ポメラニアンの正しい飼い方
ポメラニアンの性格
元気いっぱいで好奇心旺盛のポメラニアン。ポメラニアンの原産地はドイツで、起源は牧羊犬のジャーマンスピッツです。そのため、警戒心が強く勇敢さを持ち合わせています。友好的で協調性もあるので、多頭での飼い方にも向いています。飼い主や家族には甘えん坊です。また、賢く物覚えが良いので、しつけがしやすいと言えます。簡単な芸もすぐに覚えてくれるでしょう。ただし、頭が良い分、悪いことも覚えてしまいます。甘やかしているとわがままになってしまうのでご注意を。
しつけの方法
ポメラニアンは飼い主が大好きな甘えん坊です。ポメラニアンの飼い方における基本的なしつけは褒めることが望ましいです。良い行動の後には褒めてあげて下さい。ポメラニアンは大好きな飼い主に褒められることが嬉しくて、良い行動をするようになります。
運動不足に気をつける
ポメラニアンの飼い方で大切なのは、適度な運動をさせることです。ポメラニアンは、元気いっぱいで好奇心旺盛、活発な犬種です。運動不足でストレスをためてしまうと、興奮して飼い主の言うことをきかなくなることがあります。ポメラニアンの飼い方において、散歩は重要です。できれば朝と夕方の1日2回、10~15分程度の散歩に連れ出しましょう。散歩以外にも、一緒に遊んであげられるといいですね。
被毛を清潔に保つ
ポメラニアンは、シャンプーをして被毛の清潔を保ちましょう。ポメラニアンには月に1回程度シャンプーする飼い方を目指しましょう。シャンプーは必ず犬用のものを使用し、30~35度のお湯で流してあげて下さい。また、定期的にトリミングをして、きれいにしておきましょう。ポメラニアンは水が苦手な子が多いので、シャンプーをした後はすぐに乾かしてあげて下さい。毎日のブラッシングも欠かせません。表面だけブラッシングするのではなく、アンダーコートの毛玉もほぐして下さい。毛玉ができやすい脇の下やお尻のまわりはよく確認しましょう。
食事の与え方
ポメラニアンの飼い方で食事はとても重要です。小型で活発な犬種のポメラニアンに必要なのは、高タンパクのドッグフードですが、適正以上に与えているとすぐに太ってしまいます。骨が細く弱いポメラニアンは、肥満になることで骨折しやすくなりますので、注意しなければいけません。ポメラニアンは小型犬なので、小粒のサイズのものが食べやすいでしょう。年齢に合わせたドッグフードを選ぶことも大切です。
ポメラニアンを飼うための環境
ポメラニアンの飼い方では、飼育環境も大切です。ポメラニアンは、甘えん坊なところがあり、家族が大好きです。飼い主のそばで、室内で飼育するのをおすすめします。ポメラニアンは暑さが苦手なので、夏場に外で飼うことは控えた方がいいでしょう。室内でも温度管理には気をつけて下さい。室内がフローリングで滑りやすいと、転んでけがをすることがあります。特にポメラニアンは骨が弱く、骨折しやすいので、滑り止めを敷いてあげるなど飼い方に気をつけましょう。絨毯を敷いたり、段差をなくすなどの配慮が必要です。
トイレを教える
ポメラニアンの飼い方において、トイレもとても重要です。ポメラニアンの子犬を迎えたら、まずトイレを教えなければなりません。始めは、サークルの中の全面にトイレシートを敷いておきます。ポメラニアンの子犬がトイレシートでおしっこをしたら、褒めてあげて下さい。その後、サークルから出して一緒に遊んであげます。そうすることでポメラニアンが、トイレでおしっこができると褒めてもらえ、遊んでもらえるということを、自然に覚えていきます。
おしっこをしたトイレシートはすぐに取り換えましょう。トイレシートでおしっこをすることに慣れてきたら、トイレシートを敷くのをサークルの半分までにします。それから、少しずつトイレシートの範囲を狭めていきます。トイレシートは、汚れたらその都度取り換えましょう。ポメラニアンの子犬の飼い方では1ヶ月ほどは基本的にはサークルの中で飼い、トイレを覚えたら室内で放し飼いにしましょう。トイレは、部屋の隅など、人の動きがあまりない静かな場所の方がポメラニアンも落ち着きますよ。
ポメラニアンの飼い方の注意点
吠えることが多い
ポメラニアンは、よく吠えます。無駄吠えと言われてしまいますが、警戒心が強い性格なので、知らない人や動物に対して吠えることが多いのです。ポメラニアンの飼い方においては、この吠える声がたびたび問題になります。ポメラニアンにしてみれば、無駄に吠えているわけではありませんので、叱りつけるのではなく、安心させてあげるように努めましょう。ポメラニアンが吠えそうになったら、吠える対象からポメラニアンを離してあげると、気持ちが落ち着きます。ポメラニアンが吠えずにいられたら、褒めてあげることも忘れずに。子犬の頃に様々な経験をさせておくことで、吠え癖がつかなくなることもあります。性格によってはあまり吠えない子もいますので、個体差もあります。
