犬にアボカドを与えるのは危険?中毒症状や対処法について

犬にアボカドを与えるのは危険?中毒症状や対処法について

健康的なイメージのある食材であるアボカドが、実は犬にとっては中毒症状を起こす危険性のある食品であることをご存知ですか?「ええっ!?アボダームなどアボカドを使ったドッグフードを売っているのにどうして?」と思われる方も多いと思います。犬がアボカドを食べたときの毒性や中毒時の対応、アボカドを使ったドッグフードの良しあしなどについてわかりやすく説明しました。しっかり理解して、愛犬をアボカドの中毒症状から守ってあげてください。

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犬はアボカドを食べてはいけない!

アボカドサラダ

栄養価も高いアボカドは、じつは犬にとっては大変危険な「毒物」であることをご存知ですか?「アボカドはだめなの!?だったら、なぜドッグフードに使われているの?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

まず、アボカド入りのドッグフードのメーカーでは、「カリフォルニアでは庭になっているアボカドを犬が食べるのは普通の光景なので大丈夫」だと主張しているようです。その一方、アメリカの団体であるASPCAはアボカドに含まれる『ペルジン』という成分が犬に中毒症状を引き起こすと警告しています。

この矛盾する二つの主張がある理由としては、品種によって毒性が違う点があげられます。アボカドの毒性成分は『ペルジン』と呼ばれる成分で、摂取することで下痢や嘔吐の原因となります。アボカドの果肉だけでなく、皮や種、葉っぱなどにも含まれるので要注意ですね。

アボカドにはたくさんの品種があります。りんごでいえば、フジりんごや津軽リンゴのような違いと理解してかまわないでしょう。アボカドの場合、その品種の違いこそががペルジンの量を決める大きな要素となっているようです。

一般的に日本のスーパー等で販売されているのは「グアテマラ種」。この品種はペルジンの量が非常に多いため犬には少量でも絶対与えないようにしましょう。また舐めたという場合も、念のため獣医師に相談をする方が良いでしょう。

以上からカリフォルニアに自生しているアボカドやペットフードに使われているアボカドはペルジン含有量の低い品種を選択しているためアボカドのドッグフードが存在しているのです。ただし、いくらペルジンが少ないとは言っても、中毒を起こす可能性はありますのでやはり与えない方が安全だとは言えます。

アボカドの中毒症状

半分に割られたアボカド

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 脱水
  • 呼吸困難
  • 痙攣

アボカドを口にする中毒症状を引き起こす他、アレルギー症状を引き起こす場合もあります。中毒症状とは言っても、口にした瞬間に短時間で急激に昏睡状態に陥ったり、なんらかの異常がすぐに発生する可能性は低いと言われていますが、やはり注意は必要になります。

アボカドを口にしてからどれくらいの時間で症状が出てくるのかは体質やその時の体調によって大きく異なるでしょうが、しっかりと注意をしてあげないと取り返しのつかない事態に陥る可能性はあります。

また、昏睡状態のような重篤な症状に陥る可能性は低いとは言っても、危険がゼロというわけではもちろんありません。犬にアボカドは危険な食べ物であり、食べた量によっては命の危険が伴うこともありますので、注意をしてください。

犬がアボカド中毒を起こす量

食材を前にする犬

アボカドが犬にとって危険な食べ物であるとわかったら、次に気になるのが致死量はどれくらいになるのかという点です。結論から言いますと、アボカドは、品種によりペルジン含有量がかなり違うためどれくらい食べれば中毒するのかはっきりわかっていません。

くわえて、ワンちゃんの体重や体調、年齢などによっても危険量が変わってくると考えて良いでしょう。実際に、品種によっては犬に与えても問題はないと言われるアボカドもあるようですし、少量であれば中毒の危険性はないという話もあります。

しかし、アボカドに含まれるペルジンが犬に悪影響を及ぼす食べ物であることに間違いはありませんし、個体によってはほんの少量のアボカドでも中毒を引き起こす可能性があります。

犬がアボカドを食べてしまった時の対処法

舌を出す犬とアボカドなどの毒性食材

アボカドが体に毒だと知っていても、飼い主のご飯を盗み食いしたり、食材を勝手に食べちゃった!なんてこともありえますよね。そんな時は以下の対処法を取るようにしましょう。

•嘔吐や下痢に対応できるようにこまめに観察する
•かかりつけ医の診察時間外になる可能性が高い場合は前もって電話連絡しておく
•下痢・嘔吐などの症状が出ている場合は、脱水を起こすと命に係わるので速やかに受診する

以上のように行動すれば最悪のケースは回避できる可能性が高いですが、基本的に食べてしまったアボカドをどうにかすることはできません。

ですので中毒症状による体の負担を一番減らすための対症療法をおこなうのですね。アボカドの中毒症状には後遺症はあまりみられません。きちんと対応することで、愛犬の命をまもることができることを知っておきましょう。

アボカドを使った犬用グッズは大丈夫?

