フレンチブルドッグの抜け毛が多い原因とは?対策方法やお掃除グッズ

フレンチブルドッグの抜け毛が多い原因とは?対策方法やお掃除グッズ

短毛で一見抜け毛が少なそうに見えるフレンチブルドッグですが、気が付くとお部屋のあちこちに抜け毛が! なんてことありますね。そこで、今回はフレンチブルドッグの抜け毛とその対策についてお話します。

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フレンチブルドッグの抜け毛が多い原因

リビングソファとフレブル

フレンチブルドッグの体毛は、手でわさわさできるほどの長さはなく、とても短毛です。しかし、この短毛の毛は結構抜け毛が多いということをご存知ですか?

では、そもそもなんでフレンチブルドッグの抜け毛は多いのでしょうか?それは、フレンチブルドッグは上毛と下毛の2重毛で毛が生えているからです。

いわゆる『ダブルコート』です。犬用語で言いますと上毛はオーバーコート、下毛をアンダーコートと言います。

このアンダーコートは寒い冬を暖かく過ごすための毛で、人で言うとババシャツなどヒート機能下着を着ているのと一緒ですね。

フレンチブルドッグの抜け毛の時期と量

寝っ転がるフレブル

フレンチブルドッグの下毛は冬の準備を始める秋頃から生え始め、冬の寒さに耐えられるようになっています。

これが、暖かくなった春になるとその役目を終えて下毛が抜け始め夏を涼しく過ごせるようになるのですが、ここで飼い主さんが抜け落ちた下毛をしっかり取り除いてやることが必要です。

抜け毛の量には個体差がありますが、短毛にしてはかなり多いのが特徴です。気が付くとお部屋の隅に、ふわっふわの握りこぶし一個分の抜け毛があちらこちらで発見できてしまうぐらいです。

そしてブラッシングをすれば、さらに抜け毛が取れることに驚いてしまう飼い主さんも多いですね。

そして最近ではワンちゃんのために室温を適温で保っているおうちが多く、なんだかんだで1年中抜け毛があるという子もいます。

逆に、冬はお外に行かないという子も多くいて、下毛が生えないという子もいます。

フレンチブルドッグの抜け毛で注意したい病気

フレンチブルドッグは皮脂腺の分泌量が多く、皮膚が汚れやすいため皮膚の病気を発症しやすい犬種です。病気の中には抜け毛を伴うものが多々あり、症状として知っておくことで早期発見に繋がります。

アレルギー性皮膚炎

アレルギー性皮膚炎とは、特定のアレルゲン物質に反応し体に痒みなどの症状を伴う皮膚炎です。痒みがあるためフレンチブルドッグが体を掻く回数が増える、壁に体をこすりつけるようになるなどの異変が生じ、結果的に抜け毛が増加します。

アレルギー性皮膚炎は原因によって分類が異なります。食べ物を原因とする食物アレルギー性、ノミやダニ、花粉、ハウスダストなどによるアトピー性などが挙げられます。アレルギー性皮膚炎の対策として、フレンチブルドッグのアレルギー物質を検査で特定し生活環境から遠ざけることが有効です。

マラセチア皮膚炎

マラセチアとは、犬だけでなく人間の皮膚にも存在している常在菌です。マラセチア菌が増殖すると皮膚炎が発生し、激しい痒みを伴います。痒みを紛らわせようと犬が引っ掻くことで抜け毛量が増加します。

マラセチアは脂質を好む性質があるため、皮脂の分泌量が多いフレンチブルドッグは増殖しやすい犬種です。特にシワの間や耳の中はお手入れが行き届きにくい箇所であるため、マラセチア菌が増えやすいです。マラセチア皮膚炎を予防するためには、シャンプーなどによる定期的なケアが必要不可欠です。

膿皮症

細菌感染によって瘡蓋や膿疱が発生し、毛も抜けてしまう病気です。フレンチブルドックは皮脂腺の分泌により汚れがたまりやすいため、細菌も増加しやすい傾向にあります。膿皮症 になると、ぶつぶつした腫れを伴う炎症や部分的な脱毛、膿の発生などの症状を伴います。

膿皮症の原因はブドウ球菌と呼ばれる常在菌の繁殖です。ブドウ球菌を完全に除去することは不可能です。日頃からフレンチブルドッグの皮膚に異常がないか確認し、こまめにシャンプーなどのケアを行いましょう。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症とは、体の代謝機能が著しく低下してしまう遺伝子疾患です。甲状腺機能低下症を患った犬は、体力が低下する一方で肥満体型になりやすいです。被毛の質も低下し、中には抜け毛を伴うケースもあります。

遺伝子疾患であるため、甲状腺機能低下症を防ぐ予防策はありません。日頃からフレンチブルドッグの体に異常がないか、抜け毛が増えていないかをチェックすることが早期発見へと繋がります。

フレンチブルドッグの抜け毛の対策方法

リビング

抜け毛掃除は家族みんなで協力しよう!

