ボルゾイの子犬を飼いたい!
ボルゾイの購入を考えている飼い主さんは、まずボルゾイの子犬を迎えるための準備をしましょう。
ボルゾイは、暑さに弱い犬種なので室内飼いが適しています。ボルゾイは超大型犬に分類されており、子犬の時から体が大きめです。成犬になるとより大きく成長していくため、ストレスを溜めないようにするためにも広々とした環境を用意しておきましょう。
また、ボルゾイを飼う時は、他の動物と一緒に飼うことは避けた方が良いと言われています。狩猟犬として活躍してきたため、他の動物を追いかけまわしてしまう可能性があるためです。
もし、他の動物と一緒に飼う場合は、子犬の時期から他の動物と関わりを持つようにしてよく慣らしておきましょう。
ボルゾイの子犬を飼うには
ブリーダーから
ボルゾイの子犬は、ブリーダーから購入することがほとんどです。ボルゾイのブリーダーを選ぶ際は、犬舎を見学させてくれるかどうかや親犬や兄弟犬の健康状態などを確認してください。
また、ワクチン接種の有無や子犬を迎え入れた後も、飼育について相談に乗ってくれるかどうかなどもブリーダーを選ぶ時の基準となります。ペットタイプのボルゾイの子犬をショータイプと偽り、高い値段で取引するブリーダーもいるようなので、ブリーダーを選ぶ際は注意してください。
ボルゾイは珍しい犬種なので、詳しい知識がある専門のブリーダーがおすすめです。ブリーダーとしっかりコミュニケーションをとり、優良なブリーダーかどうかを判断した上で購入しましょう。
ペットショップ
ボルゾイの子犬は、日本ではあまり繁殖されていないため、ペットショップで出会えることはあまりないかもしれません。ペットショップの中には、店頭にはいない子犬を探してくれるサービスを行っているところもあります。
必ず見つかるとは言い切れませんが、ペットショップでボルゾイの子犬を購入したい飼い主さんは、ペットショップに直接相談してもみても良いかもしれません。
里親
ボルゾイを飼うための選択肢の1つに里親があります。保健所や動物愛護センターなどの公共機関の他に、ボランティア団体などでも里親を募集しています。
ボルゾイは元々飼われていることが少ない犬種です。ボルゾイの里親の募集自体が少なく、募集していたとてもすぐに新しい飼い主さんが見つかる傾向にあります。
もし、里親を募集しているボルゾイがいたら、保護されている理由や病気の有無などを確認して、責任を持って迎えることができるかどうかをもう一度考えてみましょう。子犬にこだわらずボルゾイを飼いたい方は、一度里親について考えてみてください。
ボルゾイの子犬の値段
ボルゾイの子犬をペットショップで購入する場合の平均価格は、実際に店頭ではあまり販売されていないため定かではありません。また、ペットショップで見つけたとしても、希少価値があるため、高値で販売されていることが多いようです。
一般的にペットショップでの子犬の販売価格には通常、流通コストや人件費、手数料などの経費が上乗せされているので、ブリーダー購入する価格よりも高額になる傾向にあります。もし、ペットショップでボルゾイの子犬を取り寄せる場合は、事前に値段を確認しておくと安心です。
なお、ボルゾイの子犬をブリーダーから購入する場合の平均価格は、約20万円と言われています。値段は、見た目や血統の他に、毛色や模様の配色などによって変わります。ショータイプのボルゾイの子犬は、ペットタイプよりも値段が高くなり、中には50万円以上の値段で販売されるボルゾイもいるようです。
ボルゾイの子犬のブリーダー5選
1. 浅倉奈美江ブリーダー
ドッグショーや訓練などに積極的に参加している、ボルゾイ専門のブリーダーです。健康面や衛生面に細心の注意を払いながら、性格や容姿にも気を配ったブリーディングを行っています。親犬や兄弟犬などと一緒に生活をしているので、社会性が身に付いたボルゾイの子犬を迎えることができます。
2. 武田ひろみブリーダー
動物病院に勤めた経験を活かして、医学的知識を応用した飼育を行うボルゾイのブリーダーです。獣医と連携を取りながら、最新の医学を反映した最善の飼育方法によるブリーディングを行っています。
なお、ボルゾイの子犬を家庭に連れて帰った後も、質問や相談に親切に応じてくれるので、ボルゾイを初めて飼う方にもおすすめです。
3. 細川葉子ブリーダー
家庭で飼育しているような環境を整えて、ボルゾイの子犬のブリーディングを行っています。ペットシーツでのトイレトレーニングの他、ウォーターボトルと平置き容器の両方で水を飲めるようにするなど、家庭に連れて帰った後、ボルゾイの子犬がスムーズに生活を始められるようにしつけをしています。
4. 安部啓子ブリーダー
