ときに仕事や病気、怪我などによって、支障が出ることもある日常生活。犬を飼う人にとって、そんなとき困るのが毎日のお散歩です。旅行など家を空けるときもそうですね。これが二、三日ならワンちゃんにすこし我慢してもらって…ということもあるでしょうが、長期に渡ればそうもいきません。
ドッグウォーカーとは、そんな飼い主さんに代わって「犬の散歩代行」をしてくれる人たちのことです。
日本ではドッグウォーカーのみのお仕事はまれで、ペットホテルやペットシッターの預かりサービスのひとつといった形がほとんどですが、反対にアメリカの大都市では犬の散歩代行はポピュラーなアルバイト。
一人がたくさんのワンちゃんをリードでつないで散歩させている姿を、街で見かけることが出来ます。
犬の散歩代行「ドッグウォーカー」になるのに資格は必要?
特別な資格は必要ありません。が、犬の散歩代行は誰でも出来るお仕事というわけでもないようです。
まず、飼い主さんにお願いされるワンちゃんは、なにも小型犬とは限りません。大型犬を何匹か連れて歩かなくてはならないこともありますし、小型犬だとしても、ひどくワンパクな子もいます。
彼らをまとめ、問題なく散歩を済ませなくてはならないわけですから、ある程度犬に慣れ、かつ、体力があり、周囲にも気を配れる方でなければ務まりません。
また、短い時間といえど、愛犬を人に任せる飼い主さんを思えば、そこには犬の散歩代行に多少の不安があるはず。基本的な礼儀もさることながら、ドッグトレーナーや動物看護士、または犬を長年飼った経験など、犬に関連する資格や知識を持っていれば、信頼を築くうえでプラスになるのではないでしょうか。
犬の散歩代行「ドッグウォーカー」を利用にあたっての注意点
当然ですが、ドッグウォーカーはお預かりするワンちゃんのことを初めはなにも知りません。ワンちゃんの年齢や犬種などから一般的なことはわかっても、共に暮らす飼い主さんほど詳しい人はいないのです。
安心して飼い犬を預けるためには、まず、飼い犬の癖を犬の散歩代行「ドッグウォーカー」にきちんと伝えることです。
吠え癖、噛みつき癖、または性格が臆病、持病があればそれについて、事前の話し合いがなにより不可欠です。
それから、いつものお散歩コースをお願いする場合は、トイレの場所やお気に入りの場所、こわがる場所なども伝えておきましょう。
いつも通りとは行かないでしょうが、配慮してくれるはずです。
犬の散歩代行「ドッグウォーカー」上手く活用するために
初めての方に愛犬の散歩代行をお願いするにあたって、不安なのは飼い主さんだけではありません。
ワンちゃんによっては、慣れない相手とは散歩をしない、という子もいます。
いざお散歩するときになって問題が発生しないよう、あらかじめドッグウォーカーの方と相談をしましょう。
また、飼い主さんが不在の場合は、犬の散歩代行「ドッグウォーカー」が家の中に入ることもあります。余計な疑いはかけたくないもの。ご自宅の貴重品は必ず持って出かけ、入られたくないお部屋には鍵をかけてください。
犬の散歩代行「ドッグウォーカー」の制度は、飼い主さんの負担を減らし、ワンちゃんも満足できるものです。うまく連携をとって、愛犬との暮らしをより豊かにしていきましょう。
ユーザーのコメント
30代 女性 リリー
我が家の犬は、食べ物が落ちていると急に引っ張る癖があるので、その点は特に注意して下さいと伝えました。代行してくれる方がケガをしては大変ですよね。そういった預ける際の伝達によって、無事にお散歩に行ってくれるので、くれぐれも忘れずに伝えましょう。
30代 女性 ゆい
20代 女性 とも
30代 女性 なっち
しかし、私も犬を飼っている側の人間として、短期間の外出ならペットホテルよりも、散歩代行を頼んだ方が愛犬もストレスがなく留守番ができるのではないかと思います。まだドッグウォーカーの認知度は低いですが、これからどんどん、このような散歩代行のサービスが増えていったら飼い主側は外出がしやすくなると思います。
40代 女性 ほずみ