トイプードルの病気やケガ

22487view

トイプードルの病気やケガ

トイプードルは非常にデリケートで病気や怪我になりやすい犬種です。かかりやすい犬の病気をいくつかご紹介しますので、愛犬のために早めの対策をとりましょう。

登場人物

  • はなこ

    はなこ

    犬を飼いたい22歳の女の子。アホっぽく、かわいらしい女の子なんだけど、ところどころ言葉がきついんだ。犬飼さんに同情しちゃうね!

  • 犬飼しゅんすけ

    犬飼しゅんすけ

    はなこの会社の上司さん。大の犬好き!すごく犬に詳しくて、はなこに犬のことを親切に教えてあげるやさしい男性だよ。

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

犬飼さんって、いつも元気ですよね。風邪とか引かないんですか?

あまり引かないね。犬と散歩してると僕の体も健康的になるし、良い事だらけだよ。

犬飼さんはどうせ風邪引かないし病気とかなさそうだから良いけど、もしわんちゃんが病気になったらどうしよう…!

あの、少しは心配してよ…。

様々な犬の病気

犬飼さん!!トイプードルの病気やケガについて教えてください!!

非常に良い心構えだね!見直したよ!

トイプードルは非常にデリケートな犬種で、目の病気、皮膚病、アレルギー等にかかりやすいんだ。

では、小型犬がかかりやすい病気や怪我を部位別にみてみよう!

目の病気

白内障・緑内障
白内障

・症状と原因
目の中にある水晶体が白色または黄白色に白濁し、視界にモヤが広がっていく病気です。原因は様々ですが、先天的・後天的、若年性・老齢性など様々な要因で発症する恐れのある病気であり、シニア期だけでなく、子犬期、成犬期と全ての年齢に発病します。

緑内障

・症状と原因

眼球内の液体異常で眼圧が高まり、網膜や視神経が圧迫され痛みと視覚障害を起こす病気です。また、神経を圧迫されるため、強い痛みによる嘔吐や食欲・元気の低下など様々な体調異常を起こします。 ・治療と予防
家の中でもいたるところで障害物にぶつかりやすくなったりといった行動が目立ちます。白内障・緑内障、共に進行すると視力障害や失明に至るため、早めに動物病院の診察を受けるようにしましょう。

眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)

・症状と原因
俗に言う「逆さまつげ」。巻き込まれたまつ毛が眼球を傷つけ、かゆみや痛みを伴い眼が出たり眼やにが多くなります。角膜炎や結膜炎等を引き起こす原因にもなります。・治療と予防プードルは遺伝的にまぶたが内側に巻き込まれやすい犬種のため、まつげを抜いたり、または手術等で改善されます。

流涙症(涙やけ)

・症状と原因
先天的、あるいは病気がきっかけで、涙を排出する目と鼻をつなぐ管が詰まり、涙が多量に出る病気です。多量の涙が原因で目の周りの毛や皮膚に異常が起こることもあります。目やにや涙のせいで、目頭が変色してしまうことがあり、アプリコットやホワイト等、毛色が薄いと目立ってしまいます。

・治療と予防
食べ物が原因の場合もあり、食事を変える事で治る事もあります。そして、目の周りを丁寧にふき取ってあげましょう。常に目の周りを清潔に保ち、乾燥させるようにケアをしていくことが大切になります。

進行性網膜萎縮症(PRA)

・症状と原因
目の網膜が徐々に萎縮し、最終的には失明に至る遺伝性の病気です。暗いところが見えづらくなり、散歩に行きたがらなくなります(物にぶつかったり、どこかに落ちたりするなどの原因で)。徐々に進行する病気ですので、気づきにくいという問題があります。トイプードルも発症しやすい犬種になります。

・治療と予防
予防法や治療法はハッキリ言うと「ありません」。医師に進行性網膜萎縮症だと診断された時は、今後のことを考えてあげるようにして、日々のストレス等をなるべく軽減してあげるように心がけましょう。そして、最近では遺伝子検査で事前に調べることが出来るので、早めに動物病院の検査を受けましょう。(繁殖も避けるべきだとされています。)

皮膚の病気

アトピー性皮膚炎

・症状と原因
アレルギー反応を引き起こす原因物質(ハウスダスト、ダニ、花粉、真菌など)を吸引する事が原因で免疫異常を起こし、痒みを伴う皮膚炎や発疹の症状が出ます。1~3歳頃に発症しやすい傾向にあります。

