犬は何歳からシニア?
犬は歳をとるスピードが早い
ご自宅の愛犬は今何歳ですか?もし、子犬から迎え入れたのであれば、愛犬の成長するスピードが、物凄く早くて驚かれたのではないでしょうか。犬は人間の何倍ものスピードで歳をとってしまいます。そして、様々な老化現象が始まるシニア期も思いのほか早く訪れるのです。
5歳からシニア犬!?
犬のシニア期は一般的に小型犬と中型犬は7~8歳から、大型犬であれば更に早くて5~6歳からシニア期に突入すると言われています。人間の感覚で言うと、まだまだ子供の年齢なので本当に早いですよね。
犬は身体の大きさによって歳をとるスピードが異なっているため、小型犬、中型犬に比べると、大型犬がシニア期を迎えるのは少し早くなっています。大型犬は成犬になってから歳をとるスピードが早いため、老化現象が起こる年齢も早いと言われています。
とはいえ、これは一般的な「年齢」でしかありません。実際にシニア期に突入しても、元気いっぱいなワンちゃんはたくさんいます。年齢はあくまで基準なので、愛犬の行動をよく観察して体力面などを判断してあげましょう。
成犬とシニア犬の行動の違い4つ
睡眠時間
基本的に犬は睡眠時間を多く必要とする生き物ですが、シニア犬になると成犬の頃よりも、更に寝ている時間が長くなります。
- 成犬の平均睡眠時間 12~15時間
- シニア犬の平均睡眠時間 18~19時間
成犬でも1日24時間の半分は眠っていますが、シニア犬になると疲労回復に時間が長くかかってしまうため、起きている時間が極端に短くなります。飼い主さんから見ると、1日中寝ているように見えるのではないでしょか。睡眠時間が長くなるとともに、声をかけても反応しない、また起きてくれないなども老化現象のひとつと言われています。
お散歩
犬にとって大切で大好きなものがお散歩。成犬のお散歩は元気いっぱいで、楽しくて飛び跳ねるように歩く子もいるのではないでしょうか。シニア犬になると、お散歩自体に興味がなくなってしまい、楽しめなくなる子もいるようです。お散歩以外にも今まで大好きだったオモチャなどに対しての興味も薄れ、遊ばなくなってしまうことも。
無理をさせる必要はないと思いますが、遊ぶこと、大好きな人や犬の友達とのコミュニケーションは、脳の老化を予防してくれます。できるだけお散歩に出て、風邪や日差し、匂いや音を感じるだけでも脳への刺激になります。「シニア期、突入かな?」と感じたら、愛犬が興味を示すものを見つけ出し、遊びに誘い毎日楽しい時間をつくりましょう。
ご飯
犬は食べることも大好きですね。そして、野性の本能が残っていて早食いをする子が多いと思います。成犬は出された食事を凄いスピードで、あっという間に食べ終わってしまうのではないでしょうか。シニア犬は食欲が落ちる子が多いので、食べることへの関心が低くなることが多いです。
しかし、年齢を重ねることで、身体が必要とする栄養素に変化があり、食べ物自体の好みにも変化が出ることもあります。食べないからと言って一概に食欲が落ちていると言えるわけではありません。シニアの年齢に突入したら、ご飯を食べるときの様子もしっかりと観察し、シニア犬に合ったご飯を用意してあげましょう。
動き方
人間同様に犬も老化によって筋力が落ち、足腰も弱ります。成犬は歩くスピードも早く、ドッグランなどで走り回ることが大好きですが、シニア犬はとてもゆっくりとした歩き方で、トボトボと力なく歩いている子が多いです。
また、歩いているときだけでなく、全体的に動作は鈍くなります。寝ている状態から立ち上がるときに今までより時間がかかる、また立ち上がれないことも。筋力の低下やホルモンバランスの乱れから身体が震えることもあります。身体の震えに関しては体温調節の機能が老化している可能性もあるので、動くことを面倒がるシニア犬は室内の温度も適温を心がけてあげましょう。
まとめ
犬は本当に、あっという間に歳をとってしまいます。成犬の頃から、ストレスなく規則正しい生活を送ることで老化を遅らせることは可能です。健康的な毎日と、質の良い食事、飼い主さんからの愛情で、高齢になっても元気に過ごせる毎日を目指しましょう。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名