犬ににんにくを与えても大丈夫?効能と中毒の危険性について

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犬ににんにくを与えても大丈夫?効能と中毒の危険性について

古くから、人の滋養強壮に食されてきたにんにく。夏場にはとくに重宝しますが、犬にとってにんにくはどうなのでしょうか? 調べてみると、なんと良い派と悪い派でまっぷたつでした。両者の意見をもとに、最終的にどうするべきかをまとめました。

にんにくの写真

犬ににんにくは与えても良いの?

その栄養成分から、夏バテ防止の食材としてよく知られるにんにく。その歴史は古く、紀元前から人間の治療薬として用いられ、重労働をする者達が多く食していたそうです。太古の昔からにんにくは滋養強壮に良いと知られていたのですね。

現在でも私たちは夏場に重宝していますが、同じく夏の暑さに耐える犬たちに与えるのはどうなのでしょうか?

答えはスバリ…グレーです!

絶対に与えてはいけないとは断言できない…でも与えない方が無難

首を傾げる犬

現在、動物病院でも、獣医師によってにんにく摂取を良いというところと、いけないというところに分かれています。そこで両者の主張をみてみると、食べても良いとする人々は主に、

  • にんにくで中毒を起こすのは稀であり、与える頻度と量に気をつけ、一回につき1欠片程度、問題が出たあとも追加で食べないことを守れば問題はない。
  • にんにくには、肝機能の向上、血栓の予防、コレステロールの低下など体に良い作用があり、さらにノミ、ダニ防止にも役立つ。過剰摂取が良くないだけで、食べること自体は悪くない、むしろ体にとって良い効果がある。完全に食べてはいけないとするのは大げさだ。
  • 気づかないだけで、犬用のサプリメントなど飼料にもにんにくは入っていることがある。メーカーが認めたもので適量ならば問題ない。
  • 玉ねぎと同様、にんにくを多く摂取すると溶血が起きるという論文はあるが、それはとても食べきれない量であり、すこしも食べてはいけない、と決めつけているわけではない。

以上のことを主張しています。しかし調べていくと、ただし、元より貧血のある場合や子犬の場合は与えてはいけないとの記述もあり、良くない場合もあることがわかります。

なによりにんにくは、犬にとって禁止食とされる「玉ねぎ」と同じ「ユリ科ネギ属」にあたります。その成分は、赤血球を溶かし、特に小型犬の場合、少量でも中毒になる可能性があり、たとえそれが数万分の一の確率でも、死に至る危険性があることには変わりありません。

中毒を起こすまでに到る量は、犬によってさまざま。多くの犬は少量なら平気とされていても、少しでも恐れがあると言われるものを、わざわざ与える必要はないと私は考えます。

また、体格のある程度大きい犬(5~15キロ)について問題ないとする記述はありますが、小型犬についてはどうかわからないのです。さらに超小型犬ともなれば、下痢をしただけでも衰弱することもあります。よって、犬がにんにくを食べても問題ないとひと括りするのは危険です。

なので、もし食べてしまった場合は、噛まれないよう気をつけながら食塩水か舌の根元を刺激するかして吐かせ、それが出来ない場合は動物病院に連れていき、獣医師の指示を仰いてください。

下剤や活性炭(有害物質を取り除く効果を持っています)も効果があります。

もし犬がにんにくを食べた形跡があり、その後血尿、胃腸障害、衰弱や心拍異常など現れた場合は、にんにく中毒を起こした可能性が高いと判断してください。

まとめ

なめあう子犬

如何でしたでしょうか?にんにくを犬に与えることについて、現在のところ専門家でさえ実にさまざまな見解を出していることがお分かりいただけたでしょうか。

玉ねぎ中毒については認知度が高く、よく中毒の声があがりますが、にんにく中毒はあまり取り上げられないので、知らなかった方も多いかと思います。この機会に知って頂けたななら幸いです。

しかし、実際に犬を飼っている飼い主さんたちの生の声を聞いてみれば、与えてもまったく平気だったという方もいれば、あわやというところまで行ってしまったという声までさまざま。つまり、にんにくを食べた影響は、犬によって個体差があるのです。

確かに、犬には大型犬から超小型犬まで体格に差があるため、体力にも違いが出てきます。もちろん、大型犬でも体質の弱い犬もいるので一概に大丈夫とは言いきれません。
それに加え、ただにんにくを食べるといっても、犬の住んでいる環境、犬のその日の体調、季節など、さまざまな背景がそこにはあります。

たとえば、犬がにんにくを食べても平気かどうかの実験を行うとして、たとえどんなに整った条件で実験を行ったとしても、実際の家庭ではまったく同じ条件で、犬ににんにくを与えることはないのです。

少しなら構わないという意見と、少しでもいけないという意見、どちらを採用するかは最終的に飼い主さん本人の決断になります。

しかし、いくら栄養が多いとはいえ、中毒を起こさないかとヒヤヒヤしながら与えるのは、飼い主さんの心の負担になりかねません。

一日いっしょに居てあげられないことの多い方や、体重の軽い小型犬、玉ねぎの成分に弱い赤血球の型を多く持つ日本犬を飼われている方は、特別にんにくを与える必要がないのなら、与えないほうが心配が減る分、無難ではないでしょうか。

与えてはいけないから与えないのではなく、与えないほうが無難だから与えないという考えです。
どちらにせよ、与えるつもりではなかったのに、うっかり犬が食べてしまった、が一番怖いことです。
ただ、食べても良いとする意見があることを知っていれば、食べてしまったからといって大慌てすることはないでしょう。

人間がにんにくを食べるときには、犬のイタズラや盗み食いに気をつけましょう。

▼犬が食べてはいけないものについてもっと知りたい方はこちら
犬が食べてはいけないもの一覧

みんなのコメント

4件

  • 40代 女性 まみ

    ニンニクは刺激が強いので、正直あげたくないです…。が、大丈夫なわんちゃんもいるんですね。効き目はありそうですが。
    賛否両論ある様ですが、体にいいものは、他にも色々とあると思うので、リスクのない物を選んであげたいです。
  • 30代 女性 チョコママ

    先生方も賛否両論があるんですね。私も不安要素があるにんにくは、あえて与えるべきではないと思います。他の食べても安心できる食材はいくらでもあります。何か起きてからでは遅いですよね。

    愛犬を守ってあげられるのは私達なので、大丈夫!と自信を持って与えられるものだけにしたいと思っています。
  • 50代以上 女性 ソナタ

    玉ねぎを与えてはいけないというのはよく聞いていましたがにんにくを与えても大丈夫かどうかは考えてもみませんでした。人間にとって栄養が多くても、やはり、犬には与えないほうが無難ですね。

    与えるつもりではなかったのに、うっかり犬が食べてしまうほうが一番怖いことなので、もし食べてしまったら慌てずに対処したいと思います。
  • 男性 犬好き爺

    11歳になる我が娘がパピーの時誤ってニンニク焼き鳥を食べてしまいましたが、下痢、嘔吐なく問題ありませんでした。
    しばらく口臭はニンニクでしたが(笑)!
    今でもたまに食べてますが元気モリモリ!
    体重は、16㌔です!

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