犬は生姜を食べても大丈夫?適量や生や加熱等の調理法、簡単レシピまで

【獣医師監修】犬は生姜を食べても大丈夫?適量や生や加熱等の調理法、簡単レシピまで

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生姜はお料理の味のアクセントにもなりますし、体を温めてくれる効果があるなど、健康にも良いスーパーフードとして知られています。しかし、犬にとっても生姜は身体に良いものなのでしょうか?人と同じ効果が犬にもあるのなら、是非取り入れてみたい食材ですよね。今回は、犬が生姜を食べて良いのか悪いのか、生姜を与える際の注意点をお伝えしていきます!

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬は生姜を食べても大丈夫!

生姜

結論からお伝えしますと、犬に生姜は少量であれば与えても良い食材です。食べたとしても特に問題はありません。ですが、大量に食べた場合は中毒を引き起こす場合があります。

生姜に含まれる栄養成分と犬への健康効果

餌を食べる三匹の子犬

生姜を食べさせる際は、中毒になってしまう量を知った上で、中毒量に満たない少量を与えることが大切です。気を付けて与えれば、犬の身体にとっても大変良い食べ物になると言えます。

ジンゲロール

生姜に含まれている栄養素の中のジンゲロールは、吐き気を抑える効果があります。もし、犬が車酔いする場合、車に乗せる30分~1時間くらい前に犬に与えるだけで効果があります。

また、ジンゲロールには消毒・殺菌作用もあります。よく、お弁当に生姜を少量入れると傷みにくいと言われますが、それは生姜のジンゲロールの作用です。犬のフードにも、ほんの少量生姜を混ぜてあげると、食中毒の予防にもなります。

ショウガオール

ショーガオールは、生姜の成分のジンゲロールの加熱や乾燥によって生まれる成分です。犬の血行を促進し、体を中から温める働きがあります。体温が上がることで、免疫力もアップします。

また、ショウガオールには抗酸化作用もあります。抗酸化作用とは、体に良くない活性酸素が増えすぎるのを抑えてくれる作用です。活性酸素を抑えるということで、犬の血液がサラサラになる、癌を予防する、体の老化を防ぐなどのメリットがあります。

食物繊維

食物繊維には、腸内環境を整える作用があります。犬の胃腸の善玉菌を増やし、悪玉菌を排出する働きをしています。お腹の弱い犬に少量与えると腸内が整い、便通もよくなります。

生姜にはこのほかにも犬の体内の水分調整の働きをするカリウム、栄養の吸収を助けるナトリウム、リラックス効果があるシネオールといった成分が含まれていて、体に良い食品と言われています。

犬に生姜を与える時の量の目安

餌を貰う犬

犬に生姜を与える場合の量の目安ですが、個体差はありますが、体重が5㎏ぐらいの場合は小さじ1/4、体重が10㎏ぐらいの場合は小さじ1/2ぐらいが目安になります。初めてあげるときにはできるだけ少量からあげるようにしましょう。

栄養バランスが整ったドッグフードを食べていれば必要な栄養素は接種できます。ショウガは積極的に毎日取り入れるものではありませんので、問題を起こさない量を与えるようにしましょう。

犬に生姜を食べさせる時の与え方

餌を待つ犬

犬に生姜を食べさせる場合、そのまま生の生姜では人でも辛みが強く抵抗がありますので、犬も食べてくれないかもしれません。例えば、普段の食事に生姜をすりおろし、野菜のスーブなどに入れて煮たりすると食べやすいかと思います。

また、酔い止めに与えたい場合は、生姜の絞り汁を数滴だけ口に入れてあげるだけで効果があります。嫌がりそうな場合は、少量の水で薄めてから与えるか、加熱したはちみつに混ぜて舐めさせてもよいでしょう。

犬に生姜を与える時の注意点

餌を待つ犬

生姜は与えすぎると、犬はひょっとしたら中毒症状を起こすかもしれません。このため、前述の体重に対しての中毒を起こさない限界量を参考にし、少量ずつ様子を見ながら与えるのが良いでしょう。食事に生姜を使ったときは、食後の犬の様子も見守りましょう。繰り返しますが、摂取してもよい食べ物ですが多くとりすぎないように気を付けてください。