アボカドオイル

アボカドシャンプー

アボカドの危険性についてこれまでご紹介をしてきましたが、前述したようにアボカドには食べても大丈夫だとされている品種と、少しでも口にすると中毒を引き起こす品種の二種類があります。

つまり、食べれると言われている品種のアボカドを使用しているのであれば、アボカドを使った犬用グッズは平気だということです。最近ではアボカドの成分が入った犬用シャンプーも発売されており、サロンなどでも使用されているようです。

アボカドオイル

犬用に発売されているものであればアボカドオイルを使用してもOKです。ただし、注意をしてもらいたいのが、決して人間用に開発をされているアボカドオイルを使用しないことです。

人間に害がないものであっても、犬にとって危険な成分がたくさん含まれている可能性が高いです。アボカドを使った犬用グッズを活用する時は、必ず犬用であることを確認してから使うようにしましょう。

アボダーム(ドッグフード)

もっとも気になるのがアボカドを使用したドッグフード、アボダームの存在でしょう。毒性のあるアボカドを使用しているのであればえさとして非常に問題はありますが、アボダームは犬にとって毒性の強い成分を排除しているフードです。

アボカドを使用したドッグフードは、主に皮膚疾患に効果的だという説があります。たしかにアボカドには消炎効果のあるオイルやビタミン類が豊富に含まれています。

しかし、あくまでもアボカドを原材料としている時点で中毒の危険性はゼロではないことを理解しておきましょう。アボカドを原料としたドッグフードを食べて、嘔吐や下痢・軟便の症状がみられる場合はすぐに与えるのをやめてくださいね。

まとめ

アボカドの写真

意外と身近にたくさん存在する「犬にとって有毒な食品」。アボカドはどうしても食べなければならないものではないですが、知識もなくうっかり与えてしまうことも。

そして果肉だけでなく皮や種の部分にも有毒成分がたくさん含まれていることも知っておくと良いですね。人間と暮らしているワンちゃん達は、自分で食べるものを選ぶことができません。

苦味が強いものや、刺激のあるものは本能的に避けてくれることもありますが人間と暮らすうちにその防衛本能も薄れつつあります。だからこそ、飼い主がきちんと選んで管理することの重要性を知っておいていただきたいと思います。

ほんのちょっとだから、ついうっかり・・・などという言葉は言い訳にはなりません。人間とは違う愛犬の体の仕組み、食べてはいけないもの、気をつけねばならないものを知ることは飼い主の大事な仕事です。

今回、アボカドについて学んだことをきっかけに身近にある犬に危険なものをしっかりチェックして緊急時の対応などを調べておきましょう。インターネットなどでも、中毒情報サイトなどで調べることができ応急処置で命を救われたケースもたくさんあります。

野菜・果物・洗剤・観賞用植物・肥料などびっくりするようなものが犬にとって有害であることを知ることができますよ。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 女性 らずべりー


    わんちゃんにアボカドはNGなのにアボカドを使ったフードは矛盾ですよね〜
    我が家も〝涙やけや皮膚に良いフード〟との事で一時期アボダームを食べさせていました。
    特に涙やけに良いフードと調べるとアボダームはかなりの率で出てきます。
    800グラム1.200円〜なので高価までの値段ではないのでプレミアムフードまでいくかは分かりませんが、安価すぎるフードでもないですよね。ペットグッズを扱う店員さんも皮膚に良いとオススメされるくらいの信頼できるフードの1つのイメージでした。
    私自身あげはじめは涙やけに効果あるといいな〜という感じでしたので、アボカドが犬にとってNGとは思わなかったし知らなかったです。

    今では愛犬が口にするものの原材料や原産国や原材料の比率なんかも必ずチェックしています。

    例えばわんちゃんに控えたいとされる(にんにく)ですが、一部のわんちゃんには少量なら良い効果をもたらす場合もありますが反面、少量でも貧血などの症状が出る子がいます。
    にんにく入りのドッグフードもあるので、合わない子が食べ続けると体調が悪化してしまうこともあります。
    わんちゃん用だから安心、知り合いがおすすめされたから安心、有名メーカーのだし・・なんて理由で安心するのではなく、キチンと与えるものは確認してから納得してあげるのが良いかなぁと思います。
    犬が絶対食べちゃNGと言われるプルーンなんかも原材料に使われたオヤツを見かけたことがあります。
    愛犬が口にするものは飼い主さんの判断になりますから、そういったフードやオヤツなんかもあることを頭に入れておくとフード選びの参考になると思います。
  • 投稿者

    女性 匿名

    やっべ!今日スーパーで買ったアボガド犬が袋から取り出して隠れて食べちゃったんだよね大丈夫かな?親に言ってないや
  • 投稿者

    40代 女性 茶々

    里親で、前の飼い主さんから引き継いで、フードも変えないほうがよいと思い、アボダームを長年与えてきました。特に何があった事はありませんが、フードで食べているから、サラダに入っていたりする生のアボを少しあげたりもしていました。記事を読んでびっくりしています。たまたま、他の症状があり、フードを変えなくてはならなくなり、フードは色んな情報を調べる事も大事なんだなと改めて思いました。
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