ボルゾイの子犬のみではなく、親犬にも愛情をいっぱい注ぐことを大切にしているブリーダーです。家庭犬訓練士やペットアドバイザー、トリマーの資格を持つスタッフがいるので、ボルゾイのしつけやケアについて知りたいことがあればアドバイスをしてもらえます。
また、食育にこだわっており、しっかりと栄養管理をして健康第一にボルゾイの子犬の飼育を行っています。
5. 大石家世美ブリーダー
こちらのブリーダーは、オーナーハンドリングでドッグショーにも出ており、数多くのチャンピオン犬を輩出してます。ボルゾイの子犬の健康面や質を意識しており、無理な交配は行なっていないため安心して購入することができます。
なお、出張費用はかかりますが、東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬であれば出張販売も可能です。
ボルゾイの子犬について
性格
ボルゾイは、温厚で静かに人に寄り添うことが好きな落ち着きのある性格をしています。一方で、猟犬としての気質も持ち合わせているため、他の動物を見つけると急に走り出して追いかけまわすこともあるようです。
一般的に子犬は、犬種によって生まれ持った性格があります。生まれ持った性格に加えて、飼い主さんがどのように関わっていくかによって、犬の性格が形成されていきます。ボルゾイの持つ穏やかな性格を活かすためには、子犬の時期からしっかりと愛情を注ぎ社会性を身につけること意識しましょう。
毛色
ボルゾイの子犬の毛色は、ベースのホワイトにレモンやグレー、ブラック、クリームなどの斑点があるものが主流となります。その他にも、ブラックやホワイトの単色や、ゴールド、レモン、レッド、セーブル、シルバーなどがあり毛色のバリエーションが豊富です。なお、ホワイト系のボルゾイの子犬は人気があります。
体重
ボルゾイは、超大型犬に分類されており、生まれたばかりの赤ちゃんでも体重が約500グラムほどあります。生まれたばかりの小型犬は約100~200グラム、中型犬では約200~300グラムと言われています。他の犬と比べてみても、ボルゾイは赤ちゃんの時点で既に大きめです。
生後2ヶ月になると一気に体重が約8キログラムに増え、生後半年には約20キログラムになるようです。子犬の時期に急激な成長が見られるボルゾイですが、その後は緩やかに体重が増えていきます。なお、成犬になるとメスで約27~40キログラム、オスで約35~45キログラムにまで成長します。
運動
ボルゾイの子犬の散歩については、ワクチン接種を全て終えた後、動物病院の指導に従って時間を決めて行いましょう。ボルゾイは子犬から成犬に成長すると、1日2回、最低でも1回に1時間~1時間半ほどの散歩が必要になります。
元々猟犬なので、散歩の途中で少しだけでも良いので、全力疾走できる機会をつくるとボルゾイはストレスを発散することができます。散歩とは別で、定期的にドッグランなどに連れて行き、自由に走り回れる機会をつくるとより良いでしょう。
なお、必要な運動量には個体差があるので、ボルゾイが満足しているか様子を見ながらそれぞれに合った散歩や運動を取り入れてください。
しつけ
ボルゾイは、走ることが得意でその速さは時速50kmとも言われています。また、体が大きいだけではなく噛む力も強いため、他の犬や人に飛びかかった場合、怪我をさせてしまう危険性があります。そうような事態を避けるためにも、ボルゾイを飼う場合はしっかりとしつけを行いましょう。
人や物と触れ合う機会を多く持たせて、社会性を身につけさせるためには、子犬の時期からのトレーニングが大切です。ボルゾイの子犬を家庭に迎えたら、早めにしつけを始めることをおすすめします。
また、ボルゾイは優しく繊細な性格をしているので、怒られるとストレスを溜めてしまいます。ストレスが溜まると、しつけが上手く進まなくなることがあるので、ボルゾイのしつけをする時は、褒めて伸ばすことを意識して行いましょう。
寿命
ボルゾイの平均寿命は、10~12歳くらいと言われています。ボルゾイと同じ系統のサイトハウンド系のサルーキの平均寿命が12~14歳くらいなので寿命はやや短めになるでしょう。
ただし、ボルゾイは寿命の個体差が大きい犬種なので、平均寿命はあくまでも目安としてください。飼育環境を整えて、子犬の時から健康管理や病気に気をつけた生活を心がけましょう。
まとめ
ボルゾイの子犬を家族として迎えたい場合は、ブリーダーでの購入がメインになります。今回紹介した以外にも、全国にはボルゾイを扱うブリーダーがいくつかあります。優良ブリーダーかどうかをしっかりと判断した上で、飼い主さんの条件に合うボルゾイの子犬を見つけてください。
ボルゾイは、超大型犬なので飼育するために広めのスペースがないとストレスを溜めてしまいます。また、運動量も豊富なので飼い主さんの体力も必要になります。ボルゾイの飼育がしっかりとできるのかどうかを確認した上で、ボルゾイの子犬を迎えてもらえればと思います。