与える量が多過ぎていたり、体質的に合わなかったりする場合は、食後に嘔吐や下痢を起こす場合があります。また、口の周りがかぶれる、痒がるなどの様子が見られることもあるため、それらのアレルギー反応にも十分注意し、症状が現れたら直ちに獣医さんの診察を受けましょう。

生姜を使った犬用手作りごはんのレシピ

キッチンの犬

わんちゃん大好き♪豚の生姜焼きシピ

フライパン1つでできる、簡単で犬の食いつき抜群のメニュー。辛みが出るので生姜は香りづけ程度で使います。

ポカポカ★鯛のあらのスープ

食欲不振の時やダイエット中の犬は勿論、お魚の苦手な犬にもオススメの、鯛のあらを使ったスープです。安価な鯛のあらはとっても美味!生姜をアクセントにしたあっさり風味のよいスープなので、アレンジも自在です。

秋刀魚のハーブ煮

秋刀魚には、血液の流れや、脳の働きを良くする成分が含まれています。この秋刀魚をハーブと一緒に圧力鍋で煮込めば犬も喜ぶ一品になります。仕上げに添えた少量の生姜がアクセントです。

生姜を使った犬用グッズ

サプリを餌に振りかける人

サプリメント

生姜成分が含まれた、乗り物酔いや胃の不快感や痛みを緩和してくれるようなサプリメントがあります。普段から少し胃が弱い犬には良いかもしれません。ペットショップでも販売されているようなので探してみると良いでしょう。

生姜ドッグフード

動物病院でおすすめしているフードに、消化管の健康維持のために生姜が含まれた「Hillsi/dLowFat」という療法食があります。

「i/d」というフードは、胃や腸が弱い犬や膵炎などの病気をしている犬に適応した成分が配合されているフードです。更に「i/dLowFat」は、それに加えて高脂血症や脂肪の消化吸収不良などに配慮されているために、消化率が高く、低脂肪に調整されています。

このフードでの生姜の働きは、消化器管の炎症を抑え、正常な胃の運動に役立ちます。

生姜アロマ

生姜のアロマは、犬の吐き気を防ぐ作用があります。犬を車に乗せる時、生姜の精油を垂らしたバンダナを首に巻いておくと車酔いしないという効果もあるようです。

また、無香料の犬用シャンプーに生姜の精油を少量ブレンドして使用すると、デオドラント効果もあるようです。体を温める効果も優れているので、マッサージオイルにブレンドしてあげるのも良いでしょう。

まとめ

スープを飲もうとする犬

このように生姜は、摂取量によっては体に良い食べ物でもあり危険な食べ物でもあります。
中毒になってしまうリスクを負ってまで与えなくてはいけない食材ではありませんが、生姜の成分には魅力があります。少量から始めることをお勧めします。

体に良いのでうちの犬にもぜひ摂取させてあげたいという方は、その犬の中毒量を知った上で調理に少量使うか、ドッグフードやサプリなどで摂取するさせてあげると良いでしょう。

また、犬と一緒に猫を飼われているご家庭は、猫も生姜を食べて良いかと迷われるかもしれません。生姜から作られるガリには、マタタビに似た、猫が興奮する作用があるようです。犬に与えるのと同じで毒害はありませんが、与える際は、犬猫とも食べる量は少しずつ様子を見ながらにしていきましょう。

生姜は犬が生きる上で絶対に必要というものでもありません。それぞれのご家庭で生姜のメリットデメリットを理解しながら、日常の中で適量を上手く取り入れてみてください。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 KEI

    今まで、ネギ類は犬に与えてはいけないと言われていましたので、イメージ的に生姜もダメだと思っていました。もちろん、記事にあるように大量に摂取すると中毒症状をおこすそうですので気を付けなければいけませんが、少量であれば胃を丈夫にしたり、消炎作用もあるそうですので、気になる症状がある場合はあげてみるといいかもしれませんね。
  • 投稿者

