太陽光の量も減ってしまう事により成長ホルモンの量も少なくなりがちです。

成長ホルモンの分泌が少なくなりやすい冬の間は、意識的に日光浴をさせてあげるのが良さそうです。

忙しい飼い主さんでも出来る日光浴のさせ方

窓越しに日向ぼっこする犬

一番良いのは太陽の出ている時間にお散歩させる事ですが、忙しくてなかなかしてあげられない事もあると思います。
そんな時は少しの工夫で日光浴をさせてあげましょう!

飼い主さんが洗濯物を干す時にベランダやお庭に出る時がありますよね。少しの時間でも、一緒にベランダやお庭に出る事で、太陽の光を浴びる事が出来ます。
飼い主さんがお家に居る時には、しばらくの間お庭やベランダに出してあげるというのも良いと思います。
また、飼い主さんが留守の時でも、ワンちゃんがいつでも日向ぼっこする事が出来るように工夫してあげるのも効果的です。

カーテンを締めきらず、光を通すレースカーテンにするなどの工夫をしてあげて、気持ちよく日光浴出来るような環境に整えてから出掛けましょう。もちろん、コレは真夏ではなくて、春・秋・冬の場合ですけどね。

まとめ

太陽の下で気持ちよさそうに眠る犬

人間でもカーテンを締め切って一日中お部屋に籠っていたら、心身がおかしくなってしまうと思いますが、それはワンちゃんにとっても同じです!

もちろん長時間紫外線に当たる事は有害な事も多いのですが、適度にお日様に当たるという事は、身体のシステムを正常に保つ為にも大切な事なんですね。

人間にとっても、たまには愛犬と一緒にのんびりと日向ぼっこをする時間も大切かもしれませんね。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 女性 ましゅまろ

    私も日光浴は必要だと思っています。特に日を浴びてはいけないわんちゃん以外は毎日少しでも日光浴やお昼間のお散歩で太陽の光を浴びさせてあげたいですよね。夏場はあまり意識しなくとも日光浴をしやすいですが、春秋冬・・特に冬は日照時間も短いですし、曇りがちな日も多いので日光浴するには意識しないといけませんね。
    冬でも陽当たりが良いおうちならお部屋で十分日光浴できますから、羨ましいでね。
    ビタミンDを生成してくれ、セロトニンを増やす効果や成長ホルモンを活性化してくれたりと、とても大切な役割を果たしてくれているんですね。
    我が家にもあまり歩けなくなったシニアの愛犬がいますが、定期的にお外に連れ出して気分転換と日光浴をしています。
    10キロ近くあるので気軽に抱っこで外をぷらぷら〜出来ないのですが、そんな時はドッグカートが便利ですよ!途中途中歩かせながら、休憩をかねてドッグカートに乗せればいつもと違う場所にも連れて行きやすいですし、歩かなくなったときでもカートに乗せて帰ればいいだけなので♪
    ゆっくりでも歩けるのでしたら、補助ハーネスみたいな、愛犬が歩きやすくサポートできるような商品も売られていますので一度見てみると良いと思います。
    飼い主さんも一緒に愛犬と陽を浴びれますし、お散歩ができて気分転換にも健康にも良いと思いますよ。何より愛犬が喜んでくれるのが嬉しいですよね)♡
    お散歩が苦手なわんちゃんも、ベランダやお庭、抱っこでぷらぷらするなどして陽の光を浴び健康を保ってあげたいですね。今は冬の時期なので、春になりあったかくなったら公園でのーんびり愛犬たちとゆっくりしたいな〜〜!
  • 投稿者

    30代 女性 しろわんこすまいる

    室内飼いですが……。日向ぼっこは大好きです。
    お留守番の時は無理ですが、家にいる時は晴れてれば、2人とも外に出たがります。
    ウッドデッキがあるので、様子をみつつ、でたり入ったりを繰り返してます。

    太陽の出ている時、外に出しましょう!
    うーん。ちょっと誤解を生むような。
    今は、以前と違い、とてもこの時期とは思えないくらい暑い日が続いてます。

    ちゃんと裸足でアスファルトの温度確かめてから……お散歩。となると、とてもじゃないけど、太陽の出ている時につれて出れません!!

    だから、最近はお休みの日でもお散歩遅くなりますね。
    真昼間に、小型犬を連れ回してる飼い主さんが信じられません。
  • 投稿者

    40代 女性 まお

    うちの愛犬も子犬の時から室内犬として育っていますが必ず散歩を2回して外出するようにしています。犬に限らず自然界で外で日光を浴びながら生きているなら日光は少しでも浴びた方がいいですよね。人間でも家にばっかりいると鬱になりやすかったり、不健康になるので一緒ですよ。犬だって外に出て気持ちをリフレッシュしたりする権利はあると思いますね。それに室内から出したことがないなんて…犬と一緒に過ごす楽しみを半分くらい失ってますよ(笑)ぜひ外に一緒に行ってあげてください!
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