・治療と予防
育て初めから食事による体質改善や、清潔な育成環境の整備を行ういましょう。体の清潔を保つように心がけましょう。

脂漏性皮膚炎

・症状と原因
皮膚の新陳代謝機能が過剰反応し、皮膚がベタッと脂っぽくなったり、体臭が強くなったり、肌が乾燥してフケが多くなるなどの症状が出ます。全身をかゆがるため脱毛に繋がるほか、脂漏体質は外耳炎になりやすい、など別の病気につながるため、注意が必要です。とても稀な病気ですが、一度発症すると非常に治りにくいので、油断はせずに。

・治療と予防
原因に直接的に効果のある治療法はいまのところありませんので、医師の判断によりお薬が出ます。気軽に相談してみましょう。日々のケア(ブラッシングやシャンプー等)が非常に重要になってきますので、皮膚等を常に清潔を保つように意識することが一番の予防になるでしょう。

膿皮症

・症状と原因
犬の皮膚炎で一番の発症率とされています。目や口の周りや、手足の付け根の皮膚などに発疹が出来る病気です。患部には、腫れ、化膿、痛みの症状が出て、脱毛や色素定着を招きます。不適切なシャンプー剤や栄養不足による細菌異常が原因と考えられていて、様々なケース(表面性膿皮症、浅在性膿皮症、深在性膿皮症)があります。どの犬種でも発症する可能性を秘めており、0歳~2歳くらいまでの若く皮膚が弱い時期にかかりやすいです。

・治療と予防
病院で適切な診察を受ける事をお勧めします。診断してもらったら抗生物質を2週間以上飲ませるのが一般的です。予防策として尿により汚れやすい肛門や下腹部のケア、食事により汚れやすい口周りのケア、陰部の周りや内股周りのケアなど、常に清潔を保つよう心がけましょう。こまめにブラッシングもし、シャンプー等で濡れた後はしっかり乾燥させましょう。

骨の病気

膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)

・症状と原因
後ろ脚の膝のおさら(膝蓋骨)がずれる、もしくは外れる病気です。小型犬に広く見られる病気で、トイプードルも該当します。先天性(発育時に形成異常がある場合)と、後天性(落下や怪我がきっかけの場合)の2パターンがあり、元気な犬(ジャンプが好き、高いところから飛び降りる犬)ほど症状に陥りやすいため特に注意が必用です。症状が進むと、3本足で歩く、不自然なスキップ、つま先立ち、膝の腫れ、などの症状が見られます。

・治療と予防
少しでもおかしな行動があるようなら動物病院で診てもらいましょう。また、クッション効果のある床材やカーペットを床に敷いたり、ジャンプを制限するしつけを行う事で、ある程度予防する事が出来るので、あらかじめ準備しておくのが効果的です。

レッグ・ペルテス症

・症状と原因
生まれて1年未満の成長している段階で、大腿骨(だいたいこつ)の変形によるもの。7週間前後かけて進行する。症状が悪化すると足を引きずるようにして歩く。原因は定かではないが、遺伝、ホルモン異常、骨や関節の異常等で大腿骨が部分的に壊死するので痛みを伴う、といわれている。

・治療と予防
X線検査で判断をし、症状が比較的軽い場合は安全なゲージ等でサプリメント投与で経過を見る。症状が重い場合は手術をし、術後はマッサージやリハビリ、軽い運動等で経過を見る。

脳の病気

てんかん

・症状と原因
脳を構成する細胞(ニューロン)の活動異常が原因で、突然のけいれんやひっくり返って泡を吹くなどの発作を起こします。挙動不審になる、口元をゴソゴソさせる、じっと一箇所を見つめるなどの前兆もあります。症状は30秒~数分程度続き、発作が治まると元通りになることが多く、水分や食事の量が増える等の傾向にあります。

・治療と予防 発作を繰り返すたびに症状が重くなるケースが多いため、抗てんかん薬などで発作を抑えながら過ごすのが一般的です。完治は難しいとされています。

生殖器の病気

停留睾丸(オス)

