犬はみかんを食べても大丈夫!
犬にとって、みかんは危険などということは無く、基本的に食べさせても何の問題もありません。そればかりが、犬がみかんを食べるのはむしろ良いことなのです。
柑橘系のみかんには、がん予防ができる成分リモネン、へスぺリジン、B-クリプトキサンチンなどが多く含まれ、さらに老化防止、皮膚粘膜の維持に必要不可欠なビタミンC、そして食物繊維が豊富な果物です。
犬は人間と違い、ビタミンCが体内で作れる動物なので、多くのビタミンCが必要というわけではありませんが、ビタミンCが失われやすい夏などにみかんを摂取するようにしてあげると良いでしょう。
また、皮膚疾患で皮膚がかさかさしている時や、食欲のない時などにもおすすめです。ただ、水分も多く含んでいるので限度を守って、あげ過ぎには注意しましょう。水分過多で下痢などを起こしてしまう可能性もあります。
犬にみかんを効果的に与える方法
みかんは水分が多く、ビタミンCが豊富なので夏場など暑さを伴う季節に有効的です。暑い時期というのは人もそうですが、体内から多くのビタミンCが失われてしまいます。
犬は自分の体内でビタミンCを作ることができる動物ですが、それでもやはり夏場には多くのビタミンCが失われてしまいますので、そういう時にみかんを与えると良いですね。
また、暑い時期は体の中の水分も多く失われます。犬も人と一緒で体内の水分量の割合が多い動物です。パーセンテージにしますとだいたい43~67%という体内の水分量のデーターとなります。そのため水分補給ができないと死に至ってしまうのです。
そんな時にもみかんは大活躍します。水分補給としてや健康維持目的で犬にみかんを与えてあげると良いです。また、水が苦手な犬やあまり自ら水分補給をしてくれず心配な場合に、水分たっぷりで甘味のあるみかんは最適です。
犬は甘味はあまり感じないという見解がありますが、実際のところ甘味のあるものが好きとい犬が多く、獣医さんの中でも甘味があるものが好まれるということを述べている方もいるぐらいなので、口当たりの良く水分の多く含まれたみかんは最適な水分補給剤と言えるでしょう。
愛犬におすすめのみかんレシピ
犬がみかんを喉につっかえないで済むサイズに切り、さらにお腹の調子を整えてくれるりんごも小さく切って、いつものドライフードにトッピングすると良いです。食欲がない時や熱中症対策に最適なおすすめメニューです。
また、これらにさらに無糖のプレーンヨーグルトをトッピングすると良いでしょう。乳酸菌を摂取することで整腸作用が働き、便秘気味の犬の便秘解消としてもおすすめのドッグレシピです。
また、お水が苦手で飲んでくれない犬には、みかんを絞ってそのみかん汁をお水に混ぜてあげると甘味が出て口当たりが良くなり飲みやすくなるのでおすすめです。
犬にみかんを与える時の注意点
みかんは水分が多いためあげ過ぎには注意しましょう。あげすぎることで下痢をしたり、体が冷えてしまう場合がありますので一日に何度もあげず、一日少量(1~3房、10~15gが目安)を1回あげるぐらいにしておきましょう。
また、犬が健康な状態で、なんの問題もないのであれば毎日あげる必要はありません。犬は体内でビタミンCを作ることができる動物なので犬の様子を見ながらあげてください。
もし、体に合わずに下痢をしたり、消化不良を起こしてしまった場合はあげるのを中止してください。また、犬自身ががみかんをあまり好まない場合も無理にあげないようにしましょう。
あくまで犬がみかんを喜んで食べてくれることが前提です。それを踏まえた上で飼い主さんも楽しんでみかんを与えてください。そして、みかんをあげる時は小さく切るのはもちろんなのですが、みかんの実がくるまれている袋は犬にとっては消化しずらいものです。
ですから、必ずしっかり袋を取り除き、実だけを与えるようにしてください。犬の胃はは肉を消化するのは得意なのですが、食物繊維が強いものはうまく消化ができません。
また、犬はあまりよく噛まずに飲み込んでしまいます。そのため、お腹の弱い犬はすぐに吐いてしまったり、消化不良を起こしてしまいますので注意してください。
これらの注意をしかっり守れば、犬にとってみかんはとても良い健康維持食材となります。ただ与えるのではなく犬目線で気配りをして与えるようにしましょう。
まとめ
犬にとってみかんはとても良い健康維持食材で、水分補給はもちろんビタミンCやがん予防に役立つ成分が豊富で老化防止や健康維持にとても良いものと言えます。
ただ、みかんの袋は繊維が強いので、繊維質の消化が苦手な犬には苦手なものになりますので、必ずみかんの袋は取り除き実だけを犬が食べやすいサイズに切って与えるようにしてください。
また、みかんはあくまで補助食品です。犬にとって必要な栄養素はドッグフードを主体として与える食事や栄養素が考慮された手作りごはんで取るように心がけてください。みかんばかり好むからと言って、みかんメインの食事には絶対にさせないようにしましょう。
みかんを食べて飼い主さんと犬で楽しく健康的な毎日を送ってください。
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ユーザーのコメント
20代 女性 RINRIN
ですが、その後のウンチでみかんがそのまま出てきます。今まではみかんの実のまわりについている袋ごとあげてしまっていたので、消化が上手くできずにしました。
何か良い方法はないかと考え、家ではみかんを絞ってジュースにしてあげています。あげすぎは水分の摂りすぎになってしまいますが少しなら問題なく、愛犬も喜んで飲んでくれます。
ウンチにみかんがそのまま出てきてしまう事もなくなりました。
40代 女性 TIKI
40代 女性 デコポン
40代 女性 もも
うちの子も、みかんが大好きです!
すっぱいみかんでも、あまいものでも、どちらも大好き。人間が食べていると必ず足元でいいこに待ってます(笑)
最初のころは、みかんの薄皮をむいて小さくしてあげていました。
それでもうんちの中にみかんがぽろぽろとそのまま出てきてしまっていました。
消化されていないので少しつぶしたりしてあげていましたが、毎年あげているうちに食べてもうんちに出て来なくなり、今ではきれいに消化されているようで驚いています。
みかんの薄皮や白いふさふさとしたすじを一緒に摂る方がビタミンCの吸収がよくなるので、我が家では薄皮をぺろんとむいてみかんの実を広げるようにして、薄皮ごと食べさせております。(小粒みかんのみ。大粒のものは薄皮も厚いので)
ヨーグルトと合わせたデザートもいいですよね。
人間もわんちゃんも水分補給にぴったりのみかんで、乾燥する季節を楽しく美味しく乗り切りたいと思います。
10代 女性 匿名
蜜柑が嫌いになった理由はわかりませがやはり好き嫌いが別れるようです。