犬が散歩中にする『オモシロ行動』4選
1.道のど真ん中でマーキングをする
犬が散歩中にマーキングをするのは、自分の縄張りを守り、主張することが目的としています。ですから、電柱などにマーキングするのは、少しでも自分が大きな体をしていることを誇示するためです。…という習性があるはずなのですが、我が家の愛犬めいぷるは、散歩中、道のど真ん中にほんの数滴づつ、何か所もマーキングをします。道のど真ん中に残しためいぷるのメッセージを嗅ぎ取ってくれるワンコが果たしているのかどうか…?
2.ある特定の場所には絶対に近づかない
ご近所のお友達のラブラドールの男の子は、散歩のコースの途中、絶対に近づかないポイントがあるそうです。その場所に近づこうとすると飼い主さんがどんなに宥めてもガンとして動かず、尻尾を丸めておびえている様子を見せるのだとか。なにか、私たち人間に見えないものの存在を感じることがあるのでしょうか…?
3.土の地面で排せつした時だけ、後ろ足で砂をかける
アスファルトの上で排せつをした時は、なんの行動もしないのですが、草の上や土の上で排せつをした時、後ろ脚に力を入れて、砂をかけます。
4.生き物を見つけたら気が済むまでずっと見ている
都会から電車で一時間ほど離れた町に住んでいるので、田んぼや畑があります。用水路の中には、亀やカエル、ザリガニなどがいて、カモ、サギ、ケリなどの大型の野鳥もよく見かけます。特に、野鳥を見つけたときは、目の色が変わって、気が済むまでじっと息を殺すように、ものすごい集中力で見つめていて、その間、全く動きません。
『オモシロ行動』の理由
道のど真ん中にマーキングする理由
誰かのニオイがついている場所ではなく、しかも誰からも消されることがないため、あえて「誰もニオイを付けない場所」を選んでマーキングをしているのかもしれません。確かに、誰のニオイもついていないし、誰からも消されないけれど、誰もニオイに気づかないで素通りしてしまっている可能性もありますが…。
ある特定の場所には絶対に近づかない理由
「犬や猫には幽霊が見える」という都市伝説のような話があります。その都市伝説めいた話には、なんの科学的根拠はありませんが、「幽霊」と電磁波、低周波などには、科学的な根拠があり、幽霊の目撃談が多い場所は、送電線や変電所などが近くにあって強い磁力の影響を受ける「磁場」と言われるスポットが多いといった事例があります。
また、犬は紫外線が目に見える形で認識できたり、人間には聞こえない音が聞こえる能力があるので、私たち人間には感知できない「なにか」の存在を捉えることが出来ている可能性はあります。
その私たちには感じられない「なにか」が、決して友好的ではなく、敵意を持っている、あるいは自分たちに危害を与えようとしていると警戒し、危険を回避するために、「ある特定の場所」には近づこうとしないのではないでしょうか。
土の地面で排せつした時だけ、後ろ足で砂をかける理由
自分が排せつした場所からは全く方向違いの方へ、後ろ足で砂を蹴り上げるのは、実は、排泄物を隠すためではありませんでした。むしろ、この「オモシロ行動」は、自分の排泄物のニオイを拡散し、縄張りを主張するためのマーキングの一種だったのです。
生き物を見つけたら気が済むまでずっと見ている理由
我が家の愛犬めいぷるは、アメリカンコッカースパニエルです。この犬種は、ジャパンケンネルクラブのカテゴリー分けでは、「鳥猟犬」と分類されています。愛玩犬として作出された犬種ですが、品種改良される以前には猟犬の役割を担っていた犬種でもあるので、本能的に動物の中でも特に鳥には強い関心を持つ習性があるようです。
まとめ
人間にも、鉄道好きな人がいたり、他人からは「なんでそんなモノに興味があるの?」と不思議に思うようなことに夢中になったり、趣味嗜好は千差万別です。犬も、一頭一頭になんらかのこだわりや好みがあっても、少しも不思議ではありません。
それに、本当はそれぞれに理由付けや科学的根拠などなく、ただ、「好きだから」「やりたいから」という単純な動機なのかもしれません。今回ご紹介した愛犬の『オモシロ行動』のほかにも、きっともっと楽しい『オモシロ行動』を見せてくれるご家族がたくさんいると思いますので、コメント欄でご紹介いただければ嬉しいです。
ユーザーのコメント
50代以上 男性 ももたろう