・症状と原因
睾丸は通常であれば6ヶ月ほどで陰のうに降りてきますが、正常な位置へ降りてこなくなる、内部にとどまってしまうのが停留睾丸です。遺伝による先天的なものや、性ホルモン不足、睾丸の降下を阻止してしまう物理的なもの、等の原因が挙げられます。長期間放置した場合、精巣ガンに至る場合があり、あまりに長い期間放置するのは危険です。(停留睾丸は大きな体のプードルから小さい体に品種改良を行った時の名残りと言われています。)

・治療と予防
去勢手術をするのが一般的になりますので、医師との相談が必要です。成長と共に「睾丸腫瘍」に発展することもあるので、心配であれば相談をし、検査をしてください。

子宮蓄膿症(メス)

・症状と原因
外陰部から子宮内部に細菌が感染して起こる病気です。おりものや多飲・多尿に注意してください。6歳以上で出産の経験が少ないか、全く無い犬に多いです。初期は、水分を大量に摂取し、尿量が多くなります。そして子宮内に膿が溜まると腹部にふくらみが生じます。また、食欲低下、発熱、嘔吐、膿のようなおりものが見られるようになります。

・治療と予防
不妊治療や出産の経験が無い、いつもより異常に水分を摂取する等のときは至急医師に確認をお願いします。死に至る危険性の高い病気なので、おかしいと感じたら動物病院へ出向いてください。

心臓の病気

僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)

・症状と原因
小型犬のなかで最も多いといわれる心臓病です。症状は、心臓に流れる血液の一部が逆流する病気です。発症時は大きな症状はありませんが、症状が進行すると、手足の冷え、息切れ、発作などが起き、最悪の場合不整脈などが原因で突然死してしまうこともあります。

・治療と予防
完治は難しいとされていて、一般的には医師にお薬を処方してもらいます。飼い主にできる予防方法は肥満を回避することです。そして早期発見が一番の対処ですので、動物病院等でマメに診断してもらいましょう。

僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)

・症状と原因
小型犬のなかで最も多いといわれる心臓病です。症状は、心臓に流れる血液の一部が逆流する病気です。発症時は大きな症状はありませんが、症状が進行すると、手足の冷え、息切れ、発作などが起き、最悪の場合不整脈などが原因で突然死してしまうこともあります。

・治療と予防
完治は難しいとされていて、一般的には医師にお薬を処方してもらいます。飼い主にできる予防方法は肥満を回避することです。そして早期発見が一番の対処ですので、動物病院等でマメに診断してもらいましょう。

その他の病気

副腎皮質機能亢進症(ふくじんひしつきのうこうしんしょう)

・症状と原因
別名「クッシング症」。副腎皮質から分泌されるホルモンの過剰分泌によって引き起こされる病気で、多飲(による多尿)、多食(による肥満)、皮膚が薄くなる、多食なのに痩せる、全体的に毛が薄くなる、ジャンプをしなくなる、などの症状がみられます。病状が進むと、死に至る可能性があります。免疫が低下するので、皮膚炎や膀胱炎などの感染症にもかかりやすくなってしまいます。6歳以上に見られやすい病気ですが、1歳未満の子にも稀に見られます。犬種を問わず発病するクッシング症ですが、小型犬には特に発病しやすいとされています。原因は「コルチゾール(副腎皮質ホルモン)」の過剰分泌によるものです。大量のコルチステロイド剤を投薬(皮膚炎などの症状を抑えるため等)していた場合に、急に投薬をストップすると、副作用としてこの病気が発症するパターンがあります。

・治療と予防
副腎皮質機能亢進症の予防法はハッキリ言って「ありません」ので、早期発見が重要な病気です。大量のコルチゾールを投薬している場合は、投薬を途中で中止するのを避けましょう。そして症状が似ている場合や、気になる場合は医師や動物病院に話をしてみてください。

フォンビルブランド病(偽血友病)

・症状と原因
人間で言う「血友病」に似た症状の病気です。1型[軽度]、2型[中度]、3型[重度]というタイプが存在します。血液の機能欠損(たんぱく質の異常等)により、血液が固まりにくくなり、血が止まりにくくなる症状です。ふとした事で出血がおきるため、突発的な鼻血や、歯茎からの出血、血尿などが見られます。小さい傷等でも、命にかかわる危険性は少なくありません。

・治療と予防
止血の異常を直接的に改善できる治療等はありません。遺伝性の病気のため、発症の疑いがある場合はすぐに動物病院で診察を受け、遺伝子検査を行い、適切な処置を受けましょう。

すごい…たくさんある!!まだわたし飼ってもないのに不安になってきました…。

これを愛犬のためにしっかりと頭に入れて、健康第一で育てていきたいです!!

