無意識に愛犬の心を踏みにじっていませんか?
愛犬が口元をペロペロなめてきたり、体をくっつけてきたりするのは、飼い主さんのことが大好きだからです。そんな愛犬と同じぐらい…いいえ、それ以上に飼い主さんも愛犬のことを愛おしく思っていることでしょう。
それなのに、無意識に愛犬の心を踏みにじる行為をしていませんか?飼い主さんに全くそんなつもりはなくても、愛犬の繊細で純粋な心を傷つけているかもしれません。そこで今回は、犬の心を踏みにじる絶対NG行為をご紹介したいと思います。
犬の心を踏みにじる絶対NG行為①いい行動をしてもほめない
犬は、飼い主さんにほめられるのが大好きです。ほめられているときは、飼い主さんの関心を一身に集められるので、喜びも感じます。ほめられればほめられるほどやる気が出て、いい行動(=望ましい行動)を繰り返そうとします。
飼い主さんにほめられたくていい行動をしているのにほめてもらえなかったら、犬はどんな気持ちになるでしょうか?きっと、「いいことをしたのに、どうしてほめてくれないの?」とがっかりしたり、心が傷ついたりするでしょう。やる気もなくなってしまいます。
愛犬がいい行動をしたときはそれを見過ごさず、しっかりほめてあげましょう。時間が経ってからほめられると犬は混乱してしまうので、いい行動をしたらその場ですぐにほめることが大切です。
犬の心を踏みにじる絶対NG行為②「ながら」で接する
愛犬が「かまって~」とそばへやってきたときに、スマホやテレビを見ながら撫でたりしていませんか?あるいは、スマホを見ながら散歩をしたりしていませんか?
愛犬は、大好きな飼い主さんとのスキンシップやコミュニケーションの時間を毎日楽しみにしています。それなのに「ながら」で適当に接せられると、楽しみにしていた心を踏みにじられた気分になるでしょう。
愛犬と接するときは「ながら」ではなく、しっかりと向き合って愛情を伝えましょう。散歩中もスマホを見るのはやめて、愛犬とアイコンタクトを取ったり話しかけたりして、楽しい時間の共有を。
犬の心を踏みにじる絶対NG行為③だます
まだ散歩や食事の時間じゃないのに「散歩?」「ごはん?」と言ったり、お出かけに連れて行けないのに「一緒に行く?」と言ったりして、愛犬をだますのもNGです。
飼い主さんは「なんちゃって~」というちょっとしたいたずら心で言っていても、だまされた愛犬の心は傷つきます。そして飼い主さんのことを信用できなくなり、せっかく築いた信頼関係が崩れてしまいかねません。
犬に「なんちゃって」は通用しないので、嘘を言って愛犬をだますのはやめましょう。
犬の心を踏みにじる絶対NG行為④体罰を与える
過去には、体罰を与えて犬をしつけていた時代もありました。でも体罰を与えても、どうしてそうされているのか犬には理解できません。今は、ほめて正しい行動を教えるしつけに変わっています。どうしても叱らなくてはいけない場面では、低い声で「イケナイ」「ダメ」「ノー」などと言って叱ります。
体罰は犬に痛みや恐怖を与えるだけでなく、飼い主さんのことが大好きな犬の心を踏みにじる行為です。たった一度叩いただけでも信頼関係が崩壊してしまうこともあるので、体罰を与えるのは絶対にやめましょう。
まとめ
今回は、犬の心を踏みにじる絶対NG行為を4つご紹介しました。普段の行動を振り返ってみて、無意識に愛犬の心を傷つけていませんでしたか?
大好きな相手に心を踏みにじられたらショックなのは、人も犬も同じです。愛犬の心を傷つけないために、また信頼を失わないためにも、ご紹介したようなNG行為をするのはやめましょう。
犬は言葉を話すことができません。だからこそ、常に愛犬の気持ちを考えて行動できる飼い主でありたいですね。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
犬と向き合うならいつでも全力でいかないと信頼なんて得られない。本気で向き合うからこそ犬は尊敬するし信頼してくれる。俺も全力で向き合ったからリーダーだって認められたし買った兄より強い信頼を得られた。まだ終わりじゃない。最高で最強の飼い主になる努力をバディと共に目指してく。