犬に落ち着きがない…そんな時に考えられる様々な理由

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犬に落ち着きがない…そんな時に考えられる様々な理由

急に犬に落ち着きがなくなってしまい大慌てをした!という飼い主さんは結構多いようです。この落ち着きのなさには深い原因が隠されている場合がほとんどです。その理由として考えられる様々なケースを検証してみたいと思います。

監修:獣医師 平松育子

(ふくふく動物病院)

犬に落ち着きがない時

いつもは落ち着いて過ごしているワンちゃんが、ある日急にそわそわと落ち着きがなくなった場合、飼い主さんはまず何を思いますか?

寝そべる犬

「明らかにいつもと違う。何かあったのかな?」と、まずは思うはずです。
「いつもと違う」と飼い主さんが感じた時点で、犬に何らかの異常が生じているということで間違いないでしょう。なぜなら、毎日一緒に過ごし、愛犬の事を一番分かっているのが、飼い主さんだからです。

この時決して、「うちの子はもともとの犬種や性格が落ち着きのないタイプだから・・」と、素人判断で病気を判断してしまわず、まずは犬の様子をよく観察してどんな不調が見られるのか、どんな異常が考えられるのか、良く見てあげてください。

それでは今回は、「愛犬に落ち着きが無い」理由について、主な4つの原因をまとめましたので、一緒に見て行きましょう。

元気がない子犬

不安やストレスからくる落ち着きのなさ

まず、考えられるのが「ストレス」です。
急な引っ越しや家族の移動などがあった場合、犬が急激にストレスを感じる場合があります。同じ空間で暮らしているとなおのこと、ワンちゃんも同じように不安を感じてしまうものです。
そうすることで、なんとなく平常心を失ってしまってストレスを露わにするようになります。その顕著な症状が落ち着きがなくなるということです。
寝場所を頻繁に変えたり意味もなくうろうろと歩きまわったりと、いつもの落ち着きを無くしてしまうものです。

まずは家の中で考えられる原因を探ってみてください。案外身近なことが原因になっているかもしれません。

気分転換になるように散歩を多くしてみたり、おやつやご褒美を意識的に与えてみることも対策になるかもしれません。
もしかしたらワンちゃんの方も、飼い主さんともっと深くコミュニケーションを取りたいと考えているのかもしれません。

あまりに情緒不安定な場合には、安定剤などを微量だけでも投与してもらうなど、獣医さんと相談をすることをオススメします。

分離不安や神経症の場合には、飼い主さんとはなれるだけで急に落ち着きを無くしてしまい、中には凶暴になってしまうワンちゃんもいるようです。
これは大変危険なので、出来るだけそこまで症状が強く出る前に何とか食い止めたいですよね。

犬の認知症

その場で円を描くようにクルクルと歩きまわるという症状がある場合には、単に落ち着きがないということに加えて、認知症の症状として受け止める必要があります。

脳の機能が低下することでいろんなことが制御できなくなって、同じような行動を繰り返すようになるのです。ある程度仕方のないことですが極力早めに気づいてあげたいですよね。

体調不良による痛み

ワンちゃんは痛みには相当強いと言われていますが、腹痛などを起こした場合には尻尾を下げてひたすあ歩き回ったり、落ち着きのない症状を見せることが多いのです。

自分でもどうすれば良いのかがわからずに、落ち着きを無くしているかわいそうな状態です。

このような状況を察知した時にはとにかく、緊急性があるとして可能な限り早めに動物病院をを受診することをオススメします。

まとめ

布団で寝る犬

犬にとって落ち着きはなくなるというのは大きなサインだと思います。何らかの障害が生じているから落ち着かなくなるのです。

犬にとっても緊急的に気分が優れない場合がほとんどです。落ち着かない犬というのは珍しくなく、単に性格的に明るく遊び好きであるという場合にはなんの心配もないのですが、たいていの場合には病気が隠れているわけです。

その判断は素人ではなかなか難しく、性格的なものを加味して考える必要があります。
病気という視点で考えてみると、落ち着きがなくなる場合にはたいてい、脳や神経の病気が潜んでいます。

特に てんかんの場合には、落ち着きがなくなってうろうろとするという症状が一番顕著 に出ます。この病気について単に問題行動と片付けることはできません。病気の方も深刻な問題なので獣医さんの管理のもと見守ってあげる必要があります。

神経系の場合には、人間のパニック障害とおなじように、突然の大きな音や花火や雷などの音に反応をして落ち着きを無くしてしまうのです。犬にとっては一大事なのです。

普段から落ち着きのない犬が持続的に落ち着きのなさが続く場合と、落ち着いた性格の犬が急に落ち着きを無くす場合とは違うということを見分けてください。判断に迷う時には動画などを撮影して獣医さんに判断してもらうと良いと思います。

▼犬の病気を症状や病名から調べる▼
犬の病気大辞典!知っておきたい基礎知識

記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

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  • 女性 mocmoc

    落ち着きがない時は、どこか安全な場所へ隠れようとする行動が見られます。愛犬がいないと思ったらトイレの中に隠れていたり、お風呂場に居たり。テーブルとタンスの間の狭いところに隠れてじっとしていることもありました。じっとしているなら落ち着いているのかと思いますよね。実際はその場所にずっといるわけではなく、ふらふらと歩き回り、また次の安全な場所に隠れようとするのです。こういう行動を取る時は地震や台風、雷など自然災害の時が多いです。
    対策として、愛犬が何か不安になっているなと思った時はTシャツを着せるようにしています。犬が不安定な時はボディラップが効くと読んだのですが、実際に手早く巻くのは難しいです。犬Tシャツを代わりに着せたところ、長毛のおかげか服を着せると少しピッタリに見えるのですが、そのくらいの強くない圧でも落ち着いてくれます。
  • 40代 女性 かえで

     実家で飼っていたわんちゃんはみんな落ち着きがありましたが、下痢や嘔吐やどこかが痛い時には、落ち着きがなくなりました。あとは、ペットショップに預ける時には、そわそわしていました。お腹をこわしたときには、そわそわにつきあって落ち着くように背中をなぜてやったりしていました。 獣医さんに診ていただきお薬をもらい、治療をしていただきました。
    ポメラニアンちゃんは、精神的にそわそわがひどい状態が続いたので安定剤を処方していただいて飲ませていたりしました。初めは調子が悪くて落ち着きがないのかと思って検査をしたりしましたが、どこにも異常がなくて、悩みました。
    1日中寝ている以外はそわそわするので、心配をしました。
    落ち着きがない場合はなにか原因があるので、感じ取ってあげたいですね。
  • 20代 女性 ゆず

    動物病院に行く時は落ち着きがないように思います。他には、大好きな人に会った時も嬉しすぎて落ち着きがなくなります。このように、不安がったり興奮すると犬はそわそわしたり震えたりしますよね。そういう落ち着きのなさは問題ないと思うんですが、体調が悪かったりストレスを感じて落ち着きがないっていうのは心配になりますよね。愛犬をよく観察して普段と違いがないかどうか確認したいと思いました。
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