犬のわがままを放っておくと、こうなります！
１．要求吠えをします
お散歩に行きたいとき、おやつが食べたいとき、遊んでほしいときなど、自分の要求を通すために吠え続けるようになります。その要求が通るまで吠えることをやめません。
おやつをもらえるまで吠え続け、それでもおやつをもらうことができないときは、さらに飼い主さんを困らせます。飼い主さんに噛みつくかもしれません。物を破壊してアピールするかもしれません。そこまですれば、飼い主さんがおやつをくれることを知っています。
初めはちょっとしたわがままだったかもしれません。しかし、そのわがままを放っておいたことで、わがままが悪化してしまったのです。わがままを通せば、飼い主さんが降参して、要求に応えてしまうことも知っています。
２．まともにお散歩することができません
ぐいぐいとリードを引っ張って歩くようになります。自分の行きたい方へ行き、飼い主さんが「こっちだよ」と言っても、その通りに歩こうとはしません。道路を渡るとき、飼い主さんが「止まれ」「待て」と言っても、止まることも待つこともしません。車が走ってきているのに、道路を走って渡ろうとします。これでは、落ち着いてお散歩するどころではありません。常に危険な状態です。
３．ごはんを食べてくれなくなります
“ぼく、このごはん飽きちゃったもん！”なんて、ごはんを食べてくれなくなります。そんなわがままを聞き、ふりかけをかけてあげたり、味や香りの強いウェットフードを混ぜてあげたりなど、対策していませんか？それは対策とは言えません。
わがままによってごはんを食べてくれないときは、1時間ほど、ごはんを出したまま放っておきます。そうすると、本当はお腹が空いているので、食べてくれます。それでも食べてくれないときは、ごはんを片付けてしまいましょう。お腹が空いているのに、次のごはんの時間まで食べることができないなんて、犬も“わがまましすぎちゃったな”と、反省するはずです。
４．常に食べ物をねだるようになります
わがままを放っておくと、常に食べ物をねだるようになり、飼い主さんや家族のごはんまで欲しがるようになります。欲しさゆえに、飛びかかったり、吠え続けたり、噛みついたりしてアピールします。
だからといって、人間のごはんを与えてしまっては、さらにわがまま度をアップさせてしまうだけです。それだけではなく、肥満や病気になるなど、不健康になってしまいます。わがままでない犬は、人間の食べ物を欲しがったとしても、飼い主さんから「これはダメだよ」と言われれば理解することができます。決して、ねだり続けたりしません。
５．聞こえないふりをする
わがままを放っておくと、犬は、飼い主さんのことを無視するようになります。飼い主さんの言葉がしっかり耳に届いているにも関わらず、聞こえないふりをします。カラダを触って呼びかけてみても、寝たふりを続けます。
人に対して忠実なはずの犬が、わがままを放っておいたことで、リーダーであるはずの飼い主さんを無視するようになってしまうなんて、重篤な状態ですよね。むしろ、もう、リーダーだとは思われていないでしょう。どちらかと言うと、飼い主さんの方が犬に忠実な人間になってしまっているかもしれません。
まとめ
犬のわがままを放っておくとどうなる？
- 要求吠えをし続ける
- まともにお散歩することができなくなる
- ごはんを食べてくれなくなる
- 常に食べ物をねだるようになる
- 聞こえないふりをする
こうなります。完全に飼い主さんを無視した状態になります。これでは、愛犬の安全や健康や寿命を守ることができません。わがままを放っておくことや、わがままを聞いてあげることが優しさや愛情ではありません。基本的なしつけをしっかり行い、良いことと悪いことの区別ができるよう、人間社会を学ばせてあげることが愛情だと思います。
