トイプードルって初心者にも飼いやすいとよく言われますよね。それにはどんな理由があるのでしょうか。
トイプードルの魅力とは?
大きさがちょうど良い
一般的に3~5kgくらいになり、小さすぎず大きくもなく飼いやすい大きさです。一緒にお出かけも楽しめます。
毛が抜けない
毎日のブラッシングは欠かせませんが、ほぼ毛は抜けません。部屋のお掃除は楽チンです。
カットが楽しめる
様々なカットがあり、個性を出して楽しめます。我が子の可愛さを引き出すカットを見つけるのが楽しい!そして、初心者向けと言われる大きな理由はこれではないでしょうか?
しつけがしやすい
性格が良い
今回はこのトイプードルの性格について、色々と検証してみましょう!
トイプードルの歴史
まずは、トイプードルの歴史から。歴史は性格に大きく関わってきます。
原産については色々な諸説がありますが、フランスと言うのが広く知られています。
15世紀頃は水辺での狩猟犬として主にカモ狩りなどをして、人間と一緒に活動していました。しかし段々と水猟犬としての座は他犬種に取られていき、サーカスなどで活躍するようになりました。
その後、愛玩犬として貴族に可愛がられるようになり、現在は人気犬種としてチワワやダックスと共に名を連ねています。
トイプードルの性格とは?
では、一般的にトイプードルの性格はどのような子が多いのでしょうか。
頭が良い
物事を覚えやすく、それ故しつけがしやすいと言われています。サーカスで活躍していたのも頷けます。
明るく活発
人懐っこく、遊び好き。運動することが好きな子が多いです。
社交的
他の人や犬にも愛嬌を振り撒く
このような子が多いと言われています。
では実際はどうなのでしょうか。
性別での違い
トイプードルは性別によって性格は変わるのでしょうか?
メス
自立心があり、周りに愛嬌を振り撒く。
オス
甘えん坊が多く、飼い主さんにベッタリしがち。
これは、トイプードルと括るよりも犬種全体に言えると思います。どちらかというと、メスの方がしっかり者が多い傾向があります。
毛色での違い
トイプードルは毛色によっても性格の傾向が変わります。
レッド
明るく社交的な子が多い。活発でトレーニング意欲が高い子も多く、トレーニングしやすい。
ブラック
調べると落ち着いた子が多いと書かれているものがほとんどですが、経験上やんちゃな子が多いです。
好き嫌いがはっきりしていて、嫌いなことにはとことん反抗するような気の強さも持ち合わせている。
ホワイト
甘えん坊で、飼い主命!な子が多い。慎重で用心深い子が多いカラー。
アプリコット
繊細で神経質になりがちな子が多い。
ブラウン
明るく陽気な子が多い。とてもマイペース。
もちろん、傾向があるだけで育つ環境によって性格は全く違うものになります。人も同じ血液型の人はたくさんいますが、A型でも大雑把だったりとその中でも性格は違いますよね。
我が家に合う子は?
家庭環境や一緒にやりたいことを踏まえて性格を選ばなければいけません。もしトイプードルを飼うならこんな性格の子がオススメ!
小さな子どもがいる
- 自立心がある
- 我慢強い
- 明るい
小さな子どもがいる家庭では、飼い主さんの愛情が独り占めできません。愛情を独占したい子は嫉妬してしまうでしょう。マイペースで一人で過ごす時間も好きな子だと、飼い主さんも安心ですね。
また、子どもは犬に帯しての扱いが乱暴になりやすいので、ちょっとの事で怒りやすい子はお互いに怪我をしたりとする可能性もあるので注意が必要です。
独り暮らし
- マイペース
- 明るい
お留守番で一人の時間が長くなりがちな独り暮らしの家に飼われている子は、お互いの時間を持てるマイペースな子がオススメです。
また、明るい性格の子はお散歩中などで他の人にも可愛がってもらえるので、飼い主さん同士の交流もしやすいですね。甘えん坊で飼い主さんにベッタリな子だと、お留守番が苦手になりやすいです。
愛犬とアクティブに活動したい
- 明るい
- 活発
- 好奇心旺盛
様々なところへ一緒に出掛けたいという方から、アジリティなどのドッグスポーツをしたいという家庭には、明るく好奇心旺盛な子がオススメです。
また、トレーニングが好きな子なら飼い主さんと一緒に何かをすることに、とても満足してくれるでしょう。
性格の良い子に育てよう
皆さんは、「性格の良い子」と聞いて、どんな子を思い浮かべますか?
- 明るい
- 人見知りしない
- 物怖じしない
- 素直
このようなことを思い浮かべる方がほとんどだと思います。もともと、トイプードルはこのような性格を持っている子が多いです。しかしその良い性格を伸ばすには家庭環境が大切です。人間も同じですよね。
ではどのようなことに気を付けていけば、いつまでもみんなに愛されるトイプードルへと成長するのでしょうか。これから育てる方は少し心に留めて頂けると嬉しいです。
大切なのは社会化期
最近はこの社会化期について、よく勉強している飼い主さんが増えたなーと感じます。社会化期とは、一般的に3~14、15週齢の時期を指します。この時期は物事を一番吸収する時期です。
この時期の経験は、大人になってからとても活きてくるのです。
この時期はたくさんの人や犬に会わせたり、外に連れていってたくさんの音を聞いたりと、とにかくたくさんの経験をさせてほしいのです。
とはいえ、ちょうどワクチンプログラムの真っ最中の時期ですよね。歩けなくても、抱っこバッグなどで外に連れていくことは出来ますし、家に人やお友だちワンコを招くこともオススメです。
性格は変わる
子犬の頃は、大半が明るくて物怖じしない性格の子です。要求以外、吠えたりすることもほとんどないでしょう。この様子を見て、飼い主さんは「うちの子は人も犬も大好きで、吠えなくて良い子だわー!」と安心してしまいがち…でもここが分かれ道!