気が付くとお部屋の隅やソファの下、テーブルの下やカーペットの上など、たくさんのフレブルちゃんの毛が飛び散っていますね。

フレンチブルドッグが好きな方からすると、こんなこと大したことはないと思えますが、いざその状態を目撃すると、ちょっとうんんざりしてしまう時もあります。

毎日のお掃除の時に一緒に片づけてしまえばいいのですが、お掃除あとも時期によっては、フレンチブルドッグの毛取り作業を、一日に何度もしなければいけないはめになってしまいますね。

これは正直大変です。特におうちのことを全て受け持っているお母さんが一番大変です。

でも、ちょっと考えてみてください。

可愛い家族であるフレンチブルドッグを飼っているのは誰ですか?おうちのことをいつもやっているお母さんでしょうか?いいえ、それは違います。

それはご家族全員です。みんなで決めて納得してフレンチブルドッグをお迎えしたのですから家族全員がお世話をする義務があります。

犬を飼うということは家族が増えたということ。家族が増えれば家族全員が協力するのは当たり前のことなことです。ましてや抜け毛を片づけていくのは大変です。お母さんだけで管理せず、抜け毛があるなと思ったら気づいた人が片づけを行うようにしてみんなで協力しましょう。

それもフレンチブルドッグの抜け毛対策の方法です。

フレブルの抜け毛対策には「ラバーブラシ」

ラバーブラシ

抜け毛対策でファーミネーターというブラシ有名ですが、こちらは上毛が長めの犬に適しています。
もちろんフレンチブルドッグの被毛にも使えますが、ファーミネーターのくし部分が皮膚に当たる確率も高いので使い方に慣れていない方だとけがをさせる心配もあります。
また、思ったよりも下毛が取れない場合もあり、取れないなと思いついつい強くやってしまうと皮膚を傷つけてしまいます。

そこで、フレンチブルドックのブラッシングにはラバーブラシが一番です。
ラバーブラシはゴムでできた短毛種用のブラシで、くし先が皮膚に当たってもけがをさせる心配がなく、しっかりと下毛の処理が出来てとても便利です。

定期的なブラッシング&シャンプーで抜け毛対策

犬の「換毛期」は基本的に「春夏秋」に起こります。この時期以外にも、できれば毎日のブラッシングを行うようにしてください。

でも、毎日は大変・・・と思うかたもいるかもしれません。しかしこれを毎日行うことでお部屋のお掃除の回数をかなり減らすことができますので先ずはお試し下さい。また、ご家族で毎日分担して行うといいかもしれません。

そして、抜け毛対策にはシャンプーも有効的です。

これは、シャンプーの際にシャワーを使う中で、シャワーの水圧により、かなりの抜け毛を除去する事ができます。

さらに実際に洗う時には、シャンプーで毛を泡立てて、抜け毛を絡ませながら汚れと一緒に浮かせ洗い流せますので、洗い上がりには、抜け毛が除去されたすっきりとした状態になれます。

なお、シャンプーは皮膚病予防も兼ねて、薬用シャンプーで2週間おきに行うようにしましょう。

フレブルの抜け毛掃除は「すぐ出来て簡単」が一番

フレンチブルドッグの抜け毛は頻繁に起こります。そのため、お掃除はサッと出来て簡単な方法が一番でしょう。それではココで、私がおすすめするお掃除グッズをご紹介します。

おすすめの抜け毛掃除グッズ

コロコロ

コロコロ

カーペットのお掃除や、ちょっとした床のゴミなどを取ることで定番の「コロコロ」。フローリングや家具の四隅に固まって落ちている抜け毛を、サッと絡め取ってくれるの便利グッズなので、いつでもすぐに使える場所に置いておきましょう。

