極小チワワを知っていますか?
私が暮らしている地域では極小チワワというのは、大変高額で譲渡されている希少なチワワというイメージがあるのですが、実際の極小チワワの定義をご存じでしょうか?
生まれた時の体重は本当に小さくて、1歳を迎える時にも1キロにも満たない非常に小さなチワワちゃんのことを指します。
それだけに、極小チワワを育てるというのはこれまでにチワワを育てた経験があった私にとっても、勉強を重ねてようやく2歳にまで育てられたという印象があります。
「小さければ小さい方がチワワは可愛い」という風潮もあるようですが、本当にその極小チワワを生涯引き受けて立派に育て上げるということには、費用も環境もそして人手もかかるということをお伝えしたいと思います。
極小チワワを飼うには
あえて小さ目のチワワを探しているという場合には、インターネット上で子犬の状況を公開しているブリーダーさんと直接話をして、極小チワワに出会うということが一番多いのではないでしょうか。もしくは、ある程度親犬の情報がはっきりとしているブリーダーさんや、ショップさんに小さ目のチワワが欲しいという旨を伝えれば良いでしょう。
極小チワワを家族として迎えるということは容易だと思います。特筆しておきたいのは、お迎えしてからのお世話の方が想像以上に大変であるということです。
極小チワワのブリーダーや、標準的な価格、購入前に気をつける事など
極小チワワを産出しているということは、既に母犬や父犬に極小チワワが居るということになります。
あらかじめ問い合わせる時に、両親が極小チワワかどうか?ということを思い切って尋ねれば良いと思います。
標準的な価格としては、やはりブリーダーさんでも30万前後というのが予算になると思います。
大手のペットショップの場合には、50万を超える極小チワワという場合も結構多くあります。
安易に購入できる金額ではありませんので、極小チワワをお迎えしたい場合にはやはり、信頼のおけるブリーダーさんからをオススメしたいです。
購入前に気を付けるということは、出来る限り親犬の情報をきちんと得られるかどうかということです。
そして極小チワワの場合には、先天的な病気を持って生まれて来る場合が稀にあります。
アイコンタクトが出来るのかということや、フードの食いつきはどうなのか?ヘルニアなどの既往症があるのかないのか?という部分をチェックすることは、最小限大事なことだと思います。
ブリーダーさんの方がこの点ではフランクに、伝えてもらえることと思います。
極小チワワを飼う注意点
初めから極小チワワだけを探しているという場合には、あらかじめ飼育の知識がある方なのかもしれません。
正直なところ、全くチワワと暮らしたことがないという一人暮らしの方にとって、極小チワワをパートナーに迎えるということはあまりオススメできません。
その理由は、極小チワワのように、体が小さく体力も少ないわんちゃんは、何か少しでも疲れたり、ストレスが掛かってしまうと、すぐに「低血糖」を起こしてしまうからです。
例えば、急によろけて倒れこんでしまい、そのまま意識が遠くなるなど、恐ろしい状況を、全く飼育経験のない人が対処できるかどうか?という問題があります。
私は既に2頭のチワワちゃんを育てていますが、極小チワワをお迎えしたい!と思い、お迎えした経験があります。その時は、まず「どんなベッドを最初に用意してあげれば良いのか?」ということから悩みました。
その時は、一般的なわんちゃんが使うベッドを置いていましたが、体重300g程しかない、寝返りすらうまく打てない程に小さな体だったため、体が沈みこんでしまうベットでは、余計負担が掛かるのです。そこで私は、「フリースだけを敷たフラットのベッド」を急遽自作し、そこに寝かせてあげることにしました。
そして、上記で触れた「低血糖」の対策についても、自分なりに考えて、対策しました。
小さい頃は、思うように自力ではフードを摂取出来ないため、体重が目減りした時期もありましたが、獣医さんと相談したところ、良い動物病院さんを紹介してもらい、協力してもらっいました。そこで、強制給餌という方法を教わりました。
自分ひとりでは、一日の定量を食べさせることがうまくできませんでした。
例えばシリンジを使って、口の横側から流し込んであげるなどというちょっとしたコツを、獣医さんや看護師さんから一から学んで育てました。
低血糖対策のシロップだけでは、決して体重を増やすことができません。
とにかく口から高栄養のフードを食べるという習慣を付けるために、未だに時間を細かに分けて少量ずつのフードをハンドフィードしています。