歯周病になりやすい
ポメラニアンの飼い方で注意したいのが、ポメラニアンは歯周病になることが多いという点です。隙間がなく密集しているので、ポメラニアンの歯には歯石がたまりやすくなっています。歯石がたまっていると、歯周病の原因になりますので、歯みがきをしてあげる必要があります。週に1回以上は歯のケアをしてあげて下さい。
骨折しやすい
ポメラニアンの骨は細く、弱いです。そのため、ポメラニアンを飼う時は骨折や脱臼に注意した飼い方をしましょう。ポメラニアンは活発な性格で元気に動き回ることが多いですが、室内でも転んだり、飛び降りたりしただけで骨折してしまうことがあります。高い所に登れないようにする、フローリングには絨毯を敷くなどの対策が必要です。
また、生まれながら膝のお皿が外れてしまう、膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)になっていることがあります。ポメラニアンが後ろ足を上げて歩いていたり、足を引きずる様子があれば、獣医さんに診てもらいましょう。肥満も骨折しやすくなりますので、太らないような飼い方を心がける事も大切です。散歩中は他の犬と喧嘩にならないよう、また自転車などに接触してけがをしないようリードをしっかりつけましょう。
涙やけになりやすい
ポメラニアンは、鼻涙管と呼ばれる、鼻へ涙を流す管が狭く、涙やけを起こしやすいので、その点も飼い方で気をつけなければいけません。鼻涙管が狭いと詰まりやすく、涙が外へ流れ出てしまう状態が続きます。涙が常に目の周りについていると、周辺の被毛が変色してしまいます。これが涙やけです。アレルギーが原因で炎症を起こすことで涙やけになることもありますのでドッグフードが体に合っているか、添加物が多く含まれていないか、ポメラニアンの飼い方では注意が必要です。涙やけは、目の周りを拭いたりマッサージをすることで防げますが、ひどい場合は動物病院で相談して下さいね。
暑さと寒さが苦手
ポメラニアンは、寒い地域が原産の犬種で被毛がダブルコートになっています。そのため、暑さは苦手ですのでポメラニアンを飼う時は夏場の温度管理に気をつけた飼い方をしましょう。暑い時季の散歩も、涼しい時間に連れ出すなど注意が必要です。留守番をさせる時も熱中症に気をつけましょう。ポメラニアンは暑さが苦手ですが、寒さにも弱いです。冬場も室内全体を温めるだけでなく、毛布やフリースなどを用意する等して防寒対策を心がけた飼い方をしましょう。
抜け毛が多い
ポメラニアンの飼い方で知っておいた方が良いことに、抜け毛があります。ポメラニアンは、他の犬種と比べても抜け毛が多いです。毎日ブラッシングしてあげる必要があります。
ポメラニアンがかかりやすい病気
ポメラニアンの飼い方では、かかりやすい病気も知っておいた方がいいでしょう。ポメラニアンがかかりやすい病気に、気管虚脱やクッシング症候群があります。気管虚脱は小型犬に多い病気で、遺伝的な要因の他、気管支炎や肥満によっても発症します。気管が変形してしまうので、呼吸が荒くなったり咳が出ます。クッシング症候群は、副腎皮質ホルモンの過剰分泌によって起こります。よく水を飲むようになり、尿の量が増えたり、食欲があるのに痩せるという症状が出ます。その他、毛が薄くなったり、腹部が膨れることがあります。
まとめ
愛くるしい外見だけでなく、フレンドリーな性格も人気のポメラニアン。そんなポメラニアンが家族の一員になってくれたら嬉しいですね。ポメラニアンの飼い方については、それほど難しいことはありません。頭が良いのでしつけも比較的楽です。ただ、ポメラニアンの警戒心が強く吠えることが多い点なども飼い方のポイントとして覚えておきましょう。体質的にも骨が弱い、涙やけが起こりやすいなどがありますので、飼育環境を整えたり、体のケアも大切です。ポメラニアンの性格や体質を理解し、正しい飼い方の知識を身につけて、ポメラニアンが心地よく過ごせるようにしてあげたいですね。
ユーザーのコメント
30代 女性 ふ~も
たしかに、骨が弱いのは気になるところです。うちの愛犬も膝の骨が弱く外れやすいです。カルシウム入りのフードなどで補い、今は元気いっぱいに走り回っています。愛嬌もあり、人懐っこいのでみんな寄ってきてくれますよ♪ポメラニアンは飼いやすい犬種だと思います♪
20代 女性 こころ
40代 女性 さちか
40代 女性 グーグルぽち
