犬の暑さ対策。4つのポイントと注意点

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犬の暑さ対策。4つのポイントと注意点

犬の暑さ対策は、全身毛ムクジャラのわんちゃんにとって必須と言えます。そんな夏の暑さに弱い愛犬のためにも、しっかりと犬の暑さ対策をしていきましょう!

監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

犬の暑さ対策

これから、やってくる”夏”。

まだ、熱中症にはならないだろう!なんて思ってはいけません。

もう、熱中症がすぐそこまでやってきています。

油断は禁物です!犬の暑さ対策をどのようにしていったらよいかを考えいきましょう。

犬の暑さ対策を必要とする”熱中症”とは?

熱中症とは

体に熱がこもってしまい、体温調節機能がうまくいかなくなる病気です。

熱中症は、死亡することもあります。

熱中症の症状

  • 体が熱い
  • 息づかいがあらくなっている
  • ぐったりしている
  • ふらつき
  • 意識がなくなり倒れる

犬の暑さ対策をおこなう時期や環境

犬の暑さ対策は、熱中症になりやすい5月中旬から10月頃まで行うとよいでしょう。

以下は熱中症になりやすい環境です。

  • 高温かつ多湿
  • 高温の時
  • 多湿の時
などでは、特に注意が必要です。

犬の暑さ対策が必要な、犬種や性質

生き物全てにおいて暑さ対策は必要ですが、犬の暑さ対策がより必要な犬種がいます。

  • 大型犬
  • 肥満気味の犬
  • 高齢犬
  • 子犬
  • 短毛犬
  • 短頭犬

愛犬が上記に該当する場合は注意してあげましょう。

犬の暑さ対策の方法

犬の暑さ対策に必要な、室内環境

クーラーを使用するときは、設定温度を28度前後にしてください。

しかし犬によっては28度でも暑がる犬がいるので、犬の体調や様子をみて25度前後に設定する必要もあります。冷えすぎる室内もいけません。

直射日光の当たらないところにハウスなど設置しましょう。

また、直射日光が入らないように、カーテンなどをとりつけましょう。

犬の暑さ対策に必要な、食事管理

夏場で体力がたくさん必要だからといって、食事量を増やしたりはしないでください。体重が増えれば増えるほど熱中症のリスクが上がります。

食欲も落ちてくる犬もいますので、涼しい時間帯にあげるといいでしょう。

水分補給は必ずできるように、給水管理をしっかりとしてください。

お水の置く場所を増やすのもいいと思います。

また、あまりにも暑い時は、犬に氷水を与えてもいいです。

その時は、お腹を壊してしまうといけないのであげすぎに注意してください。

犬の暑さ対策における、散歩方法

犬の暑さ対策

一番大切なことは、散歩は涼しい時間帯に行く事です。

人間と違って、犬は素足で歩いています。

コンクリートなどで、足にやけどをしてしまったりすると危険です。

夜は涼しいだろうと思っても、蒸し暑い夜の散歩は控えた方が無難でしょう。 また、人間が涼しいと快適と感じる気温でも、犬が熱中症になる可能性は充分にあります。犬の心臓は人間よりも地面に近い位置にあり、特に外出先などでは地面からの照り返しや放射線の影響を直接体に受けやすくなってしまいます。そのため犬の体温があがりやすく、熱中症になってしまうことがあります。

お散歩中はこまめにお水を与えてください。

あと、歩きっぱなしもよくないので、日蔭で休憩も必要です。日陰であるということがポイントで、たとえ気温が23度程で人間にとって快適であっても、日なたではアスファルトの温度は30度を超えて、10度以上の差が出てしまうことがあります。

外出先や買い物などで「短い時間なら大丈夫だろう。」と、犬をつないで待たせている間に地面の温度が上昇して、待っている犬が熱中症になってしまうこともあります。また、人間が涼しいと感じる夜間の散歩も、まだアスファルトの温度が冷めていないうちは注意が必要です。

そして、もうひとつ見落としがちなのが、車の中の温度です。犬をクレートやキャリーバッグに入れて、車で一緒に外出する方もいらっしゃるかと思います。エアコンで車内の温度は下がりますが、クレートやキャリーバッグの中の温度はなかなか下がりません。また犬の体温で熱がこもりやすいので、犬の様子を見ながら温度調節をしてあげることも大切です。

散歩などの外出時には、冷えた犬用のバンダナなどを、利用するのもよいでしょう。

犬の暑さ対策における、留守番方法について

留守番中は、本当に心配になりますよね!クーラーで28度前後に設定して外出してください。

お水も何か所かに置いて行ってください。

できるだけ、ペットボトルの自動給水器はやめてください。

十分な水分補給ができるため、お皿にお水をいれるタイプにしてください。

犬の暑さ対策における、絶対にしてはいけないこと!!

  • 犬を車内に置いておくこと。
    (短時間でも危険です。)
  • 風遠しがよいからといって、エアコンをかけないこと
  • 飲み水を、ペットボトルの自動給水器のみにしていること
  • 夏場だからと言って、食事量を増やすこと
    (肥満になるのでやめましょう)
  • 熱中症になった時の対処方法について(応急処置)

