春~夏にかけて絶対に意識すべき犬のNGな飼い方
寒い季節が終わると、春になり、そこから一気に気温が上昇していきます。人間もなかなか気温の変化について行けず、体調を崩しやすい時期でもありますよね。しかし、春~夏にかけては、人間だけでなく犬にとっても注意すべき時期です。ここでは春~夏にかけて絶対に意識すべき犬のNGな飼い方をご紹介していきます。
1.少し気温が高くても冷房を点けない
熱中症は夏場に気を付けるべき症状と考えている人が多いですが、実はGW前の4月下旬頃から、熱中症の症状が現れる人や犬は多いです。特に、犬は被毛で覆われている分、熱がこもりやすいため、熱中症になりやすいのです。
「6月や7月頃まではクーラーを点けるのは我慢」と思うご家庭も多いでしょう。しかし、愛犬の体調を考えた場合、20℃を超えた初夏と同じような気温の陽でも冷房を点けないのは、非常に危険です。
室内で熱中症を発症する恐れがあるため、犬を飼っているお家は我慢をせず、「暑い」と感じたり、22~3℃を超えたら、迷わず冷房を点けるようにしてあげましょう。
2.用意する水分は冬の時期と同じ
熱中症に関して言えば、水分補給も非常に重要です。そのため、春先や冬場と同じ量の水分量では、足りない可能性が高いです。
水分を欲しているのに、給水器や水飲み皿まで行っても水が無かった場合、犬はどうすることもできません。特に、留守番中であれば、飼い主が帰ってくるまで水分補給ができない危険な状態です。
これを回避するためにも、普段より用意する水の量を多くし、留守番中でも水分補給に困ることがない環境を整えてあげることが大切です。
3.フィラリアの予防を忘れてしまう
定期的に行う事が推奨されているフィラリア予防薬。今では自宅で簡単にケアができるので便利ですよね。蚊は夏場だけでなく、春~夏にかけて現れ始めます。そのため、この時期にフィラリア予防を忘れてしまうと、蚊に血を吸われ、フィラリアに寄生されてしまう恐れがあります。
フィラリア症が進行してしまうと、死に至る危険性もあるため、非常に恐ろしい病気です。他の季節と同様に、フィラリア予防は忘れずに行いましょう。
4.真っ昼間にお散歩へ連れて行く
夏場は、暑さや肉球火傷を引き起こさないよう、早朝や陽が落ちた後に散歩へ連れて行く飼い主さんが多いです。しかし、春~夏にかけては、陽が出ているうちに散歩へ連れていく飼い主さんが多いと感じます。
ですが、すでに暑い日が訪れる春~夏にかけては、気温はもちろん、地面の温度も高くなっている恐れがあります。散歩に行く際は、外の気温や地面の温度に注意し、できるだけ陽が出ていない時間帯に散歩へ連れて行くようにしましょう。
5.愛犬が過ごす部屋を頻繁に掃除しない
皆さんは愛犬が普段過ごしている部屋をどのくらいの頻度で掃除していますか。なかなか掃除ができず、1週間以上放置している…という方もいるかもしれません。
しかし、春~夏にかけて、梅雨の季節がやってきます。この時期は、カビが発生したり、細菌が繁殖しやすい時期です。これらは犬にとっても悪影響を与えるため、できるだけ頻繁に掃除をし、除湿機を使うなどして、清潔な空間を保つよう心掛けましょう。
6.食べ残したドッグフードをそのまま放置
湿度が高くなる春~夏は、ドッグフードをそのまま放置する行為は危険です。腐敗が進みやすいため、傷みも早く、傷んだドッグフードを愛犬が後々口に入れてしまうと、腹痛に襲われる危険性があります。
また、保管しているドッグフードにも注意が必要です。消費期限を確認したり、匂いや見た目に異常が生じていないか、普段以上に気にかけるようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。春~夏にかけて、意外にも気温が一気に上昇したり、湿度が高くなったりと変化に対応していかなければいけません。愛犬の健康を維持するためにも、飼い主が気を配り、快適な環境を意識してあげることが大切です。