小さくて可愛いという以前に、まずは命の保証を自らの手で行うということは精神的にとても大変なものでした。
2歳になった極小チワワは、未だに1.3キロしかありません。ここまでの体重になるまでには本当に苦労をしましたし、いろんな手を借りて努力をしました。
極小チワワだから弱いというわけではなく、メンタル面もしっかりとしてくれているのですがやはり、体が小さいということで、暑さや寒さはすぐに体の芯に伝わってしまうのです。
冬場は春先まで湯たんぽ類を欠かせませんし、暑い夏は夜間のエアコンを作動させながらも、体が冷えないようにとパジャマを着てもらったりと、全く気が抜けない状況です。
とにかく1キロを超えるというところまでの管理がとても大変でした。
極小チワワ特有の骨格の問題や陥りやすい状態、そして環境の整備などにいまだに気が抜けない毎日ですが、奇跡のような澄んだ瞳で見上げてくれるその姿を見ていると、これまでの苦労も吹っ飛んでしまうものです。
小さなチワワだけでも大変なところ、極小チワワを育てるということに関しては、とにかく獣医さんを始め周りにアドバイスをしてくれる人が一人でも多いことが望ましいと思います。
ユーザーのコメント
30代 女性 Chappy
小さなばっぐに入ってしまうほど小さいので街中でバッタリ会った時は、ぬいぐるみかと勘違いしてしまうほど!やはり、小さい分デリケートに接してあげたほうがいいんですね♪本当に可愛い♪
20代 男性 めだか
同じ小型犬のトイプードルをさらに小さくしたティーカッププードルなるものもいるみたいですが、それよりもさらに小さいのかなぁ。
20代 女性 すず
なんの動物でもそうですが、チワワを飼う前にどれだけのことをすべきが勉強して理解した上で出来る自信がある場合のみ飼ってほしいですね。
30代 女性 TIKI
それ故に、本当に飼いたいと思ったら、小さな命をちゃんとケア出来る自信を持ってから迎え入れてほしいです。
30代 女性 もこじ
小さいから…、「散歩も楽!寧ろしなくてもいい!」「1人暮らしのアパートでも飼える」「ご飯代もかからない」…と、良い方に考え飼う方も居ると思いますが、チワワも他のわんちゃんと変わりませんし、寧ろ大変な事も多いです。
小さくて可愛い!と言う理由だけで飼うのは私はオススメ出来ません。
チワワもどの犬も一生懸命愛情込めて育ててあげれば、必ずお返しをしてきます。育てるのは本当大変なことも多いけど、元気に育って笑顔で走り回ってる姿とか見ると、あぁ〜、この子飼って本当に良かったなぁって、大変な事も忘れちゃうんですよね。
女性 まかろに
知り合いの場合は、売れ残って気になっていたという、たまたま迎えたチワワが小さかっただけなのですが、極小チワワの専門ブリーダーがいたりするんですね。
知り合いのチワワは、身体は小さいですが特に問題なく普通に過ごしているそうですが、2キロと1キロ少しではやはり大きく差があります。ちょっとした事が怪我に繋がる場合もありますし、お薬なんかも小さすぎると分量など気を使うそうです。フィラリアの予防薬なんかも副作用が大丈夫かな?と心配になると言ってました。
仔犬でも予防薬はするので、そのあたりは大丈夫だと思いますが、小さすぎると大変なことも多い気がします。
療養中のシニアの愛犬が全く食べれなかった時に強制給餌で食事を摂らせていましたが、極小チワワちゃんもあまり食べないこは強制給餌になるんですね。
低血糖症だったり、身体が弱い率も上がる傾向があるそうです。
小さければ仔犬のままのようで可愛いのはわかりますが、元々チワワ自体が世界最小と呼ばれる犬種なので、さらに小さいチワワを繁殖させるブリーダーや、それをわざわざ探して飼う人がいることに疑問を持ってしまいます。
否定しているわけではなく、元気なら良いのですがた。強制給餌やその他の心配などのリスクを考えると極小チワワが流行ることについては反対です。
たまたま産まれた極小チワワなら別ですが。極小チワワの両親もきっと小さいはずですから出産には不向きなんですよね、そのあたりを考えると純粋に可愛いとは思えないかな。
もう少し安全に産めるようになり、ただサイズが小さいだけの健康に生活できる極小チワワなら良かったんですけどね。
女性 ぷり
50代以上 女性 匿名
育てやすさから言うと、2キロ弱から2.5キロ位が初心者の方には丁度良いかと思います。小さめだけど、以外にしっかりとした骨格と程良い筋肉。極小より少し大きいですが、初心者向けだと思います。