    まずは、体を冷やすことが必要なので、水があるところでしたら、水を犬の体にかけてください。

    水を張る事が出来るのであれば、犬の顔だけを出して、体全体を水の中にいれましょう。

    だいたい、5分くらいが目安です。

    意識があれば、お水もたくさん飲ませてください。

    応急処置をしたら、動物病院へいきましょう。

    意識がない時は、保冷剤などで体を冷やしながら動物病院へ直行してください。命にかかわることになりかねません。

    動物病院に行く時は、電話連絡をしてから向かいましょう。

    犬の暑さ対策によいグッズ

    すのこ

    犬の暑さ対策

    ハウスの下に、すのこを置いて、その下に保冷剤をおきます。

    この時、犬が誤食しないように管理してください。

    冷凍ペットボトル

    水がはいっているペットボトルを凍らせて、それにタオルを巻いて、犬の近くに置いておく。

    こちらも、留守番などの時に、ペットボトルをかじったりすると危険なので、見えている範囲で使用してください。

    ひんやりバンダナ

    市販されている水で濡らすタイプの冷却バンダナです。

    お散歩の時にも使えます。

    室内用のひんやりマット

    保冷材や水などを利用して、マットを冷たく保つタイプのグッズです。

    ホームセンターなどペット用品売り場に、おいてあります。

    最近、私がみつけたのは、100円均一で小さ目ですが、ひんやりマット売っていました。

    犬の暑さ対策

    犬の暑さ対策

    多頭飼いの場合の暑さ対策方法

    我が家は、3匹の多頭飼いです。

    愛犬が生活している部屋は、フローリングなので、ひんやりグッズより、フローリングの風が当たるところが大好きみたいですが、ちゃんと犬の暑さ対策をしています。

    ひんやりマットを置いたり、犬用ベッドの下に、すのこを置いて、さらにその下に、保冷剤をおいたりしています。

    ひんやりマットの上では、気持ちよく寝ていますよ!

    最後に

    犬の暑さ対策は、とても難しいものです。

    犬は言葉を発してくれないので、どんな状態なのかを把握することが難しいので、飼い主の判断のみになってしまいます。

    なので、飼い主がきちんとした知識をもつことが、なにより愛犬を守るために必要になります。

    ほんの少しの時間だからといって、暑い中暑さ対策をしないで外出したりしてしまうと、帰宅したら・・・・・ということもあります。

    なのでしっかりと環境管理をして、愛犬をまもってくださいね!暑さ対策は、これから必須な季節になってきます。

    愛犬と楽しいサマータイムをお過ごしくださいね!この夏をエンジョイしましょう!

    平松育子先生

    記事の監修
    • 獣医師
    • 平松育子先生
    • (ふくふく動物病院 院長)

    山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

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    あなたの体験談やハウツー・解決方法など、他の飼い主さんやその愛犬の為にもなる情報をみんなで書き込んで、犬と人の共同生活をより豊かにしていきましょう。

    • 40代 女性 oomiya

      我が家の犬は暑がりなので、クーラーの設定温度は26℃です。なので冷え症の私は上着と靴下が真夏でも欠かせません。
      犬が留守番中は、クーラーはもちろん付けっぱなしですが、以前一度外出中に停電になったことがあって心配なので、ケージのメッシュ上の屋根の上に2リットルのペットボトルに水を入れて凍らせたものタオルに包んで3つくらい置いていきます。
      冷気がケージ内に下りるので快適そうです。ケージはクーラーの風が当たらない場所に設置しています。
      体感温度と部屋の室温に差があったら心配なので温度計と湿度計がひとつになったものを、愛犬が普段くつろいでいることが多いケージ周辺に置いてたまに確認するようにしています。
    • 女性 あずさ

      我が家の愛犬はパグなのですが、この夏の暑い時期の日中の過ごし方やお散歩で、とても苦労しています。パグは暑さ寒さに弱いのです!我が家では必ず一日2回お散歩に連れて行っているのですが、お散歩は涼しい早朝に行くようにしています。地面が太陽の熱で熱くなってしまうと、ものすごい熱気を一気に吸ってしまうようなので、気管支に負担がかかると聞きました。夕方のお散歩も午後5時以降にしています。これも暑さを避けるためです。日中家の中は愛犬用の扇風機が回っています。小型のものを購入しました。これがあるとないとじゃ全く違います。また、我が家でもひんやりシートを購入しました!とても気持ち良いようで、この上に座ったり寝転んだりして過ごしています。毎年夏になるといろいろと悩みます。
    • 30代 女性 まろんママ

      そうか、すのこか~!それはなかなかいいアイデアですね(^^)/100均でも売っているし、さっそく取り入れてみようと思います。どうしても寝ている時間が長い分、マットがジメッとするというか熱がこもる感じがするんですよね。犬も熱中症になるというのは聞くので気にしてはいるんですが、家の中にいるとなぜかクーラーの部屋ではなくクーラーがない部屋で寝ようとする子がいるんですよね。冷え過ぎとも思わないんですが、締め切りではなく多少暑くても風が通る部屋の方がいいのかな~?応急処置については参考になりました!しっかり覚えておきますね!それにしても、最近の夏は暑すぎてお散歩の時間が限られてしまって大変ですね。昼間に手のひらで地面を触るとものすごい熱いので、犬も本当に肉球焼けちゃいそうで、全然外に出れません。。。
    • 40代 女性 える

      ここ数年の夏の暑さは尋常じゃないですもんね。人間だってクーラーなしでは過ごせない状態、犬が大丈夫なはずありません。
      ようやく夏が終わろとしていますが、まだ我が家では日中はクーラーを入れる日が続いています。
      夏場のお散歩は、犬の首に保冷剤を巻いているのですが、今年ふと思い付いて、スープなんかを保温できる魔法便水筒のようなものに保冷剤を詰めて出かけてみたら、これが大活躍だったんです。うちは小型犬なので、保冷剤はケーキを買うとついてくるようなものを1個、愛犬の首に手製のバンダナに入れて巻いているのですが、魔法瓶水筒に3個収納できましたので、ドライブや長時間のお出かけに、保冷剤のストックが大活躍しました。
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