犬のご飯は毎日変えるべきではない？考えられる悪影響４つ

犬のご飯を毎日変えることで考えられる悪影響４つ

「犬は毎日同じご飯で飽きてしまうのでは」と思うことはないでしょうか。食べることが大好きな愛犬には、もっと食に変化をつけてあげたくなりますよね。

ですが、結論から言えば犬のご飯は毎日同じでもOKなんです。しかも、ドッグフードをころころ変えてばかりいると、犬に良くない悪影響を与えてしまう可能性が出てしまうことも…。

ここでは、犬のご飯を毎日変えることで考えられる悪影響4つについて詳しく解説していきます。

１．胃腸に負担がかかる

犬のドッグフードを変えた時、下痢や食欲不振を起こしたことはないでしょうか？毎日同じドッグフードを食べ続けることで、犬はそのご飯に慣れていきます。そして、急にご飯が変わると犬の胃腸には負担がかかりやすくなってしまいます。

手作り食を与えている人は毎日メニューに変化があると思いますが、その方が実は胃腸が強くなりやすいのでメリットはあります。ただ、愛犬の体にぴったり合う食事を毎日選んで提供するのはかなり大変なことですよね。

ドッグフードも手作り食も大きな変化をせず、一定の食事を与え続けた方が実は犬の健康をキープできます。

２．病気の原因を特定しにくい

ご飯を毎日変えていく中、愛犬が何らかのアレルギー反応や病気にかかった時に病原を特定しにくいのは見逃せない点です。毎日同じご飯なら、すぐに原因を特定することができます。

下痢や食欲不振を起こした時、ご飯の何が体質と合わなかったのかを特定しにくいのはやはり無視できない難点です。同じドッグフードなら、動物病院でも説明しやすいので飼い主さんにとっても迷いがなくなります。

３．好き嫌いが激しくなる

犬のご飯を毎日変えることは、その犬の食生活が豊かになって素晴らしいことでもあります。ただ1番不安なのが、犬の好みがどんどん贅沢になり、好き嫌いが出てしまうということですね。

もともと犬の味覚は人間の5分の1程度と言われているので、毎日同じご飯でも実は飽きないのです。もともと犬は生きるために最低限食べるという感覚でしかなく、信じがたいようですが味を楽しむことはほぼありません。様々なおいしいものを上げることで、どんどんおいしいものを求めるようになってしまいます。

とくに食が細い犬ほど、食べ慣れたご飯が必要です。毎日ご飯が変わるほど好みが激しくなってしまい、ついには食べなくなってしまうこともあります。

人間のご飯を欲しがる行動を見るとつい与えてしまいたくなりますが、嗅覚を刺激されて反応しているだけです。そこは心を鬼にして、愛犬の健康を維持させることを優先しましょう。

４．コストがかかる

これは飼い主さんへの悪影響ですが、毎日犬のご飯を変えることは大きなコストがかかってしまいます。手作りフードを与えている人も、毎日メニューを変えるには人間並の食費が発生してしまうでしょう。

大切なのは、愛犬の体質に合うご飯を毎日与え続けることです。ワンちゃんは毎日同じご飯でも基本的には飽きることはないので、健康を維持させるために体に合うご飯を探してみてください。

犬のご飯を変える時の方法

犬のご飯は毎日同じでOKだということがわかりましたが、年齢や体質に合ったご飯へ切り替えていくことも、愛犬の健康維持には必要です。もし別のドッグフードに変えたい時などは、次のような方法を取ってみてください。

犬のご飯を変えたい時は、1週間ぐらい時間をかけて、徐々に新しいフードの割合を増やしていくことが大切です。新しいフードを少量から始めることで、犬の胃腸の負担を軽減。

いっぺんに変えてしまうことで下痢を起こす可能性があるので、少しづつ新しいフードに慣らしていくようにしましょう。

まとめ

犬は毎日同じご飯でも実は飽きない！という事実に驚いたかもしれませんが、その方が愛犬の健康維持にもつながります。もし愛犬に合うご飯がわからない時は、獣医師や専門家に相談をしてみましょう。