毎日愛犬の散歩中に会うポメラニアンは、本当に落ち着いていておとなしいのです。
飼い主さんは70歳位の女性の方なのですが、運動量が少なくていいからピッタリなのとおっしゃってました。
どの犬種でも同様ですが、飼う際には犬の性格、生活を調査して飼うのは飼い人さんの義務だと思います。
こんな小さな体のポメラニアンですが、骨折や膝蓋骨脱臼、アレルギーに気を付ける必要があるのですね。やはり獣医さんで定期的に定期健診をしてもらうことにより、予防と早期発見につなげたいものです。
とても残念なことに、日本では年間に約20万匹ものペットが殺処分されているといわれているのも事実です。犬を迎えることを決めたとき、里親になることもひとつの選択だと思います。
「ペットのおうち」「ドッグレスキュークラブ」「ジモティー」などの里親探しのサイトには、悲しいことにポメラニアンが沢山います。一日も早くすべての犬が幸せになってほしいものです。
女性 ポメ
40代 女性 もも
二匹は女の子は本当に大人しく優しい子で甘えん坊、男の子は大人しいのですがどこか凛とした佇まいで、勇敢な印象がありました。
昔の事なので、今のようにペット事情も整っていなかったと思います。
その頃にはポメラニアンは本当に珍しい犬種で、飼育方法も昔ながらのもので、エサも家族の食事の残り物を与えていましたので、今にして思えば超小型の室内犬であるポメラニアンを飼うには知識もなく無謀だったのかもしれません。
大人になって、私がペットを飼える環境になった時、やはり一番に探したのポメラニアンでした
我が家の仔は、子供の時の印象そのままで、大人しく優しいこで、躾もそれほど苦労はしませんでした。
真ん丸な目でじっとみつめてくる子で、見つめられるとなんでも聞いてあげたくなる親ばかぶりです。
ポメラニアンはスピッツの仲間という事もあり吠えるイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、それもしっかりと躾ければなんの問題も無く、お散歩でもほかのワンちゃんたちととても友好的に遊んでいます。
女性 colo
人見知りしない犬種なので、どんな人とも仲良くできるところは飼いやすい大きな点ですね。子供とも仲良くできるので、小さいお子さんがいる家庭でも安心して飼うことができます。
ポメラニアンは多頭飼いにも向いている犬種です。祖先は集団でソリを引く犬だったので協調性もあり、他の犬とも群れることができます。
群れを好まない犬種にも、仲良くしたいと近づいていってしまうので、そこは注意が必要です。
ポメラニアンには独立心があるので、あまり構いすぎるとストレスになってしまいます。ストレスを与え過ぎると10円ポメハゲができてしまいますよ…。
ある程度一人遊びもできる犬種なので、構いすぎないことも大事です。
一人遊びはできるけれど、お留守番となると話は別です。ぽつんとひとりだと気が付くと寂しさから吠えたり走り回ったりしてしまうことがあります。
飽きないおもちゃを与えたり、賢さもあるので知育玩具を与えておくと良いと思います。
女性 コロ
これは歯の生え変わりと同じで、きちんとした被毛の生え変わりなので元気があれば心配ないそうです。
40代 女性 てと
40代 女性 クーさん
兎に角お散歩大好きで、朝晩1時間半程お散歩に行きます。
それでも、帰って来たら『あそんで~?』とおもちゃを持って来ます。
まだ成長期でもあるので、食欲旺盛ですが、お医者さんからは3,6kgでkeepするようにと…。
ご飯の量減らしましたが、減らしてから散歩中に食べ物ばかりを探すように?
地面に貼り付いたガムをカリカリ爪で剥がそうとしたりします。
常に飢えている状態です。
その子・その子の適正体重を見極めるのは、とても難しく感じています。
40代 女性 アキ
今は、お散歩マナーを勉強中です。
1歳までは、社会化もとても大切だと思っていますので、ワンちゃん幼稚園へ通っています。
犬種も年齢もバラバラな数頭の子たちと、1日中お庭で遊んでます。
ラブラドールの姉御さんには、いつもうちの子は躾られているらしく、頼もしい限りです。
普段は私にベッタリなのに、幼稚園へ行った日は、とても良い距離感で私を見ていたりしてますよ(笑)
本人も、たくさん遊べるから幼稚園大好きです!
女性 むすび
甘えん坊でのんびり屋でしたが、意外と家の人以外には警戒心の強い犬だった記憶
があります。また、賢いのでしつけなどもすぐに覚えてくれました。ただ、家の外
に出て他の犬に会ったりすると、よく吠えていましたね。小さいのにすごい声で吠
えていました。どんな犬も同じことが言えますが、最初のしつけがとにかく肝心で
す!