老犬の血尿は病気のサイン

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老犬の血尿は病気のサイン

💊老犬の血尿には、病気の可能性も考えられます。室内でペットシーツに排尿する場合は、飼い主が血尿に気づく可能性が高いのですが、散歩中に排尿する習慣のあるワンちゃんでは、血尿に気づきにくいこともあるので注意が必要です。

監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

老犬の血尿の原因となる病気

犬の顔

老犬の血尿(尿に血が混じっている)に気が付いたら、血が尿の始めから混じっているのか、最後の方なのか、という点について、気を付けてみてください。これが分かると、何の病気か判断する手助けになる場合があります。

  • 排尿中、絶えず血が混じっている場合は、腎臓疾患・慢性的な膀胱疾患などの疑いがあります。
  • 最後の方にだけ、血が混じっている場合には、膀胱疾患の可能性があると考えられます。

また、老犬の血尿の原因には、以下のような病気も考えられます。

尿路結石

尿路結石は、老犬に限らず、人間でも罹る病気といえます。これは、膀胱内で形成された結石が膀胱内に貯留したり、尿道詰まることよって傷つき、血尿となるものです。

石が尿道をふさぐような場合には、腎不全を引き起こし、死亡する危険性もあります。ワンちゃんがおしっこをしようと思っているのに、なかなか、おしっこが出ないような場合には要注意です。

前立腺肥大

老犬が前立腺肥大になった場合、始めのうちは、症状が見られないことが多いようです。

しかし、肥大が進んでくると、血尿が見られるようになります。

原因として考えられるのが、老化によるホルモンバランスが乱れです。去勢をしていないオスに多く見られ、歳をとるにつれて発症しやすい傾向にあります。

前立腺炎

老犬に多くみられる病気で、尿道の先から細菌が入ることで炎症が起きることがあります。ひどい場合では血尿が出ることもあります。

血尿の他に、発熱や嘔吐などの症状がある場合には、この病気を疑う必要があります。

膀胱腫瘍

膀胱腫瘍は、急に発病するわけではなく、特に老犬の場合、慢性的に膀胱炎や前立腺炎が続いている場合になってしまう可能性が高くなります。

進行してしまうと治療が困難になる場合もありますので血尿が長く続く場合は詳細な検査を受けたほうが良いこともあります。

食中毒

タマネギ中毒による尿道炎でも血尿が起きる場合があります。 赤血球が破壊されることで、貧血や血尿の症状が起こります。

また、チョコレートは、死にも繋がりかねない犬にとって非常に危険な食べ物ですが、チョコレートでも、血尿が出ることもあるので注意が必要です。

フィラリア

フィラリアは、犬の心臓にフィラリアの成虫が寄生して発症しますが、急性の症状として血尿がみられたり、また、末期になると血尿が出ることが多いようです。

ストレス

膀胱炎などを患っているワンちゃんが、ストレスを感じることで、病気にも悪影響を及ぼし、血尿が起こる場合があります。

老犬にこんな様子が見られたら要注意

伏せている犬

老犬が排尿するとき、少しずつしか出ない場合や、痛そうにしていたりするような際には、泌尿器系に痛みがあるのかもしれません。

また、息んでも尿が出ない場合は、結石などによって、尿道が塞がれているる可能性もあります。尿の量が異常に多いときや、水を大量に飲むような際にも注意が必要です。

普段は飼い主が気が付かない場合でも、事前に異変を察知することが出来れば、血尿にも気が付きやすくなるといえるでしょう。

老犬のトイレトレーニングの必要性

キャバリア

血尿などの泌尿器の病気になると、頻尿になることがよくあります。

いつも、お散歩でしか排尿の習慣がなかったワンちゃんにとって、おしっこをするたびに散歩に行かなくてはならない状況ですと、夜中や天候が悪いとき、特に老犬にとっては、かなりの負担となってしまいます。

ですので、なんとか庭や室内で排尿をできるようにしたいものです。

トイレトレーニングというと、子犬が行うのが普通ですが、老犬であっても、そのワンちゃんの行動に合った、適切な方法で習慣づけていけば、時間はかかるかもしれませんが、不可能ではないはずです。

筋力が衰えていたり、認知症のような症状が出ている場合には、完璧にできる訳ではないでしょうが、それでも、室内でおもらししてしまうよりは、ワンちゃんの心の負担も減るのではないでしょうか。

▼老犬を飼うときに知っておきたい基本的な知識についてもっと知りたい方はこちら
老犬を飼うときに知っておきたい基本的な知識一覧

平松育子先生

記事の監修
  • 獣医師
  • 平松育子先生
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

愛犬が血尿した時の実体験を教えて下さい!