そうだね。
愛犬の病気でつらい思いをしないように、日ごろからよく健康状態を観察しておく必要があるね。いつまでも、健康で長生きして欲しいからね。

どんな症状にせよ、気になる点や、不安を感じたら、必ず医師や動物病院に見てもらってね。

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

あなたの体験談やハウツー・解決方法など、他の飼い主さんやその愛犬の為にもなる情報をみんなで書き込んで、犬と人の共同生活をより豊かにしていきましょう。

  • 40代 女性 RIRIKA

    面白い書き方ですね。メインの記事の前後にイラストと会話を入れるという形式…。病名など、専門的な説明が続いていたので、前後にちょっとゆるい感じの会話が入ってると飽きないというか…。新鮮で面白いと思います。でも会話がちょっと、だるいという感じも受けます。もうちょっと、簡潔にできたら良いのではないでしょうか?
  • 20代 女性 小夏

    トイプードルちゃんてデリケートなんですね!
    毛が抜けにくくて室内で飼いやすいわんちゃんとしてすごく人気ですよね!
    だから健康で飼いやすいと…!!私てっきり思っていました。
    皮膚病にかかりやすいとなるとシャンプーにも気をつけなければなりませんね!
    飼いやすいからといって体も丈夫だから放っておいてもいいと思ってしまうそんな無責任な考え方はしないでほしいですね!
  • 20代 女性 ゆん

    記事を見させて頂くと、トイプードルに限った話ではないなという印象を受けました。どの犬にも起こりうる病気ばかりです。ただ、膝蓋骨脱臼はトイプードルによくみられることがあります。多くは膝蓋骨を支えている溝が生まれつき浅いことで、膝蓋骨が溝から外れやすいんですよね。
    膝蓋骨脱臼にはグレード分けがあり、グレードが高くなるほど、つまり膝蓋骨の外れ方がひどくなるほど、外科手術の適応になってきます。両方の足の膝蓋骨が外れやすいトイプードルは要注意です。

    激しい運動やジャンプ、転んだりした拍子で容易に膝蓋骨脱臼を起こすリスクがあります。普段と歩き方の様子が違った時にはすぐ動物病院にかかりましょう。
  • 女性 匿名

    散歩の途中で草オ食べて黄色い唾液出して嗚咽しますが、何か原因ありますか。
  • 30代 女性 ちょびこ

    姉がトイプードルを飼っています。それがまたティーカッププードルと言ってもいいほど小さくてかわいらしいんです。足なんて折れちゃいそうなほど細くて、全力で走ったり飛び跳ねたりしているとこちらが心配してしまうほどの体です。トイプードルは本来そんなに華奢なものじゃないと思うんですが、かわいさを求めて小ささを追い求めてしまうと体にもいろいろ支障が出てきてしまうそうですよね。まわりでも膝蓋骨脱臼とペルテスはとてもよく聞きます。ひざにボルト入れている子もいますし、関節が外れやすくてちょっと走るとすぐ外れちゃう子もいて(癖になってて自然に入る程度なんですが)、なんだか体に負担が大きそうだなって気がしてしまいます。
  • 30代 女性 zzz

    以前新聞記事で、トイ・プードルの脚の骨が割りばしほどの太さだと書いてあって驚きました。
    でも確かに、体の小さな子はもっと細そうですよね。知り合いのトイ・プードルはクッションの段差で脚を骨折してしまいました。また別のやはり体重3kgを切るくらいのトイ・プードルは、散歩中にマンホールの穴につまづいて骨折をしてしまったと聞きました。小柄な子ほど骨折リスクは高そうです。
    華奢で長い手足が美しい犬種ですが、その分注意が必要そうですね。
    うちの犬もトイ・プードルの血が流れているので、少し脚が長いです。子犬の頃から生まれつき膝関節が弱いといわれているので、段差や激しい上下運動はさせないように気を付けています。
この記事をシェアする
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。