人見知りや犬見知り、恐怖心などは生後6ヶ月前後で芽生える自我によって出てきます。よく言われがちな「急に吠えるようになった」というのはこの辺りからです。
最初が良い子だからと安心してはいけません。前述したように、社会化期にたくさんの経験をさせましょう。
社会化は限定期間ではない
何度も書いているように、社会化期の経験はとても大切です。そして、社会化期とは子犬の短い期間です。
でも、「社会化」は一生続きます。社会化期は一番吸収しやすい時期なだけであって、そこで終わりではありません。1歳くらいで性格も定まり、吠えないからと言って何もしなくなると、やはり人見知りするようになったりすることがあります。
社会化は一生です。お散歩や家に人を呼んだりと、適度な刺激のある生活を送りましょう。
活動意欲を満足させる
もともと狩猟犬として活躍してきた犬種なので、活動意欲が高いトイプードル。何か作業をすることが好きな子が多いので、その活動意欲を満足させてあげましょう。
一緒にトレーニングしたり、おやつやおもちゃを隠して宝探しゲームをしたり、ご飯は食器ではなく知育玩具で与えたりと頭を使うことはオススメです。
最後に
あくまで傾向があるというだけで、絶対にそうなる訳ではありません。可愛いトイプードルたちの性格をきちんと伸ばして上げて、愛されワンコを目指してください。
ユーザーのコメント
20代 女性 まふぃん
街中でも見かける率はトイ・プードルは本当に多く、他人気犬種と言われるわんちゃん達と比べて圧倒的な数だと思います。これは人によりけりだと思いますがトイ・プードルを飼っている方は次迎えるならトイ・プードル、二頭目を迎えるならトイ・プードルという人が少なくないような気がします。経験談からですが。一緒に暮らすとその可愛らしい見た目や飼いやすさなどから魅了されるんでしょうか♪
大きさ、毛が抜けない、カットが楽しめる、多頭飼いにも向いている、躾もしやすい、この辺りが人気が出る理由だと思います。トイ・プードルは人間に可愛がられるためにつくられたと言われている愛玩犬です。あのくるくるしたチャーミングな毛もカットしなければ伸び放題です。
現在ではトイ・プードルより更に小さいティーカップ・プードルと呼ばれる大きさの子も増えていますよね。ティーカッププードルは正式名称ではなく、ただトイ・プードルより小さいサイズの子をそう呼んでいるだけだそうで、豆柴(小柄な柴犬)と同じようなもので、その呼び方を嫌がる方もいますので本来は存在しない名称だということを頭にいれておいておくと良いと思います。
毛の色で性格に傾向があると言われていますがトイ・プードルの場合はそんなに大きな違いはないので、迎える際は好みのカラーの子を選ぶと良いと思います。街中やペットショップで見かける率が高いのはレッド、アプリコット、ブラウンなので特に人気カラーなんだと思います。
カットも楽しめ毛も抜けにくい犬種ですが、他犬種に比べて定期的なカット代はかかることは頭に入れておきましょう。
女性 リベラ
とにかく、本当に飼いやすいですね。いや、もはやワンコではありません。
賢い→人間と同じです。褒めるところしかないぐらいうちはお利口さんです。
0歳の時にうちに来ましたが、トイレを覚えるのも早かったですし、しつけというしつけをほとんどしてないのですが、本当にお利口さんです。
毛はブラッシングの時以外は抜けませんし、無駄吠えもほとんどありません。
甘えん坊さんで家にかえると抱っこして~と甘えん坊さんです。一緒にいるときはほとんどべったりです。
それだけ賢いと、恐らく・・・いや間違いなく本人(犬)は「自分は人間」と思っています(笑)そう思う、トイプードルの飼い主さんは多いのでは無いでしょうか。
うちの子は一緒に寝ていますが、枕が必要です。きちんと枕でお布団をかけてから寝ます。
夜中にトイレに行ってもどって来たら私の顔をポンポンと叩いて「お布団をあけて~」といってお布団に入ってきます。我が子ながらに教えてもないのにすごいな~と感心します。
その正反対で、私の従兄弟の家にいるトイプードル(アプリコット・オス・8歳)はとにかくわんぱくで、無駄吠えはしないものの好奇心旺盛。遊ぶの大好き。おもちゃを投げて遊び出すと軽く100回以上。ほぼエンドレスで遊んでくれと言います。
じっとしてるのが苦手なので常に走り回っていて、ゆっくり抱っこすらさせてくれません(笑)何でも食べてしまう悪い癖があり、今まで3回も開腹手術をうけています。おそらく幼少期のしつけにも問題があったんだろうとは思いますが、飼い主のストッキングやら噛み砕いたワンコ用のボールなどがお腹から出てきた時は従兄弟もびっくりしたそうです。
もともと狩猟犬ですから、好奇心も旺盛で活発なのは共通しますが、さすがに何でも食べてはいけませんよね。
最近はその子も年齢的なこともあり、だいぶ落ちついたみたいですが、同じトイプードルでも性格が全然違う子もいるということも知っておいてほしいなと思います。
ただ、どんな子でも小さいころから飼い主さんがしっかり「しつけ」をしていれば問題ないと思います。
20代 女性 きらり