愛犬が血尿した時他にはどんな症状があったか、そして何の病気だったのか教えてください。また、その時とった対処方法や動物病院で受けた治療など、愛犬が血尿した時の実体験を教えて下さい

  • 30代 女性 Chappy

    愛犬のおしっこに血尿が見られたら、きっと気が動転してしまうと思います。そんなことにならないことを願うばかりですが、もしも血尿が見られたらこの記事のことを思いだし、尿の初めから血尿がでているのか終わりの方ででているのか、きちんと判断できるだけでもとても助かると思いました。
  • 女性 小夏

    老犬の血尿はそれを見ただけでドキッ!としますね…
    しっかりみていないと。
    うちの子は基本は外でしか排尿をしないので、室内で促せばしてくれるのですが…
    たまにお散歩前に家の中でトイレをさせてから出るのを心がけようかと思います。
  • 50代以上 女性 ソナタ

    血尿は、色々な病気の可能性があり、早めに病院へ行くことによって早期に発見につながると獣医師さんがおっしゃっていたので、日頃から気を付けています。記事にもあるように、普段からおしっこの色やにおいを気にかけていると、いざというときにすぐに対応できますし、習慣にしておくといいかもしれませんね。

    今回、ストレスからくる血尿もあるということを初めて知りました。これからは、愛犬の健康のためにも、メンタルヘルスにも注意しなければいけませんね。
  • 女性 ボーダーミュウ

    掲載写真と一緒のボーダーコリーを飼って12年半。六匹の長女といて生まれて生存しているのはウチた弟犬一匹の計2匹。最近三回ほど血尿が出て心配してます。食欲あり元気あり、の状態。様子見て、お医者さんに行こうと思います。因みにファミリーにはガン死が多く、大変懸念してます。
  • 女性 愛犬モカ男の子老犬

    脾臓破裂してました。
    腫瘍があったようで、レントゲンで膀胱が写らず、カテーテル通してみたり血液検査してみたり、もう一度レントゲン撮ってみたり…。
    先生の経験と知識から、1秒でも早く手術をしなくてはいけない判断のおかげで、手術をして破裂していると分かったそうです。
    手術は無事に終わり、ただ手術後も安心ならず今もまだ不安ですが、緊急対応していただいた病院に先生に感謝ですし、何より愛犬が早く元気に回復してくれるのを祈るばかりです。
    きっと血尿は、膀胱疾患や前立腺だけではなく、あらゆる病気の可能性が高いんだと、一刻でも早く病院に連れていくことが大事だと思いました。犬だけじゃなく、動物も人間も。
    大切な命を学びました。
  • 40代 女性 14歳の老犬

    2年程前に膀胱炎になりその後何回か膀胱炎が続きました。今回血尿をし何回もトイレに行くのでまた膀胱炎かなと思って病院に連れていくとエコーをとり腫瘍のようなものが見つかり、カテーテルをいれ細胞検査に出しましたがただちに、移行上皮がんとは言えないといわれステロイド剤を投与しながらエコー検査を半年ほど行ってきましたがステロイド剤も副作用が出るので病院で減らされました。すると腫瘍のようなものが大きくなってきたと言われまたカテーテルで細胞検査に出している途中です。今となっては遅いですが膀胱炎になった時にもっと詳しく調べて用心してあげれば良かったと思います。何かのご参考になればと思います。
  • 女性 17歳のシーズー(女の子)

    今年の12月で17歳になる女の子です。先日、口腔内に大きな出来物ができて、獣医さんに連れて行ったところ、この年齢でこんなに元気なのは奇跡だといわれましたが、5年前には、子宮が体外に出て手術し、両目とも白内障でほぼ見えません。今回、ついでに全身健康診断を依頼した結果、膀胱に少しの結石と良性の腫瘍が見つかりました。
    一昨日、オシッコが出る入り口付近が出血していたので、市販のお尻手足拭きで軽く抑えて、血がつかなくなるまで拭いたせいか、昨日、お風呂に入れるときは、出血が見られず、朝晩のご飯も全部食べ、オシッコも普通に大量(腎臓病軽減用竹炭サプリメントを摂取させているので)にしていたので安心していたら、今朝、オシッコシートに大量の茶色いシミが!更に朝ごはん完食後、血尿の血溜まりが水たまりのごとくあちこちに!!! シートを変えて出勤前に見たら、オシッコしていなかったので、とりあえず家を出ましたが、昼には早退して様子を見て、まだ血尿をしている場合は病院へ連れて行きます。貧血や失血死が怖いくらいの血尿の量なので。。。。
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