犬は昼寝も大好き!睡眠時間が長い理由やベッドで寝ないワケ

【獣医師監修】犬は昼寝も大好き!睡眠時間が長い理由やベッドで寝ないワケ

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犬は夜寝るだけでなく、昼寝もたくさんします。なぜそんなに昼寝が必要なのでしょう?この記事では、犬が昼寝をする理由や睡眠時間が長い理由、昼寝中の夢やいびきについて、そして犬用ベッドを使わないで寝る理由などについて解説します。愛犬が昼寝ばかりして不安な方も、寝顔に癒されている方もぜひ参考にしてみてください。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の昼寝と睡眠時間について

昼寝をするチワワ

初めての愛犬を迎えた方は、「犬ってこんなに寝るの?」と驚いたことがあるのではないでしょうか。さっきまで遊んでいたと思ったら、もうすやすや。散歩から帰ったら、あっという間に昼寝。犬は人間に比べると、睡眠時間が長い生き物です。

犬の睡眠時間は、成犬で12~14時間と言われています。子犬やシニアの場合は、睡眠時間はもっと長くなります。子犬だと20時間近く眠りますし、シニアになると徐々に昼寝の時間が長くなって、最晩年はほとんど寝て過ごすようになります。

睡眠サイクルイメージ

人間より必要な睡眠時間が長いため、犬は頻繁に昼寝をします。でも、意外とぐっすり眠っているわけではなく、昼寝のときは比較的浅い睡眠が多いようです。やはり犬も動物ですから、身を守るために、外部の刺激に対してアンテナを張っています。そのため、よく寝ているように見えても、物音などの刺激で、パッと起き上がり、いつでも対処できる姿勢をとることができます。

犬の睡眠時間で気をつけなければいけないのは、元気な成犬がいつもより長く寝ている場合です。単に天気が悪くて普段より眠いだけかもしれませんが、ひょっとしたら病気や痛みを抱えているのかもしれません。愛犬がいつもより長く昼寝をしている場合は、どこか具合が悪いところがないか、よく観察してみてください。

犬の睡眠時間が長い理由

寝起きの柴犬

野生時代の名残

犬がまだ人間と暮らし始める前の遠い昔は、食べ物を得るために狩りをする必要がありました。野生動物のドキュメンタリーを見るとわかりますが、狩りは必ずしも成功するとは限りません。獲物を見つけても、失敗することもあります。

そのため、狩りに向けてできる限り体力を温存しておく必要があります。そのために犬の睡眠時間が長くなったと考えられています。眠れるときに眠っておかなければいけないので、必然的に昼寝も多くなるのです。

浅い眠りが多い

人間は夜寝るときに朝までずっと眠りますが、犬の場合、眠りと覚醒を繰り返します。夜中に愛犬がゴソゴソしているのを感じることはありませんか?人間は多少眠りが浅くなっても、起き上がったりしませんが、犬は頻繁に起き上がって寝る場所を変えたりしています。

犬の場合、浅い眠りが8割を占めると言われています。いわゆるレム睡眠ですね。人間より圧倒的にレム睡眠が長いので、昼寝をして体を休める必要があるのです。ぐっすり眠るノンレム睡眠で脳を休め、レム睡眠で体を休めます。

犬が頻繁に昼寝をするのは、全体的に眠りが浅いため、長く寝る必要があるからです。

犬が飼い主に添い寝して一緒に寝るのはなぜ?

人間のベッドで仰向けになる犬

せっかく愛犬用のベッドを用意したのに、飼い主と一緒に寝る。そんなこともよくあると思います。

愛犬と一緒に寝るのがとても幸せ!と思う飼い主さんはいいですが、できれば愛犬には自分のベッドで寝て欲しいという方は、ちょっと困ってしまいますね。

犬が自分のベッドで寝ないのは、次のような理由が考えられます。

  • 落ち着かない
  • 室温が快適でない
  • ベッドの場所から外の音が聞こえてうるさい
  • 単純に飼い主と寝たい

愛犬に犬用ベッドで寝て欲しい場合は、ベッドを置いてある場所の環境を見直してみましょう。気持ちよく眠れるとわかったら、ちゃんと犬用ベッドで寝るようになるかもしれません。

ともに生活する飼い主さんと寝る時も一緒でいたい場合は、かわいいものだと思って隣で眠るのもいいですね。愛犬が体を押しつけてくるのは、信頼の表れです。飼い主さんと一緒だと、安心してよく眠れるんでしょうね。

昼寝は自分のベッドで、夜は飼い主さんのベッドで寝る犬もいます。でも、やはり自分のベッドを使わず、昼寝もソファでする子もいますね。昼寝はせめて自分のベッドでしてほしい場合も、やはり環境を見直してあげてください。あるいは、ベッドの材質を変えたり、毛布を1枚置いてあげたりすることで、寝心地が良くなって、ちゃんと自分のベッドで昼寝をするようになる場合もあります。愛犬が犬用ベッドの何が不満なのか、よく観察して気づいてあげてください。

犬が昼寝する時の注意点

夢を見ているときは心配しなくてOK

ぐっすり寝ているポメラニアン

犬が昼寝しているとき、ピクピクと動いたり、少し痙攣するように見えることがあります。これは、夢を見ているときに現れる動作です。

犬も人間と同じように夢を見ます。人間の夢ほど複雑ではなく、走ったり食べたり、時にはこわいものに出会ったりと、比較的単純な内容が多いようです。

体を動かす夢を見ているとき、犬はピクピクと体を動かしたり、軽く痙攣するような仕草を見せます。時には、唸るような声をたてたり、軽く「ワンッ」と吠えたりすることもあります。こういう時、つい心配になって起こしたくなりますが、寝ているのを邪魔するのはよくありません。そっと寝かせてあげましょう。

いびきが頻繁な場合は獣医さんへ

心配なのは、痙攣よりむしろいびきです。鼻ぺちゃの犬種はいびきをかきやすいですが、それ以外の犬種で、頻繁に長い間いびきをかく場合、病気の可能性があります。できれば、いびきをかいて昼寝しているときの動画を撮影して、獣医さんに相談しましょう。

夜寝ないのは昼寝のせいじゃない

また、犬が夜寝ない場合、昼寝のし過ぎでは?と考えがちですが、理由は別にあります。昼間の運動不足で体力が余っていたり、引っ越しなどで環境が変わったりした場合、夜寝ずにわんわん吠えることがあります。

夜寝ない場合は、原因を取り除いてあげてください。昼寝をさせない、昼寝の邪魔をするなどは、かえって犬のストレスを高める結果になります。夜きちんと落ち着けるように、昼間は十分運動させてあげてくださいね。

まとめ

ソファで眠る犬

犬は人間に比べて眠りが浅いため、昼寝をたくさんすることがわかりましたね。犬もやはり動物なので、身を守るために浅い眠りが多いのです。

また犬用ベッドで寝ない理由は、主に環境にあるようです。もし、愛犬が犬用ベッドで寝ないことに困っているなら、ベッドの置き場所を考え直してみましょう。静かで落ち着けて、室温が快適な場所を探して、ベッドを置いてあげるといいですね。

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