1.顔を合わせようとしない
犬は興味のない人に対して面白い態度を取ることがあります。それは『顔を合わせようとしない』というものです。人間が興味のない人や嫌いな人に対して行う仕草と全く同じことをするのです。犬が顔をそむける時は人間がする時と意味も同じとなり、なるべく相手に関心を持たれないように顔をそらすことが多いのだそうですよ。
また、犬の似たような仕草には『目を合わせない』というものがあります。相手と目を合わせないことで『敵意がない』という平和的な気持ちを伝えているといわれています。しかし、興味のない人に対して行う場合の『顔を合わせない』『目線をそらす』という仕草は、明らかに相手を無視、もしくは「僕は君に興味ないんだ」といわんばかりの素っ気ない空気感を出しているので、興味がないんだな……ということがすぐにわかると思いますよ。
2.その場を離れる
相手に対して興味がない場合、犬は「ここにいても面白くない」と感じるのかそそくさとその場を離れて、自分のお気に入りの居場所に移動することがよくあります。他にも散歩中に興味のない人や犬と出会った時に興味がないと感じると、相手を無視して別の方向に向いたり「散歩の続きをしよ～」と、リードを引っ張ることもあったりします。おそらく、このような愛犬の行動を見たことがある飼い主はたくさんいらっしゃることでしょう。
犬は自分の興味あるものに対しては貪欲といえますが、興味のないものに対してはクールだなぁと感じてしまう瞬間といえますね。
3.呼ばれても聞こえないフリをする
どうやら人間よりも4倍以上聴覚が優れている犬でも聞こえない声があるようです。というのも、犬は興味のない人に話かけられたり、自分の名前を呼ばれてもまるで何も聞こえていないかのように振舞うことがあるからです。名前を呼ばれても不自然過ぎるほど微動だにしない犬の態度は「これは空耳だぁ、何も聞こえてないぞ～」と無視を決め込んでいることがすぐに分かります。
道端で出会った可愛い犬に話しかけてあからさまに無視を決め込まれたら、凹んでしまうこと間違いなしといえそうですね。
4.触られそうになると吠える
犬は興味のない人に対し『無視をしたり素っ気ない態度をとったりすることが多いといえますが、興味のない人が犬を触ろうとした時はどういった態度をとるのでしょうか。犬によって反応は様々だといえますが、興味のない人に触られそうになると犬は「僕に触るなぁ！」と吠えて嫌がる素振りをみせることがよくあるそうです。
おそらく、興味のない人に対して心を許していないのが吠える原因になっているといえるかもしれませんね。もしくは相手のことを自分よりも『立場が下』、『敵』だと感じて吠えているのでしょう。どちらにしろ、犬に興味を持ってもらい心を開いてもらわないと触れ合うのは難しいといえるかもしれませんね。
まとめ
犬は興味のない人に対して『無視をする』『その場を離れる』『触られそうになると吠える』といった冷たい態度をとることがよくあります。犬が興味を感じない人は、同時に『犬が嫌がりやすい人』である可能性もありますので、仲良くしたい場合は『犬に好かれやすい人』を目指すと良いかもしれません。
例えば、
- ゆっくりと優しい口調で話しかける
- 大きな声で話さない
- 動く時は脅かさないようにおっとり動く
- 香水やタバコなどのにおいをなるべく取り除く
- いきなり近くに寄らない
などを心がけて接するようにすると犬に好印象を持たれやすく、興味を持ってもらいやすくもなるといえるでしょう。犬に興味を持ってもらって少しでも仲良くなれると良いですね。
