ポメラニアンの抜け毛は予防できる?
結論から言うと、ポメラニアンの抜け毛は予防できます。
予防と言っても、抜け毛自体を完全になくすことは不可能なので、抜け毛が落ちて散らからないよう事前にケアをすることに力を入れましょう。
抜け毛が落ちてしまったり、毛玉になって絡まってしまったりしてしまう前に、毎日しっかりと手入れをしてあげることが何よりも重要になります。
抜け毛が多い時期は特に念入りに、ブラッシングやシャンプーを取り入れるようにしてください。そうすることで、抜け毛が散らかって大変な思いをすることも減ってくるはずです。
当たり前のように思われる方もいらっしゃると思いますが、基本をしっかりと丁寧に行うことがポメラニアンの抜け毛対策の一番の方法なのです。
ポメラニアンの抜け毛の仕組み
ポメラニアンの毛は、下毛(アンダーコート)と上毛(トップコート)の二重構造になっています。二重構造になっている犬は、春や秋など季節の変わり目となる時期「換毛期」に毛が生え換わるため、抜け毛が多いと感じるのです。
抜け毛は飼い主さんの目線から見るととても大変なことだとは思いますが、犬にとっては暑い夏や寒い冬を乗り切るために避けられないものなのです。
ポメラニアンの抜け毛の仕組みを理解して、受け入れる気持ちを持つことも必要なのかもしれません。
ポメラニアンの抜け毛の予防法
ポメラニアンの抜け毛を予防するためには、ブラッシングやシャンプー、トリミングなどが効果的です。
できるだけポメラニアンの毛が抜け落ちる前にお手入れをしてあげましょう。可愛いポメラニアンとスキンシップを取りながらお互いに楽しく行えるとよいですね。
ブラッシング
抜け毛の多い換毛期に欠かせないのがブラッシングです。
毎日ブラッシングをすれば、それだけ抜け毛を予防することができます。特に、耳の後ろ・足の付け根・お尻は毛玉ができやすい場所なので、念入りなブラッシングが必要です。
また、ブラッシングの際に使う道具にも、様々な物があります。用途に合った物を用意して、できる限り丁寧なブラッシングを心がけましょう。何よりもきめ細やかなブラッシングが、ポメラニアンの抜け毛を減らす一番の近道になります。
コーム
コームは犬の毛並みを整える時に使うための道具です。毛玉が多く出来やすい毛量の多いポメラニアンには必需品のブラシです。
抜け毛対策でブラッシングを始める前に、コームを使って毛玉をほぐし毛並みをある程度整えておくとスムーズにいきますよ。また、ブラッシング後の最後の仕上げにも使うことができます。
スリッカーブラシ
犬の毛玉を取り除き、もつれをほぐす時に使うのがアンダーコームです。特にアンダーコートの抜け毛対策に有効的なブラシです。一度にたくさんの毛を取ることができ、抜けたまま体に付着している抜け毛を取り除くのに適しています。
ポメラニアンは小型犬なので、体のサイズに合った小さめなものを使用すると、より細かい部分までブラッシングをすることができるのではないでしょうか。ピンの先端が鋭利なので、力加減に注意が必要です。
ピンブラシ
ピンブラシは体表の抜け毛・ホコリ・フケなどを除去する時に使います。スリッカーブラシと比べて、1本1本のピンの大きさが太く使いやすくなっています。
オーバーコートのブラッシングに適しており、先端が丸まっているので、皮膚を傷つける心配がなく安心して使えます。ポメラニアンの綺麗な毛が切れないように丁寧にブラッシングしてあげてくださいね。
シャンプー
抜け毛の多い換毛期は、定期的にシャンプーをしてあげてください。抜けかけている毛を一気の取り除くことができ、皮膚や被毛を清潔に保つことにもつながります。
湿ったままにしておくと、特に毛の量が多いポメラニアンは毛玉が固まってしまうので、シャンプーをした後はしっかりと乾かすことも大切です。