お掃除スリッパ

お掃除スリッパは、スリッパの底面がモップのようになっているスグレモノ。一通りのお掃除が終わったあとに、取りきれなかった抜け毛を歩きながら簡単にお掃除してくれるアイテムです。

マイクロファイバーのモップ状になっているスリッパなので、細かな抜け毛もすっきり取れて便利です。

お掃除スリッパは数が多ければ多いほど床の綺麗度は増すので、家族みんなでお掃除スリッパを履いてみましょう。

空気清浄機

フレンチブルドッグを飼っているお宅なら断然置いた方がいいです。

今の空気清浄機は本当に良くできていて、空気中に舞ったペットの抜け毛をしっかり吸い上げてくれますし、空気もきれいになるので、呼吸器や皮膚の弱いフレンチブルドッグに最適のアイテムです。

笑ったフレブル

まとめ

いかがでしたか?フレンチブルドッグの抜け毛について悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。お掃除の回数がどうしても多くなってしまいお母さんの負担はかなりのものです。しかし、それではいけません。

家族みんなで正しい知識と正しいお手入れ、そしてこまめなお掃除を行い、みんなで協力し合いましょう。きちんと抜け毛対策をすることで可愛いフレンチブルドッグもご家族も健康で楽しい毎日が送れるのです。ぜひ、実践していきましょう。

▼フレンチブルドッグについて詳しく知りたい方はこちら
フレンチブルドッグの性格と魅力について

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 女性 かふぇらて

    フレンチブルドッグは毛が抜けにくいと思ってたんですがそうでもないんですよね。ブルドッグ飼い主さんが意外と抜けるから大変だとおっしゃっていたことがあります。フレンチブルドッグは小型犬ですが中型犬よりの大きさがあるのでそのぶん小型犬に比べると毛の面積は広くなりますから、そのぶん抜け毛が落ちますよね。大型犬ならもっと大変ですし。

    シングルコートに見えるけどダブルコートというわんちゃんは多い気がします。我が家のわんこもダブルコートですが長毛種なので短毛種のダブルコートの換毛期を体感したことがないのですが、似たような感じでしょうか。
    マメなブラッシングや定期的なシャンプーなどどの犬種にも当てはまりますね。

    我が家でも抜け毛対策として、コロコロは必須です。敷物は毛がつきにくいもので数日おきに洗っています。
    フローリングは掃除機もしますが基本は朝晩2回クイックルワイパーで掃除しています。
    掃除しやすい部屋づくりを心がけると楽ですね。
    ブラッシングで抜け毛を取り、マメにお掃除するだけで抜け毛の量は大分減ると思います。ロボット掃除機を置いてる家庭もありますよね。

    可愛い家族なんだけどやっぱり抜け毛は困ってしまいますよね〜なるべく楽に簡単に毎日続くようなやり方でお掃除なり、ブラッシングなりしてあげると良いと思います。
  • 投稿者

    40代 女性 かえで

     フレンチブルドックは姉が飼っています。
     抜け毛対策は、ラバーブラシでといたり、豚毛ブラシでといたり、頑張っています!
    シャンプーした時は、またラバーブラシを使ってとかしながら、洗ってあげていました。
     あとは、掃除としては、掃除機でよく吸うことと、空気清浄機をつけたり、布製品には、コロコロで被毛をよくとることも重要です。アレルギーのある方は大変かもしれません。
    窓を開けて空気の入れ換えをしたりもいいですね、よく運動をさせることや食生活を変えることも健康なわんちゃんの毛髪の育成にも役立つかもしれません。
    毎日、ブラッシングをよくしてあげることも大切ですね。傷などや乾燥肌になってないかもみてあげてくださいね。
    皮膚が見えやすい犬種なぶん、怪我をしやすいので注意してあげたいですね。
  • 投稿者

    女性 ごんた

    フレブルちゃん、抜け毛多いですよね。たまに家族の飼っている子を預かるのですが、布製のソファにいっぱい刺さってしまってコロコロや掃除機じゃ取れない!もちろん犬は悪くないので攻めません。勉強した我が家では、フレブルちゃんを預かる際には、ソファには古いシーツなどでカバーをする、カーペットにも古いシーツなどを敷く、フレブルちゃんにはお洋服を着てもらう、としています。うちで飼っている犬はトイプードルで抜け毛が気になったことがないので、当初はカルチャーショックでした。
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