    30代 女性 チョコママ

    最近のフードやサプリメントには、生姜エキスが入っているものが増えてきているんですね。知らなかったです。しかし、やはり少量なら大丈夫、でも大量に食べれば中毒を起こす可能性が高い食材を、あえて与える必要はないのではないでしょうか。
    生姜を摂取することで、悪いことばかりではないのはわかりました。体が暖まり、胃の弱い子にもオススメできるのも、他に生姜に代わる食材があるといいですよね!
  • 投稿者

    30代 女性 おはぎ

    人の食事では、薬味としてわさびや生姜などをよく使いますね。生姜は犬に食べさせても問題ないと知っていましたが、わさび同様に刺激があるので気になってました。
    やはり、体にいいからとたくさん与えるのはダメで適量がよいのですね。うちでは、生姜を加熱したものをごはんに混ぜて与えています。辛み成分を飛ばすのもそうですが熱を加える事で、ジンゲロールからショウガオールという物質に変わるのですが、ショウガオールの方が体の深部まで温める効果が強いからです。

    生姜は、愛犬は特に嫌いでも好きでもなさそう??これからも適量を守って与えていきたいと思います。
  • 投稿者

    20代 女性 まろんぐらっせ

    薬味の1つである生姜は身体を温めてくれる効果や食欲促進効果などもあるので身体に良い食材ですが、わんちゃんも食べれるんですね!最近わんちゃん用の粉末のサプリメントなどで生姜見かけたような気がしなくもないですが。
    生姜の風味や味は独特の癖があるので好みは分かれるのかなぁと思います。

    生姜がもたらす効果などは魅力的ですが、取りすぎると中毒を起こしてしまう点がデメリットですね。わんちゃんによりほんの少量でも中毒を起こしてしまう場合がある点などを踏まえると、ほぼ食べさせてはいけない食材とも言えるのかなぁと思いました。
    わんちゃんに与える食材の基準として、お腹がゆるくなる程度なら栄養もあるし試しに与えてみようかな?と思えますが、量により中毒など一歩間違えれば危険とも言えない食材は避けるようにしています。身体に良いと思いあげたものが体調を崩すキッカケになっては悲しいですから。・゜・(ノД`)・゜・。
    こういった食材はすでに取り入れている家庭もあると思うのですが、合う子には合うんですよね。なので摂取しても問題ないわんちゃんにはメリットの方が大きいですし、初めて摂取するわんちゃんには、他に中毒など起こさずに生姜とおなじような効果をもたらす食材をオススメしたいなぁと思います。
    栄養があっても、リスクのある食材は避けるのも愛情ですから。

    もし、生姜を与えるならチューブは避けて生の生姜をすりおろして与えてください。チューブのものには塩分などが含まれているため、わんちゃんにはよくありません。
    わんちゃんの手作りレシピ本やサイトには生姜を使ったレシピもありますし、避けるように書かれている本もあります。
    適量が把握しづらい食材ですが、メリットとデメリットを理解した上で与えるか与えないか考えると良いと思います。
  • 投稿者

    女性 あとむ

    しょうがは私たちの食卓ではよく使いますが、わざわざ犬にあげてみよう!と思った
    ことがありませんでした。意外ですが、少量ならあげても大丈夫なのですね。ちょっ
    とびっくりしました。かなり味にもクセがあるので、犬には強すぎると思っていまし
    た。人間と同様に体が温まったり、小同区効果や胃が強くなるなどのメリットもあ
    るようなので、今度少しだけあげてみようと思います。
  • 投稿者

    50代以上 女性 buhi84shin

    神経質で、食ムラが有り、ちょっとして変化で体調を崩しやすく、軟便になってしまいます。
    病院で処方していただいた薬も飲んでいましたが、1っヶ月経過してもあまり改善されず・・・
    同じ服用するのであれば、副作用の少ない漢方はどうかと思い
    漢方薬を試してみたいのですが、その漢方薬の中に生姜が使われていたので、中毒の事が気になり調べていました。見ると過剰摂取は避けるという事で、その漢方(小健中湯)には1%と含まれてます。
    本来、漢方を与えるのはどうなんでしょうか?
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