また、体を乾かすと自然に毛が浮いてくるので、ブラッシングの前にシャンプーをしてあげるとブラシが通りやすくなりより効果的です。
トリミング
ペットサロンでトリミングをすることも1つの対策です。トリミングをすることで、不必要な抜け毛を予防することができます。特に換毛期は、自宅でのケアの労力を少しでも緩和するためにも、ペットサロンを有効に使ってみてはいかがでしょうか。
毛を短く切って扱いやすくすることで、自宅でのシャンプーやブラッシングもしやすくなりますね。毎日のお手入れがしやすくなることで、より抜け毛が減らせます。ただし、短ければ短いほど良いというわけではなさそうです。
夏の時期など、サマーカットをするポメラニアンをよく見かけますが、サマーカットする際には注意が必要です。短く切りすぎず適度に毛を残した方が、体温の調節がしやすく、皮膚トラブルの防止になると言われています。
トリマーさんに相談しながらピッタリのデザインにカットしてもらえると良いですね。
ポメラニアンの抜け毛のお掃除
抜け毛が多いポメラニアンは、どれだけ気をつかって抜け毛予防をしていても、全ての抜け毛を防ぐことが難しいと思います。そこで、抜け毛が落ちてしまった時に便利なお掃除グッズを紹介します。
ガムテープ・粘着ローラー
ポメラニアンの抜け毛を取るための便利グッズとしてすぐ取り入れられそうなのが、ガムテープや粘着ローラーです。
原始的な方法のように感じる方もいらっしゃると思いますが、家にあるものですぐに取り入れることができ、床やカーペット、衣類などについてしまった抜け毛をピンポイントで集められるため使っている方が多いようです。
抜け毛はカーペットや衣類に付着すると取るのに苦労しますよね。粘着力があるので、一気に気持ちよく抜け毛を取ることができますよ。すでに取り入れている方も多いと思いますが、家にある方は一度試してみてはいかがでしょうか。
犬の毛専用の抜け毛用クリーナー
犬の抜け毛を取る専用のクリーナーがあるようです。床掃除をする際によく使われている粘着ローラーのような形状をしていて、先端部分にエチケットブラシがついているようです。
ポメラニアンの抜け毛もコロコロと転がすだけで簡単に取れるようですよ。犬の抜け毛専用の掃除グッズを探してみるのもよいかもしれません。
ペット専用洗濯洗剤
ペット用の洗濯洗剤があるのをご存じですか?
抜け毛がついてしまったタオルやマットなども、専用洗剤を入れて洗濯するだけで抜け毛が取れてしまう優れもののようです。洗濯するだけで抜け毛が取れるなんて、ポメラニアンの抜け毛の大変さを知っている方にとってはとても便利で有り難いですよね。
まとめ
ポメラニアンに抜け毛はつきものです。ポメラニアンの抜け毛に悩んでいらっしゃる飼い主の方で、すでにブラッシングを行っているという方も、もう一度道具や回数などを見直してみるのも良いかもしれません。
シャンプーをしてからのブラッシングがより効果的なので、基本的なことではありますが早速実践してみてくださいね。
ポメラニアンなどのダブルコートの犬種は、抜け毛との上手な付き合い方が必要になってきます。抜け毛が落ちてしまわないようにするための対策や落ちてしまった時の掃除方法をぜひ取り入れてみてください。
ふわふわの毛は、ポメラニアンの魅力の1つです。抜け毛を理解して抜け毛と上手に付き合いながら、可愛いポメラニアンと楽しい毎日を過ごせると良いですね。
ユーザーのコメント
40代 女性 RIRIKA
20代 女性 小夏
そんなイメージがありますが、やっぱりそうなんですね。(笑)
抜け毛も大変そうですもんね?抜け毛はほとんどの犬種にあるものなので仕方ないですね!
ただ絡まると大変なのはその通りで、絡まると蒸れて虫がわきやすくなります。ポメラニアンちゃんにとって不快なので、しっかりブラッシングしてあげたいですね!
今はすごくいいコームなどもお店に置いてあるので愛犬に会うコームでこまめにお手入れしてあげたいです!
40代 女性 デコポン
抜け毛が凄いといえば、Gレトリバーとかコーギーのイメージがあるのですが、、(それぞれの飼い主さんは掃除機が壊れるレベルと言われていました)どちらにせよ、まめなブラッシングと掃除は必須ですよね。
40代 女性 ぽち
ダブルコートは2層になっているため、皮膚を保護したり、保湿保温の役割を果たしてくれるので有難いのですが、すごい抜け毛ですよね。
もしお部屋で毛が大量に抜けるのが気になる方や、アレルギーを持っている方にはダブルコートのようなごっそりとした抜け方はしない、シングルコートの犬種が合うと思います。
しかし毛が抜けずに伸びるために定期的なトリミングが必要ではあることもお忘れなく...
今ではペットの毛をしっかりと吸ってくれてるパワフルな掃除機が販売されているのをご存じですか。
吸引力や使い勝手の良さなどを考えてわが家ではダイソンのものを買いましたが、普通の掃除機に比べてはるかに良い感じです。もし変え買えでペットの毛を考えたものを選ぶときは、吸収力はもちろんのこと毛絡みに強いか、サイズ(コンパクトなもの)を基準にするといいかもしれません。
またペットをメインとした空気清浄もあります。こちらは使ったことはありませんがいかがでしょうか。興味があります。
犬の健康は毛並みに現れるといわれています。体調や栄養バランスの崩れがあると、毛がパサパサになり艶が無くなって見えます。ブラッシングと同時に食事などにも気を付けてあげながら、健康な被毛を維持してあげましょう。
30代 女性 38moto
抜け毛の掃除が気になるなら、暑くなる前にバリカンなどで短く刈り上げてしまう方法もありますが、ポメラニアンは毛を短くしてしまうと毛質が変わってしまったり、毛が生えてこなくなってしまうなどの例があります。それでも短くしたい場合は、毛を長めに残してカットしてもらうといいと思います。
長毛犬2頭いる我が家でも抜け毛の掃除は大変です。部屋の四隅に埃と一緒になってしまうので、ハウスダストのアレルギーがツライです。こまめな掃除機がけとコロコロローラーを活用しています。カーペットのようなところはスポンジで毛をまとめて取っています。
ポメラニアンはぬいぐるみのようなもこもこの毛質を持った犬種なので、折角の毛をサマーカットでダメにしないよう気を付けてくださいね。
女性 匿名
抜け毛は夏のはじめ位が一番すごくて、両手を広げた山盛り1杯がブラッシング1回分でとれます。
それが約1週間は続くと思ってください。毎日の掃除は欠かすことができませんが、それ以上に癒やしをもらっています(*^_^*)
女性 コロ
ブラッシングやシャンプーで抜け毛対策をするのはもちろんですが、カーペットに残る抜け毛は「一毛打尽」というスポンジがおすすめです。掃除機やコロコロでも取れなかった抜け毛が取れます。抜け毛が多いわんちゃんがいるお家にはひとつあると便利ですよ。
女性 もなか
女性 たけのこ
最近では柴犬カットにしてしまう子が多いですが、やはりポメラニアンはあの見事なスタイルが一番魅力的だと思います。つやつやの手入れの行き届いた被毛は、なんとなくその犬自信も得意げにしているような気がします。
30代 女性 hiromi
モコモコとした見た目がとても可愛いです。
しかし、お手入れは大変だろうな〜と思っていましたが、やはり大変なんですね、、。
最近は短めにトリミングされたポメラニアンも良く見かけます。
コロコロした見た目で可愛いですが、せっかくのポメラニアンの魅力であるふわふわの毛も捨てがたいですよね。
お手入れは大変かと思いますが、いいコミュニケーションにもなりますし、ポメラニアンとの暮らしを楽しめるといいですね。